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食事

2023.07.04

南城市でアフリカの定番家庭料理やコーヒーが楽しめる「HARVESTMOON coffee&wine(ハーベストムーン コーヒー&ワイン)」

ハーベストムーン

こんにちは!沖縄さんぽ好きのライター小鍋です!日頃よく水筒とおやつをもって沖縄さんぽしています。

今回は、沖縄本島南部の海沿いのまち南城市(なんじょうし)の玉城(たまぐすく)に、新しいお店が出現したのでさっそく行ってみました。

オーナーの下川樹也(しもかわ・たつや)さんは、アフリカと日本を行き来して36〜37年。現地に自分のオフィスも持っているほど強烈な「アフリカ通」で、店内ではアフリカの定番の料理やコーヒー、ティー、ワインなどが楽しめるほか、アフリカ雑貨を購入することができます。

ハーベストムーン

モーニングからディナーまで営業時間が長いHARVESTMOON。カフェ使いからランチ、PC作業など、自分の用途に合わせて観光前後や観光の合間に、好きなように好きなだけのんびり過ごせるお店です。

お客さんのほとんどが地元南城市か他エリアの沖縄の人(うちなーんちゅ)なので、地元でも人気のお店を探している人にもおすすめです。

店内も駐車場も広々!好きな席で好きなだけ食事やカフェタイム

ハーベストムーン

2022年8月7日にOPENした「HARVEST MOON」。お店がある南城市玉城の親慶原(おやけばる)交差点は、近隣にホテルやコンビニ、飲食店が揃う賑わいエリア。お店の向かいはガソリンスタンドという分かりやすい立地にあります。

駐車場は約20~30台停められそうなほど大きめスペース。レンタカーの人も安心♪

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サイクルスタンドやスロープもあります。スポーツサイクリストや車椅子の方など多様なお客様が入店できる設計になっています。

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店内は白と茶を基調としたナチュラル空間。テーブル席、ソファ席、カウンター席などがありますが、筆者がオススメなのはカウンター前のテーブル席。

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オーナー自作の1枚板の大きなテーブル席。ここで旅友や恋人、家族と隣同士おしゃべりするのはいかがでしょうか?

以前に筆者もプライベートで訪れたとき、のびのびと過ごせて気持ちよかったですよ。

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店内のテーブルや椅子、玄関、壁、天井に至るまで、店内のほとんどはオーナーのDIY。

「サーフィン仲間も手伝いに来てくれて嬉しかったですね〜」と顔をほころばせます。

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朝はフレンチPOPSやボサノバのBGMが流れ、お昼前の11時からは70年代のカルフォルニアサウンド。音楽好きにはたまらない選曲が店内を彩ります。

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スマホの充電はこちら。充電している間、南城市のローカルな風景を見ながら旅の調べ物はいかがですか?AC電源、USB電源、Wi-Fi完備。

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隠し部屋ならぬ「レコード&フォトギャラリースペース」。

オーナーがコレクションしてきたレコード達が並びます。音楽や写真が好きな人にはぜひとも訪れてほしい空間。電源もあるので、こちらでもスマホやPC作業、Zoom会議OK。

朝から夜までアフリカ×地元食材が楽しめる!

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朝はコーヒー派というアナタにオススメなのは「タンザニア550円」。オーナー自らアフリカから取り寄せた豆を使用しており、1杯ずつドリップ。

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朝にオススメなのは「フレンチトースト 550円」。南城市の隣町・与那原町(よなばるちょう)の人気パン屋から取り寄せるパンを使用しており、トーストの上にはしっかり甘めの生クリーム。蜂蜜をたっぷりかけて一気に頬張って。

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お店で人気NO.1のランチメニューは、アフリカの定番家庭料理「ビーフカランガ900円」。野菜と一緒に煮込まれたビーフがとろとろで優しい味ですよ。

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地元南城市の豚肉を使った「きびまる豚ステーキ1,300円」。豚のエサにトウキビを与えているため脂身が甘いのが特徴。オーナーのおすすめは「肉は塩を付けて食べてソースはライスにぶっかけ」!

ボリューミーですが、あっさり味なので女性でもペロリといけます。ナスやかぼちゃ、キノコ、にんじんなど、カラフルな地元野菜もたっぷり♪

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香り高いアフリカンティーの「スペアミントブフティー550円」。南アフリカ産のハーブ「Buchu(ブフ)」とスペアミントをブレンド。口の中がスーッと爽快に。

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そのほか自家製シロップのドリンク(各600円)や、15種類のスパイスを配合した「スパイスのカレー1,100円」、「ブッダボウル1,300円」などもあります。

店内メニューは全てテイクアウト可。南城市は海沿いの街なので、海沿いに車を止めてランチタイムもおすすめです。

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店内では南アフリカワインを飲んだり購入もできます。お試しあれ!

アフリカに魅了されて約37年!アフリカへの愛をじっくり聞いてみた!

