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2019.08.02

泳げなくても沖縄の海を楽しめる!「SUP」初体験で感じた魅力を解説

沖縄移住7年目、恵まれた自然を横目に日々パソコンと向き合うライターふっさんです。

沖縄旅行のマリンアクティビティでは、ダイビングやシュノーケリングが人気。これらの体験では海に飛び込んで直接自然と触れ合えるので、沖縄の海を存分に満喫できます。ただ一方で、泳ぐのが苦手な方が存分に楽しめなかったり、ツアーが活動的で海でのゆるやかな時間を味わえなかったりすることも…。

そこで今回は、近ごろ人気が高まりつつあるマリンアクティビティ「SUP」を紹介します。どうやら泳ぐのが苦手でも楽しめる上に、いろんな楽しみ方があるそう。真偽を確かめるべく、人生初SUP!

まずはSUPについて説明します。

ハワイ発祥!マリンアクティビティ「SUP(サップ)」とは?

SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略で、大きなボードの上に立ってパドルで漕ぐマリンアクティビティのこと。通称立ち漕ぎボードとも呼ばれます。

発祥の地はハワイで、当初は海だけで楽しむスポーツだったようですが、現在は川や湖でも行われます。

SUPで使う主な道具は、ボードとパドルの2点。

ボードは長さ3メートルほどの大きくて浮力のあるものを使用します。サーフボードと似ているものの、初体験でもボードから落ちることは少ないようです。パドルはほとんどが重さ1キロほど。素材によって異なりますが、軽々と扱えるでしょう。

ここからは実際にSUPを体験して、手順や様子をお伝えします。

SUPツアーの主な流れを紹介!

今回は、沖縄本島西海岸地区の読谷村長浜に店舗を構える「sup porolia」のツアーに参加しました。多くのお店では、事前にネットか電話での予約が必要です。

ショップに到着したら、まず受付を行います。店舗を構えないツアーの場合は、ビーチ近隣で合流・受付することがあるようです。

受付で記入する用紙には、個人情報だけでなく現在の体調に関する記入欄もあります。安全に楽しむ為、入念に確認して正直に回答しましょう。

続いて、着替えを行います。

SUPツアーの際には、以下の3点を着用します。

①ライフジャケット
海に落ちても、溺れないようにするため
②マリンブーツ
岩やサンゴから足を守るため
③ウェットスーツ(任意)
日焼け防止、体温低下防止、露出防止のため

着替えを終えたら、ビーチへ向かいます!

すぐに実践ではなく、まずはビーチでボードの立ち位置やパドルの持ち方・漕ぎ方などを教わります。

「野球部で補欠だった、運動音痴の僕でもSUPを楽しめるかな…」と懸命に聞きます。

緊張と興奮を胸に抱え、いよいよ海へ!

運動音痴でも楽しめる?SUPを初体験!

まずは入水し、正座の状態でボートの上に乗ります。

sup 体験

体がボードの中心部にくるように微調整…

sup 体験

すんなり乗れました!

しばらくは正座や膝立ちの状態で、パドルを使って漕ぐ感覚、ボードに乗る感覚を馴染ませます。

sup 体験

座っている分安定しており、カヌーのような乗り心地を感じました。取材日はあいにくの曇り空だったものの、晴れていたら既にほのぼのできそう。

直進・旋回を繰り返し、ある程度パドルの使い方やボードに乗る感覚を知ったところで、ガイドさんから声がかかります。

「今はSit Down Paddle boardの状態。そろそろStand Up Paddle boardしていきましょう!」

少しドキドキしながら、ビーチでのレクチャー通りに足を移動。恐る恐る膝を伸ばして立ち上がってみると…

sup 体験

立てました!案外すんなり安定しました。大きくて浮力があるボードを使用するので、初体験でもほとんどの方が立てるのだそうです。

ただ、最初のうちは「落ちないように…」と緊張するかも。

sup 体験

立ってしばらくは、写真のように参加者同士が急接近することも。

sup 体験

それでも次第にスムーズな方向転換ができ、ひと漕ぎで長距離進めるように。思い通りに漕げるようになり、楽しくなってきました!

