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観光

2022.07.15

絶景にビーチ、グルメも堪能!ココロ癒される南城市バス巡りの旅

​​自然豊かな海と山に囲まれた、県内屈指の風光明媚なエリア「南城市」。沖縄本島南部に位置し、那覇空港から車で約50分のところにあります。

神の島と呼ばれる「久高島」や世界遺産である「斎場御嶽(せーふぁうたき)」などの文化遺産、貴重な歴史・文化史跡がたくさんあります。

今回は、観光地としても魅力的な南城市へのバス旅をご紹介します。

のんびりと目的地を目指すバスの旅は、車窓も存分に味わうことができます。また、ハンドルキーパーも必要ないので、絶景を見ながらオリオンビールを堪能することもできますよ。

出発は那覇市泉崎にある「那覇バスターミナル」から

今回の旅はまず、那覇市から南城市役所を目指すため、那覇市泉崎にある那覇バスターミナルから出発します。

那覇バスターミナルは、長距離バスが多数発着する沖縄の主要ターミナル。沖縄都市モノレールの「旭橋駅」と直結しているので、那覇空港からの移動も便利です。建物にはコインロッカーやコンビニ、喫煙所やカフェなどが併設されています。

各バスのりばの時刻表はわかりやすい電光掲示板で表示されています。南城市役所へは7番バスのりばから東陽バスの37番「那覇新開線」へ乗り込みました。

南城市役所までは、他にも以下の路線がありますのでご参考ください。

【6番バスのりばより】
沖縄バス
39番 南城線下り那覇バスターミナル発着 南城市役所向け

沖縄バス
40番 大里線下り南城市役所向け

(※2022年7月現在の情報です)

那覇バスターミナルから南城市役所までは、およそ1時間のバス旅となります。

今回乗った37番の東陽バスの車内はレトロな雰囲気で、なんだか子供の頃にタイムスリップした気分。車窓をのんびり眺めながら、目的地の南城市役所前まで向かいました。

市内をくまなくめぐる「Nバス」で南城市巡りスタート

南城市に到着後は、南城市役所を起点として市内を循環している「Nバス」を利用します。

まずは南城市役所1階共有スペースの案内カウンターへ。こちらで、Nバス娘(通称:えぬむす)さん達が時刻表を見ながら優しく丁寧に教えてくれるので、初めてでも安心です。

路線がA〜Hまであり、観光スポットへはA、B、Cが便利だと教えていただきました。

【A路線】知念・佐敷一周線:市内東部を周回する路線。斎場御嶽、あざまサンサンビーチ、新原ビーチへ行くのに便利なコースです。

【B路線】ニライカナイ橋・つきしろ線:ニライ橋・カナイ橋を通り、斎場御嶽・あざまサンサンビーチなどを周るコースです。

【C路線】玉城・大里一周線:市内西部を周回する路線です。奥武島、おきなわワールド玉泉洞などの観光地を周ります。

南城市役所内にある「沖縄バス南城出張所」でNバスの1日乗車券を購入。

チケットのデザインは、南城市にある架空の水族館を舞台にしたアニメ「白い砂のアクアトープ」。電子チケットも購入可能ですが、今回はアニメのデザインがかわいいのでこちらを選びました。

アニメの舞台になった聖地を巡礼をするのも楽しそうです。

※1日乗車券: 大人 700円 / 中高校生 500円 / 小学生 350円 (※未就学児無料)

今回はまずA路線へ乗って、新原(みーばる)ビーチへ行くことにしました。

可愛らしいなんじぃが描かれた小さめの「Nバス」がやってきます。なんじぃとは、ハートの形をしている南城市の地形をモチーフに生まれたキャラクター。Nバスだけでなく、南城市の至る所で見かけます。

Nバスの車内では、アニメ「白い砂のアクアトープ」や、南城市を紹介する動画が流れています。

さらに耳をすませると、バス停を知らせるアナウンスも面白く、南城市にゆかりのあるタレントさんや地域の方が担当されているようです。地元小学生の元気な声でバス停にちなんだ説明を聞くことができました。