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アフリカの食べ物や飲み物、雑貨、写真と、アフリカ愛があふれる「HARVESTMOON」。なぜこんなにもアフリカが大好きなのかオーナーの下川樹也さん(63)にいろいろ聞いてみました!

「僕がはじめてアフリカに行ったのは1986年。なんとなく行きたかったから行ったのですが(笑)、アフリカですぐマラリアに感染しちゃったんです。スラム街で死にかけて『何でこんなとこに来たんだろう?』、『俺は死ぬために来たのだろうか?』とか思いました。でも最後に僕が出した答えは『このアフリカの現実を身をもって体験するために僕は来た』」。

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「『だったら俺は死なないな』と思いました。もし生きて帰ることができたら、この現状を世に伝える使命がある。今後の人生はアフリカを伝えるために自分の人生を捧げよう」と決めました。そしたら本当に無事に生還できた。そのあとは、本当にアフリカだらけの人生(笑)。写真集も作りました」。

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この写真は、下川さん撮影。下川さんが拠点とするケニアのキスム市カクエマ村での「ビューティーコンテスト」の時の写真。彼が企画した同コンテストは村の歴史では初の取り組みで、大いに盛り上がったそう。

下川さんは他にも孤児院や学校を建てたり、井戸を掘ったり、ラグビーチームを作ったり、試験農場を興したりと、アフリカでたくさんのプロジェクトを実施しています。

ハーベストムーンは、この下川さんがケニアで行っているコミュニティプロジェクト『Harvest Paradaise(ハーベストパラダイス)』のコンセプトカフェで、まさにハーベストパラダイスの情報発信基地。

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下川さんは大阪出身大阪育ち。36〜37年アフリカと日本を行き来するなかで、現地の人達と喋りながら自らスワヒリ語とルオー語を習得したそうです。

「僕のオフィスがあるケニアだけでも56部族あるんです。大阪と沖縄の言葉の違いなんてもんじゃない。全然違う(笑)。僕はアフリカの言葉をちゃんと学んだことないけど、言葉はちゃんと喋ろうと思わなくて大丈夫。言葉は『伝える道具』。とにかく『気持ち』を伝えたらいい。コミュニケーションツールは相手の心を一瞬で開く大切なものだから」。

お店で売っているサイザルバッグは現地の人々に作ってもらったり、自ら輸入したもの。言葉の壁を乗り越えるとこんなに鮮やかなバッグ達と巡りあうことができるのでしょう。

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「大体の人は、何かやりたいことがあっても実際に行動できない。それは『きっと上手くいかないだろう』と思っているから。でも違う。やってみれば必ず助けてくれる人が出てくる。呼び寄せられたように人も集まってきて、必要なモノもお金も自ずと集まって来る。だから『やらなきゃいけない』じゃない。やりたいかどうかですね。動けば必ず、自分が想っていた先の設計図と最終的に出会う」。

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下川さんが沖縄に移住するきっかけとなったのは、子供(長男)の友達が沖縄でお店をやっていて、一緒に沖縄に遊びに来たこと。

「沖縄は遠いと思っていたけど、近いし、安くで来れるのが分かった。2ヶ月後に89歳の母を連れて移住しました」。

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「沖縄は時間の流れがゆっくり。大阪ではいかに効率良く生きるか考えてた僕が、いま沖縄の風、雨、葉の自然の魅力に惹かれている。それが沖縄。時間やタイミングは全て決まっていて、少しでも何かズレていたら、南城市玉城の親慶原じゃなかったら、僕は皆さんと出会えていないし、お店も開くことができなかったんじゃないかな」。

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「僕には計算というものがないんです。全て『直感』。お店をやることも最初はまわりに大反対されたけど、オープンさせてみたら初日からお客さんがいっぱい。今も毎日お客さんが来てくれるし、毎日びっくりするぐらいの出会いがある」。

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「HARVEST MOON」に訪れたらば、お店でモーニングやランチもいいけど、アフリカの話をちょこっと聞くのもいい。

アフリカ愛に溢れたオーナーの話はとってもユニークで面白い話ばかりですよ♪

[基本情報]HARVEST MOON Coffee&Wine
住所/沖縄県南城市玉城親慶原734-2
電話/070-3802-7342
営業/モーニング7:30~11:00、ランチ11:00~15:00、 カフェタイム15:00~17:30、ディナー17:30~21:00(L.O.20:30)
定休日/月曜日
駐車場多数有、Wi-fi有、禁煙。各種カード、キャッシュレス可

konabeharuka
この記事を書いた人小鍋 悠
沖縄出身、沖縄在住。ことば×音楽のライフワーカー。某テレビ会社とラジオ局勤務を経て、現在ライター&司会者。小さい頃はとにかく図書館が大好きで、大学ではびっしり沖縄民話の調査に当たり「取材」の原点を味わったことから、ライターへ。得意な執筆分野は「沖縄あるある」。趣味はJazzとピアノ。 このライターの記事一覧

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