また、遠くを眺める余裕が出てきます。このタイミングで、周辺の自然についてガイドしてもらえました。

sup 魅力

海水浴では行けない場所にSUPで行き、普段は見られない光景を目の当たりにすると、冒険しているような感覚を味わえ、胸が高鳴ります。

 

ここでさらにSUPに慣れるべく、いくつか練習プログラムを行いました。

sup ジャンプ

今回のツアーで行ったプログラムは、ボードを左右に揺らして波を作る練習や、ボードの上で足を進めたり戻したりする練習、ボードの上でジャンプする練習など。これらを練習するとより安定感が生まれます。

もちろんゆったりと漕いで、海での時間を満喫しても大丈夫です!

sup ピボットターン

アクティブな体験を希望すれば、大技も教えてもらえます。

ただし油断すると…

sup 失敗 sup ミス

このように転落することもあるため、ご注意ください…。

sup 体験

それでも泳ぐ必要はありません。一度海に落ちると、恥ずかしい一方で緊張感がほぐれ、もっと伸び伸びと楽しめるかもしれません!

 

ひとしきり遊んで終わりの時間になったらビーチへ上陸。ショップに戻り、シャワーを浴びて着替えます。

sup ショップ

店舗にはドライヤーが置いてあることが多いため、この後予定がある女性でも安心。

sup 写真

ツアーによっては体験中に撮影してもらった写真を、最後にデータ転送してもらえます。

これにて終了、解散となります。

初体験して体感したSUPの魅力とは?

実際にSUPのツアーに初参加したことで感じた魅力を3つ紹介します。

①泳げなくても気軽に楽しめる

sup ボード パドル

SUPのボードは思っていた以上に安定感があり、初心者でもよほどチャレンジしなければ海に落ちることはないと実感しました。座っていれば、まず落ちないでしょう。

基本動作はシンプルで、パドルを使って漕ぐのみ。この気軽さも、運動が苦手な僕にとっては嬉しいポイントでした。

②時間・場所によって違う景色を堪能できる

sup 夕日 ナイト 夜

沖縄らしい青々とした空や、夕方のオレンジの空、星いっぱいの夜空など、時間によって変わる景色を眺められるのがSUPの魅力だと感じました。さらに、体験する場所によっても違う景色が望めて、飽きずに楽しめるでしょう。

沖縄旅行に訪れるたびに時間や場所を変えて体験すると、新鮮な気持ちで楽しめそうです!

③自分のペースで、様々な方法で楽しめる

sup ツアー

今回のツアーではアクティブなシーンを多く取り上げました。ただ一方で、より遠くを目指してクルージングするもよし、寝そべって空を眺めるもよし、ヨガをするもよし、波に揺られて波の音に癒されるもよし。ひとえにSUPと言っても、多様な楽しみ方があることを体感しました。

もしあらかじめ「こんな楽しみ方をしたい!」と決まっているなら、ツアー前に伝えておくと、要望に沿ったツアーをしてもらえるはず。

 

このほか、多少雨が降っても楽しめることもSUPならではの特徴だそう。どうやら雷がなく、風速7m/sを越えなければ、ツアーが可能なようです。

マリンアクティビティはダイビングやシュノーケリングだけではありません。ぜひ様々な角度から沖縄の海を楽しんでください!

sup porplia

[基本情報]SUPのお店POROLIA
住所:沖縄県中頭郡読谷村長浜307番地
電話:098-955-2727
営業時間:9:00~21:00
定休日:年末年始
駐車場:あり
https://www.xn--cck6fobl.jp/

sup ボード パドル
この記事を書いた人ふっさん
沖縄に移住して10年目に突入。島のゆるやかな空気に癒やされながら暮らしています。 好きな場所はやんばる、好きな陶器はやちむん、好きな沖縄方言はアチコーコー。 このライターの記事一覧

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