ハッとする青と白のコントラスト!新原ビーチの絶景に酔いしれる

最初の目的地、沖縄県南城市玉城にある新原(みーばる)ビーチへ到着。最寄バス停は「新原ビーチ」。バス停から徒歩すぐで、ハッとするほど美しい青いグラデーションの海が目の前に広がります。

新原ビーチは遠浅なので、夏の大潮の干潮時には、約1Km先のリーフまで歩いていくこともできます。

シャワー、売店、レストラン、貸しボートなど設備も充実。グラスボートに乗れば、色鮮やかな熱帯魚が迎えてくれます。

新原ビーチの海岸は、隣の百名ビーチまでおよそ2km続きます。心地よく奏でる波の音を聞きながらビーチを歩きます。

まるで楽園への入り口のような景色など、どこを切り取っても絵になります。のんびり散策すると、お気に入りの風景を見つけられるはず。

[基本情報]新原ビーチ
住所:沖縄県南城市南城市玉城百名1346
電話:098-948-1103 みーばるマリンセンター
営業時間:8時30分〜17時(5〜9月は〜17時30分)
駐車場:有料あり(1日500円)

ネパールカレーのお店「食堂かりか」で海と空とランチ

青い海と空と共にランチを食べられる最高のロケーションのお食事処「食堂かりか」。

波打ち際まですぐそこ、客席は完全オープンスペースという自然を満喫できる本格ネパールカレーのお店です。

ネパール出身のシェフがソースも全て手作りするカレーのほかに、サモサやチャパティなどサイドメニューも充実しています。

照りつける太陽の下でも、一歩影へ入ると涼しい海風が吹いています。CMに出てくるようなロケーションを前に、ビールを飲む以外の選択肢はありませんでした。

食事を待っている間にくーっとオリオンビールで乾杯!乾いた喉を潤します。

運転する必要がありませんので、お酒を飲んでも安心です。これぞバス旅の醍醐味ではないでしょうか。

今回注文したのはキーマエッグカレー 950円(左)とほうれん草チキンカレー 1,000円(右)。

夏野菜のオクラ添えのライスと、マイルドな味わいのネパールカレーをいただきました。

サイドメニューのサモサは小麦粉で作った皮で、スパイシーな具を包んだスナック。インドやネパールの定番おやつです。 サクッとした食感でスパイスの風味を感じるサモサは、ビールとの相性抜群でした。

[基本情報]食堂かりか
住所:沖縄県南城市玉城百名1360
電話:098-988-8178
営業時間:10:00~20:30 
​​定休日:水曜日
駐車場:有
https://shokudokalika.com/

緑豊かな丘の上の古民家で営む紅型雑貨「虹亀商店」

南城市知念にある沖縄の伝統工芸紅型雑貨を扱う「虹亀商店」は、緑豊かな丘の上に佇んでいます。沖縄が好きという想いから、紅型をデザインから制作まで手掛けるようになった紅型作家の亀谷明日香さんのお店で、可愛らしいのぼりが目印。

最寄りのバス停は「知念小学校前」、もしくは「県営知念団地前」になります。

中へ入ると、思わず「可愛い〜」と声が漏れてしまいます。店内はカラフルな紅型雑貨が並び、時間を忘れてしまいそうなほど、見とれてしまいました。

沖縄の植物や動物をモチーフに描かれた作品は、どれも素敵です。

手ぬぐいやトートバックにお財布、マスキングテープやシールなどを眺めていると時間を忘れてしまいそう…。なかでもやさしい光を灯してくれる、琉球行燈に心惹かれました。

[基本情報]紅型雑貨「虹亀商店」
住所:沖縄県南城市知念字吉富サウジ原 335-1
電話:090-8293-1138
営業時間:11:00~17:00 
​​定休日:木曜日
https://nijigame.com/

間違えてもなんくるないさ〜。海を見ながらのんびりと目的地へ

ここでうっかり、降りるバス停を間違えてしまうハプニングが。

次のバスを待ってもいいのですが、お天気もいいので歩くことにしました。思いがけず歩くことになっても、道路沿いに見える爽快な景色を見ながら目的地を目指すことができます。

