こんにちは、スイーツ大好き系ライターのもーりーです！

スイーツを語る上で欠かせないもの、それがみんな大好きチョコレート。濃厚な甘みをそのまま味わうのもいいですが、ケーキやムース、ドリンクにしてもめちゃくちゃ美味いですよね。

よく「カカオ70％、80％、90％」と聞きますが、チョコレートってどうやってできるのか知っていますか？「そもそもカカオって何ぞや？？」って方も多いのではないでしょうか。

今回お伺いしたのは、沖縄県産の素材を活かしたチョコレートを作る「OKINAWA CACAO」。チョコレート作り体験を通して、よく知っているチョコレートの知られざる魅力を学んできましたよ。

那覇空港から車でおよそ2時間、やんばるの大自然と澄んだ空気、そして静かな大宜味村田嘉里の集落の中に「OKINAWA CACAO FACTORY & CAFE」はあります。

集落に溶け込んだお店は、懐かしさと新しさが入り混じった不思議な雰囲気。

インダストリアルな空間の中に鮮やかな木の色合いが映える店内。カウンターの上にはさまざまなチョコレート菓子が並んでいます。

ガラス張りの向こうはチョコレート工場。自慢のチョコレートが出来上がる工程を見ることができますよ。

チョコレート作り体験をするのは2階のカフェスペース。

テーブル席の奥には座敷席があり、静かな空間でゆっくりと過ごすことができます。カウンター席からはのんびりとした集落の景色を眺めることも。

今回チョコレート作りを体験するのはFeel Crewのゆいみにーさんです。

「カカオ多めのほろ苦いチョコレートが好き」と彼女もチョコレート好き。素材からチョコレートを作るとあってワクワクした様子でしたよ。

チョコレートの作り方を教えていただくのは店長の駒井さん。今回は特別に農園で採れたばかりのカカオを持ってきてくれましたよ。この中に詰まっている豆がチョコレートになるんですね〜。

「いい素材を用意したので、美味しくなるかは腕次第ですよ！」と駒井さん。

シンプルなチョコレートなら、食材は主にカカオ豆、カカオバター、きび砂糖の3つ。使うカカオや砂糖で、チョコレートの風味も変わるのだそう。分量をしっかり量って、お好みのカカオ分のチョコレートを作ります。

まずは手作業でカカオ豆の殻を取り除きます。一粒一粒丁寧に…。

カカオ豆の下準備が済んだら重要アイテム「よめっこさん」の登場。この機械でカカオ豆を細かく砕いていきます。

溶かしたカカオバターを混ぜるとしっとりとしたペースト状に。チョコレートの甘い香りに誘われて一口味見をしてみると。

「あ、苦い…」

これがカカオ本来の味なんですね（汗）

と、カカオを十分に味わったら細かく挽いておいたきび砂糖を投入。しっかり混ぜ込むと、よく知ってるチョコレートの味になりました。

改めて味見したゆいみにーさんも嬉しそうな表情。

仕上げのテンパリング。1℃でも適温を超えると最初からやり直しになってしまう繊細な作業です。慣れているスタッフさんでもここで失敗してしまうことがよくあるんだとか。

温度計で何度も測りながら、慎重に作業を進めていきます。

型に流し入れてトッピングしたら、冷蔵庫で20分ほど冷やして手作りチョコレートの完成。

「チョコレート作りってこんなに手間がかかるんですね」とゆいみにーさん。「毎日一欠片ずつ大事に食べたい」と愛情たっぷり練り込んだチョコレートに大満足の様子でしたよ。

体験料は1人4,500円。日程はOKINAWA CACAOさんのインスタグラムからチェックしてくださいね。

体験が終わったら、スイーツとドリンクでのんびりカフェタイム。

オーダーしたのはパッションフルーツの酸味と濃厚なチョコレートがマッチした「パッションフルーツのムースショコラ560円」と月桃の香りが爽やかな「チョコレートドリンク（月桃チョコレートベース）610円」。

「チョコレートを通して地域の魅力を伝えたい」そう語るのはオーナーの川合さんです。ここにお店を構えたのも、集落の生活に触れて地域の魅力に気づいてほしいからなのだそう。

6年前からカカオの栽培にも挑戦していらして、昨年ようやく収穫できるようになったのだとか。

「チョコレートは世界がマーケット。いつかは沖縄県産のチョコレートをパリのサロン・ド・ショコラに出品したい」

世界中が沖縄に、やんばるに注目する日も近いのではないでしょうか。

［基本情報］OKINAWA CACAO FACTORY & CAFE
住所／沖縄県国頭郡大宜味村田嘉里555
電話／050-5241-8152
営業／09：00〜18：00
定休日／火曜
駐車場／あり
Wi-Fi／あり
クレジットカード／可
https://www.instagram.com/okinawacacao/