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食事

2022.04.04

目の前に広がる絶景とスーチカー入りピザを独り占め!南城市の人気店「ピザ喫茶 ミモザの木」

ピザ喫茶 ミモザの木

すてきな景色を眺めながら食べるチーズたっぷりのピザ。清々しい気持ちで胃袋も満足のいく時間を過ごせるピザ屋さんが、本島南部にあります。

山小屋風のお店のつくりも個性的で、「また来たい」と思えるその味と居心地に、たくさんのリピーターが訪れています。

沖縄テイストのピザの秘密はスーチカー(豚肉の塩漬け)とピーマン

那覇空港から車で約40分、南城市佐敷小谷(なんじょうし・さしきおこく)の高台に位置する「ピザ喫茶 ミモザの木」。

店内に入った瞬間から青い空と海、緑の木々の風景が目の前に広がります。大きなガラス張りの窓は足元まで伸びていて、まるで丘の上に立っているような感覚に。解放感いっぱいで、晴れた日は中部エリアの宮城島や伊計島まで見える景観の良さです。

2016年にオープンし、今年6年目の「ピザ喫茶 ミモザの木」。取材に伺った日は平日の午後でしたがお客さまが次々来店していて、多くの人に愛されているお店なのが伝わってきました。

ピザ喫茶 ミモザの木

看板メニューの「小谷(おこく)ピザ」は、沖縄の県産豚と島野菜が具材の特製ピザ。

チーズをぜいたくに使い、具志頭(ぐしかみ)や佐敷(さしき)などの近郊の契約農家から取り寄せる肉厚ピーマン、そしてスーチカーをたっぷりと使用。ちなみにスーチカーとは、沖縄県民にはおなじみの豚肉の塩漬けのことです。

「イタリアではピザにパンチェッタ(豚バラ肉)を載せます。沖縄ならではの食材を使いたい思いから、スーチカーが良いとピンときたんです」と語るのは店長の山入端(やまには)さん。

スーチカーは自家製で、地産地消を常に心掛け「沖縄県産のおいしい食材を全国の人に食べていただきたい」という思いが伝わってきます。

ピザ喫茶 ミモザの木

食べてみると、ちょうど良い塩加減のスーチカーとチーズの相性が抜群! さらに食べ進めると隠れていたピーマンが顔を出し、シャキシャキした口あたりになります。南城市や八重瀬町のピーマンは火を通しても型崩れをしないので、ピザにぴったり合う食材なのだそう。

ふっくらとした厚めのピザ生地にふんだんにチーズを載せ、食べ応えがありそうな見た目の小谷ピザですが、意外にもあっさりと食べられます。1人で一枚食べ切る女性のお客さまもいるそうですよ。

ピザ喫茶 ミモザの木

小谷ピザはSサイズ(約22cm)が1〜2人分でイートイン1705円、テイクアウトは箱代込みで1784円。Mサイズ(約30cm)が3〜4人分でイートイン2805円、テイクアウトは箱代込みで2864円。食べる時間や人数で選んでください。

その他のピザメニューは、ベーコンやポチギ(ピリ辛ソーセージ)が載った「ミックスピザ」。見ただけで食欲が出て、トマトソースにニンニクを利かせたガッツリ食べ応えがあるピザメニューです。

「年齢問わずいくつになっても食べられるのがピザ。おじいちゃんもおばあちゃんも食べられて、小さなお子さんにはちぎって食べてもらうことができます」と語る山入端店長。一人で1枚いただくのはもちろん、家族で2つのピザをシェアして食べ比べする楽しさもありそうです。

コーヒーとフルーツジュースにもこだわりが

ピザ喫茶 ミモザの木

そしてピザのお供、または食後にぜひ飲んで欲しいのがおいしいコーヒー。

自家焙煎の自慢のコーヒーで、実は店舗の下のフロアではコーヒー販売店「ヤマニハ」を営業中。キリマンジャロ・マンデリン・ブラジル・コロンビアなどの厳選されたコーヒー豆が購入できます。カフェオレベース他、オリジナル商品もありますのでぜひチェックしてみてください。

沖縄を感じることができる県産生ジュースもあり。契約農家から調達したシークヮーサー・アセロラ・マンゴーは、果肉も感じるフレッシュな味わい。沖縄フルーツを口にしてみませんか。(各660円)

ピザ以外の料理メニューもあり、数量限定で月によって具材が変わる「ランチパスタ」や新鮮な島野菜を盛る「県産野菜のサラダ」もチェック!

「ケーキ」や波照間島の「星降る島の黒糖アイス」など、こだわりのスイーツメニューも気になります。

「分かりにくい小谷の入り口」も人気店の魅力!?

ピザ喫茶 ミモザの木

ピザをはじめとしたおいしいメニューに、ゆったりできる癒しのロケーションと、スペシャルな時間を過ごせる人気店の「ミモザの木」ですが、評判になるまで2~3年もかかったのだそう。

ピザ喫茶 ミモザの木

「来てくれたお客さまがSNSで拡散して、情報が広がっていきました」と教えてくれたのは山入端店長のお父様で、運営会社の代表を務める山入端克広(やまには・かつひろ)さん。会社務めをしていた克広さんは、15年ほど前に独立を決意。丘の上にある物件にひと目ぼれし、現在の店舗になりました。

ピザ喫茶 ミモザの木

「地元の出身ですが、ここはなかなか登ることのない場所でした。とにかく景色が気に入り、ここでピザを焼けばお客さまに喜んでもらえるだろうと思っていました」と当時を振り返ります。

この場所に出合った時から、お店を開いて人が集まるイメージが浮かんでいたのですね。多くの人が来店し、おいしく味わう笑顔を見ると、思い描いていた場面が現実になっていると感じるのではないでしょうか。

「お店を目指して丘に登る時、この場所で合っているのか、みなさん心配しながらやって来ます。ですが到着するとすてきな景色が広がっていますので、楽しみにしていてください」と笑顔を見せる山入端代表。

ショップカードの地図には「分かりにくい小谷の入り口」という、しゃれたユーモアを感じる注意書きがありました。

ピザ喫茶 ミモザの木

足踏みミシンがテーブルになっているのも、アンティークでおしゃれでしたよ。

自然に囲まれ、南城市の風景を見渡せるすてきなロケーションと、オリジナリティーにあふれここでしか食べられないピザ。県内の多くのテレビ番組に取り上げられ、南城市を代表するピザ屋さんとして人気を集めています。

日常を忘れる優雅で美味しいひと時を、この「ミモザの木」で味わってみてください。

[基本情報]ピザ喫茶 ミモザの木
住所:沖縄県南城市佐敷字小谷122
電話:098-947-4727
営業時間:10:00~18:00 (L.O.17:00)
​​定休日:火曜日
駐車場:あり(15台)
https://mimozanoki.jp

執筆協力:Shotaro
撮影・編集:饒波貴子

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この記事を書いた人饒波 貴子
那覇市出身・在住。OL生活、週刊レキオ編集室勤務を経て、フリーライターに。現在は沖縄のエンターテインメントおよび店舗紹介を中心に取材・執筆。ウェブマガジン「琉球新報Style」、雑誌「porte」ほかで執筆中。 このライターの記事一覧

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