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2020.11.02

もしも沖縄の結婚式に呼ばれたら?エンターテイメント性溢れる沖縄の結婚式・披露宴を徹底紹介

もしも沖縄の結婚式に呼ばれたら?エンターテイメント性溢れる沖縄の結婚式・披露宴を徹底紹介

沖縄出身のライターオオシロジュンコです。1年に12回、結婚式に招待された経験があります(笑)

もしも沖縄の友人から結婚式に招待された場合、服装は?ご祝儀は?また、新しい生活様式の結婚式ってどうなの?と気になることが満載ですね。

今回は那覇市泊港に隣接するホテル「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」にて、県内でも多くの挙式・披露宴を手がけるBIC Bridalの有田さんと末吉さんにお話を伺うことができました。

「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」で行われる沖縄スタイルの結婚式・披露宴を例に、インタビュー内容を交えながら紹介します。

BIC Bridal衣装部アシスタントマネージャーの末吉 いずみさん

今回、お話をお伺いしたBIC Bridal衣装部アシスタントマネージャーの末吉 いずみさん。とても明るい素敵な方でした。披露宴について嬉しそうに話す姿にこちらも嬉しくなります。

きっと新郎新婦さんも、安心してお任せできますね。

沖縄らしさ溢れる豪華な披露宴会場

ニライカナイ

まずは披露宴会場をご紹介。今回取材させていただいた沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハには、披露宴会場が2つあります。

とにかく豪華に演出したいなら「ニライカナイ」がオススメ。高さ7メートルの天井は、那覇市内最大級を誇ります。また花笠を形どったシャンデリアは沖縄らしさもあり、ゴージャスそのもの。

シェルホール

最上階にあり、窓の外には沖縄の青い海が見える「シェルホール」はゲストに近くこじんまりとした披露宴にオススメ。

晴れた日には海の向こうに慶良間諸島が見え、季節によっては花火が観覧できる最高のロケーションです。

招待客は300名!芸能人並みの規模の結婚式に驚き

沖縄の結婚披露宴

県外の結婚式との違いで、まずびっくりする事は、招待客の多さでしょう。

招待客300名と聞けば芸能人並みと思う人も多いかもしれませんが、沖縄ではごくごく当たり前。中には500名規模の結婚式もあります。

招待人数が多くなる理由は親戚が多いことや、学生時代から社会人までの友人、部活の先輩後輩、バイトや職場の上司に同僚、両親の友達、近所のおじさん、おばさんまで招待するからなのです。

ゲストの席順が違う!?

さて、こちらも県外の結婚式と大きな違いのひとつ。ゲストの席順が違います。

沖縄の結婚式の場合、雛壇、両親家族、親戚、職場、友人の並びになります。

沖縄の宴会場では、余興用の舞台があるのが通常。舞台席近くが友人席になります。

そのため、新郎新婦のどちらかが県外出身者の場合、沖縄ではこのような席順になることを事前に説明してご理解いただくそうです。

お酒は開宴前からスタート

沖縄の結婚式では開宴前からお酒が振舞われます。県外の場合は、乾杯のタイミングに合わせてお酒が振る舞われますが、沖縄の場合は着席と同時にスタッフがすっとドリンクは何にするかを聞きに来ます。

また、久しぶりに会う同級生や親戚同志があちらこちらで「久しぶり〜!」と声を掛け合い乾杯しています。そんなことから、宴がはじまる前から酔っぱらう人も。

お料理は大皿で取り分けるスタイル

お料理は招待客の人数にも関連していますが、テーブルの上に中華料理店のような円卓が置かれ、みんなでワイワイ取り分けて食べるスタイルがほとんどです。

これぞ、沖縄スタイル披露宴の醍醐味といったところでしょう。

ご祝儀は本土の3分の1?

沖縄のご祝儀相場はズバリ「1万円」です。県外でいうと会費制のウェディングパーティーのような感覚ですね。

県外のご祝儀と比較するとリーズナブルなことから、招待客も多くなるのですね。

引き出物は1種類

引き出物

引き出物についても、県外の結婚式のように数種類あるわけではなく、ほぼ1種類です。最近は焼き菓子が選ばれることが多いそうです。

琉球ガラスを使用したゲストの名前入り席札ギフト

なかには、琉球ガラスを使用したゲストの名前入り席札ギフトも。沖縄らしく、持ち帰ってマイグラスにできるのがいいですね。

招待客の服装について

リゾートウェディングとしてチャペル挙式を行う場合と、一般的なホテルで行う場合とで服装は変わってきます。ビーチで挙式の場合は、かりゆしウェアやサマードレスなどラフなスタイルでOK。

一般的なホテルの場合は、県外の結婚式と同くフォーマルな装いで問題ありません。

沖縄地元の場合は、かりゆしウェアはシニアの男性に着用率が高いそうです。

BIC Bridalではかりゆしウェアのレンタルも行なっています。
https://www.bic-okinawa.co.jp/form_kariyushi_rental/