ちょうど下り坂なので、歩くのも楽ちん。海を横目に見ながら、次の目的地「知念岬公園」を目指します。

歩く場合は、帽子や日傘の準備をし水分補給を行い、熱中症に気をつけてくださいね。

太平洋が一望できる絶景スポット「知念岬公園」

知念岬公園は、三方を海に囲まれ太平洋を一望できる大パノラマスポット。神の島「久高島」や無人島の「コマカ島」を海の向こうに見ることができる沖縄屈指の絶景スポットのひとつです。

敷き詰められた芝生がハートマークに刈られていたり、ハートのオブジェや、南城市のシンボルがところどころに散りばめられています。

[基本情報]知念岬公園
住所:沖縄県南城市知念字久手堅
電話:090-8293-1138
​​定休日:なし
駐車場:あり

なんじぃグッズもたくさん!特産品やお土産も揃う「南城市地域物産館」へ

知念岬公園の入り口側には、南城市地域物産館があります。

南城市の特産品やお土産が手に入ります。かわいいなんじぃやアニメ「白い砂のアクアトープ」のオリジナルグッズが勢ぞろい。

ここでしか手に入らない、久高島の商品や手作りの伝統工芸品など品揃えが充実しています。

となりの「がんじゅう駅・南城」には観光協会の事務局もあるので、南城市の観光情報をチェックしてみるのも良さそう。

観光スポットの斎場御嶽(せーふぁうたき)のチケットもこちらで購入できます。

復帰50周年の節目ということで、南城市にゆかりのある沖縄バヤリースの商品が涼しげにケースに並んでいました。

沖縄のバヤリースオレンジは、沖縄県外の商品と味が違うのをご存知ですか?

1950年頃から沖縄でバヤリースオレンジの生産がスタートしました。当時沖縄はアメリカ統治下にあったため、アメリカからオレンジ濃縮ベースを輸入して生産されていました。

これに対し、沖縄県外ではアメリカで作られた濃縮ベースの入荷が困難で、日本の柑橘類を使って作られ、時代と共に味が変化していったのだとか。一方、沖縄のバヤリースオレンジは、生産開始当初からほとんどレシピは変わっていないそうです。

そのため、沖縄と県外のバヤリースオレンジは味が違うのですね。

期間限定の懐かしい瓶入りのバヤリースオレンジにするか迷いましたが、かなり汗をかいたので今回は、バヤリースを使ったシャーベットで涼をとることに。可愛いなんじぃのイラストを描いてもらえました。

お昼寝中の可愛い猫をみながらひと休み。ここで南城市を巡るバス旅はおしまいです。

再度南城市役所まで戻り、那覇行きのバスにのります。朝11時に出発して南城市の観光を満喫し、夕方には那覇に戻るプチトリップが楽しめました。

[基本情報]南城市地域物産館
住所:沖縄県南城市知念久手堅539
電話:098-949-1667
営業時間:9:00〜18:00 
​​定休日:なし
駐車場:あり

バスにゆらゆら、揺られて移動する南城市のバスの旅。夕方には買い物帰りの地元の方や学校帰りの学生、子供たちも利用しているので、沖縄の生活に溶け込んだ気分にもなれます。混み合ってきたら、席は譲り合いながら利用しましょう。

時間通りバスは来るのかな?と不安のある方も心配ご無用!思ったよりも時間通りバスはやってくるので、安心してスケジュールも立てやすいです。

レンタカーを借りなくても、ローカルバスを利用して観光地をめぐり、車窓や車内アナウンスも楽しめる旅ができます。時には時間を気にせずに、気のむくままバス旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

[バス旅情報]

■沖縄本島路線バス&ゆいレール総合案内システム
「のりものNAVI Okinawa」
https://www.busnavi-okinawa.com/top/

■Nバス公式サイト
https://nbus-nanjo.jp/
時間表、路線図、切符の買い方など

■南城市の観光ポータルサイト「らしいね南城」
https://www.kankou-nanjo.okinawa/

■Nバス娘
https://www.nmusu.com/

この記事を書いた人オオシロ ジュンコ
沖縄出身那覇在住の地元民。ビール大好き、猫好きです。地元民だからこそ知る沖縄の魅力を伝えていきます。只今、カメラ勉強中。趣味はハワイアンフラ、食べ歩き、バレーボール。特技は「人見知りしないこと」です。 このライターの記事一覧

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