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2022.06.01

グラスを傾ければやんばるの景色が蘇る 本部町の「伊豆味ガラス工房 うみのおと」で吹きガラス体験に挑戦してきた!

こんにちは、沖縄大好き系ライターのもーりーです!

沖縄旅行の人気体験といえば、吹き竿をグルグル回してオリジナルのグラスを作る吹きガラス体験。お店に並ぶ商品に比べると少し不恰好にはなっちゃいますが、それを使う度にあの時の楽しかった思い出が蘇りますよね。

今回紹介するのは沖縄県の北部、本部町伊豆味の静かな集落の中にある「伊豆味ガラス工房 うみのおと」。店内に並ぶ独創的なガラス製品も素敵ですが、今回はここで一味違った吹きガラス体験に挑戦しましたよ。

工房があるのは、カフェが並ぶ県道84号線から少し外れた集落の中。大きな看板と瓦屋根の古民家が目印です。駐車場は敷地内に1台ですが、手前の空き地にも停めることができますよ。

今回吹きガラス体験をサポートしてくださるのは代表の嶺井さん。ガラス工芸に目覚めたのは、中学生の頃の職場体験で本部町の「やんばるガラス工芸館」を訪れたのがきっかけなのだそう。

「本当は職場体験の後にボーリング場で遊ぶのが目的だったのですが…」と笑う嶺井さん。しかし、1000度以上の窯の中で真っ赤に溶けるガラスに目を奪われ、それからは足繁く工房に通うように。

当初は県内の工房を巡り琉球ガラスをメインに作っていたのですが、もっと自由に芸術的な作品を作りたいと県外へ。そこでベネチアンガラスなどの様々な技法を学び、「うみのおと」にしかない独創的な作品が生まれました。

「器に盛り付けた時、ガラスに光が差した時に表情が変わる。それもガラス製品の魅力です」と嶺井さん。

手がける作品には、どこか絵画のような気品と美しさが見られます。

ということで、早速エプロンとアームカバー、手袋をお借りして吹きガラス体験に挑戦!

まずはガラス体験でよく見る光景。形を崩さないように吹き竿をグルグル回しながら、ドロドロに溶けたガラスのタネをプクーっと膨らませます。吹き込む息の力加減が難しい…。

ある程度膨らんだら、濡らした新聞紙で外側の形を整えます。パチっと飛び散る火の粉にビビり気味の筆者。溶けたガラスって目の前にあるだけでメチャクチャ熱いんですよ!!

形を整えたら、グラスサイズに息を吹き込めるぐらい柔らかくなるまで熱を加えます。この時に窯の中の様子が見えますが、中で赤くなるガラスが水平線に揺らめく夕日のようで幻想的…。これは確かに見入ってしまいますね。

さらに息を吹き込むと徳利のような形に。えぇ…これほんとにグラスになるのか!?

グラスの底を整えて吹き竿を付け替えたら…

ここが綺麗なグラスを作る最重要ポイント!(たぶん…)

もう一回熱を加えて、吹き竿を回しながら専用の器具で口の部分を広げながら形を整えていきます。おお、一気にグラスっぽくなってきましたよ!

あれ、うまく広がらない…。加減を間違えると変な形になったり口がふにゃふにゃになったりで、なかなか理想の形にならないんですよ。自分、不器用ですから…(汗)

まあそこは嶺井さんにサポートしてもらいながら…

完成!!どうですか、色もつけてもらってなかなか綺麗なグラスになったんじゃないですか!!冷めるまで待たないといけないので、受け取りは工房か郵送(有料)で後日。

あ〜早くこのグラスにコーラ入れて飲みたい〜!!

と、そんな吹きガラス体験はお一人3,800円とかなりリーズナブル。正直思った以上に難しかったのですが、完成した時の感動はひとしおでしたよ。やんばる旅の思い出に、ぜひ世界に一つだけの特別なガラスを作ってみてくださいね。

[基本情報]伊豆味ガラス工房 うみのおと
住所/沖縄県国頭郡本部町伊豆味2763-1
電話/090-6867-4621
営業/10:00〜16:00
定休日/火曜
駐車場/あり
Wi-Fi/なし
クレジットカード/可

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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