舞台設置は当たり前!エンターテーメント性溢れる披露宴

舞台設置は当たり前!エンターテーメント性溢れる披露宴

全体的な広さに加え、天井も高く、会場の目立つところには舞台があったりと、まるで豪華な体育館のような披露宴会場。必ずといっていいほど、沖縄の披露宴会場には舞台があります。新郎新婦の登場や親戚、職場、友人の余興など開宴中の舞台はフル稼働です。

今回、取材させていただいた沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハには、舞台背面に大型のLEDパネルが設置されています。

余興に合わせて、沖縄の風景やシンデレラ城などの映像が流れるしくみ。「どのような余興も豪華になること間違いなしです」とスタッフさんが太鼓判を押していました。

余興は、寸劇、ダンス、生バンド演奏、郷土芸能の三線、空手、エイサーなどバリエーションも豊富で盛り沢山。

なかにはクオリティが高く、素人域を超えてるパフォーマンスもあります。

100インチの大型モニタが会場のいたるところにあります

また、どの客席からも新郎新婦や余興が見えるように100インチの大型モニタが会場のいたるところにあります。

宴を盛り上げる立役者!人材豊富な司会者

余興の多い沖縄ならではの結婚式は、司会者の腕によっても変わってきます。

アナウンサーやラジオのパーソナリティー、芸人さんなど多才な人材が豊富。現沖縄県知事も、タレント時代には名司会者と評判で引っ張りだこだったそうです。

沖縄の結婚式の始まりと終わり

琉球獅子舞

新郎新婦の入場と思いきや、いきなり扉から琉球獅子舞が登場。新郎新婦は舞台から登場し、獅子のエスコートで雛壇まで誘導という、あっと驚く演出からはじまる結婚式。

伝統的な祝宴で踊る「かぎやで風」という琉球舞踊からはじまる結婚式など、演出はバリエーション豊富です。

結婚式の最後は、おなじみの「唐船ドーイ」の曲でカチャーシーをして幕を閉じます。新郎新婦は舞台で最後から最後まで踊っているので、ゲストは代わる代わる舞台に上がって一緒に踊ります。

大勢の人が舞台を上がったり降りたりするため、舞台には幅広の階段が用意されています。

カチャーシーの得意なおじさんがソロパフォーマンスを披露したりと笑顔溢れる楽しい時間が過ぎていき、最高潮に盛り上がったところで宴はおひらきとなります。

招待客でアーチを作って、新郎新婦を送り出すのも恒例

招待客でアーチを作って、新郎新婦を送り出すのも恒例です。

最後までみんな一丸となって祝福するサービス精神。これぞ沖縄の結婚式ですね。

新しい生活様式の結婚式とは?

新しい生活様式の結婚式

新型コロナウィルス感染予防対策をしっかりと行ったなかでの新しい結婚式についても伺ってきました。

スタッフについては、マスク、手袋、消毒、検温は徹底して実施のうえサービスを提供しています。

チャペル挙式や神前挙式については、ソーシャルディスタンスを守れる人数で実施。賛美歌は唄わず、聖歌隊マスク着用にて独唱スタイル。歌うことに不安だったゲストは心の中でほっとするというメリットも。

招待客や余興は人数制限を実施

招待客や余興は人数制限を実施

最大480名〜500名入る会場の「ニライカナイ」では、現在は招待客数を250名程度に制限。一テーブルにつき10名〜12名で使用していたところを、席間隔が均等に空くように 5名で配置しています。

シェルホール

最大220名収容できる「シェルホール」も、今は招待客数を半分に制限して実施しているそうです。

人数制限をしたメリットもあり、会場内はゆったりとした配置で、キャンドルサービスもスムーズに行えます。ゲストは立たずに拍手で祝福。

乾杯は、声を出さずに軽く乾杯、お料理は大皿で取り分けるスタイルから、一人一人に取り分けて提供するスタイルへ変更となりました。

余興については、クオリティは変えずに人数の制限をして対応。カチャーシーは、新郎新婦だけで踊り、ゲストは基本着席したままで踊ります。

新郎新婦を見送る際のアーチや握手はなしですが、着席したままめいっぱいの拍手で送り出します。

さまざまな工夫をこらした新しい生活様式の結婚式。「少し寂しい気もしますが、心は密になっています」とスタッフさんから心温まるお言葉をいただきました。

沖縄スタイルの結婚式

何度出席しても、感動する結婚式。今回は沖縄スタイルの結婚式の代表的な例をあげながら紹介しました。

沖縄の結婚式・披露宴に参列する機会があるときは、思いっきりエンターテイメントを楽しみながら、新郎新婦の新しい門出を祝福してくださいね。

この記事を書いた人オオシロ ジュンコ
沖縄出身那覇在住の地元民。ビール大好き、猫好きです。地元民だからこそ知る沖縄の魅力を伝えていきます。只今、カメラ勉強中。趣味はハワイアンフラ、食べ歩き、バレーボール。特技は「人見知りしないこと」です。 このライターの記事一覧

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