那覇市国際通りを中心に、沖縄にも「タピオカミルクティー」を楽しめるお店が急増中。どのお店も、観光客と県内の若者たちで行列ができています。

私が高校生の頃、毎日のようにタピオカをすすっていましたが、あれから約10年たった今もまだまだブームは続いています。それなりのお値段もするし、真新しい食材ではないのに、どうしていまだに行列ができているの？と不思議に思いながらも最近のタピオカミルクティーを飲んでみると……びっくりするほどおいしいですね！

10年前に飲んでいたものとは、お茶の風味やモチモチの食感が段違い。見た目もインスタ映えを意識されていて、お店によってはバリエーションも豊富で、通いたくなるほど。

タピオカのおいしさは、タピオカ業界のみなさまのたゆまぬ努力によって、進化し続けているのです。

……そんなタピオカ業界に、新しく「沖縄そば」というホープが登場しているとの噂！南城市にある「琉心そば」には、もれなくタピオカがトッピングされているというのです。

さっそくその事実を確かめに、お店に行ってきました！

南城市・大里にある「琉心そば」

前置きが長くなりました。

ハートのまち・南城市の大里にある「琉心そば」は、那覇空港から車で20〜30分ほどかかります。頑張ればバスでも行けますが、タクシーやレンタカーが無難。南城市には「斎場御嶽」や「新原ビーチ」「玉泉洞」などがある南城市なので、南部観光の際のランチにおすすめです。

店内は明るく広々としていて、アットホームな雰囲気。小上がりになっている畳間と、テーブル席があって、小さいお子様連れのご家族も心地よく過ごすことができそうです。

今回いただいたのは、看板メニューの「琉心そば」中サイズ（700円（税込））。ソーキと三枚肉、どちらも楽しめる一杯です。透き通ったスープに、照りのある豚肉が見た目にもおいしそうですね。

気になるタピオカ入りそばは、どんな味…！？

お皿を上から覗いてみると、噂のタピオカを発見！小粒の、茶色く透き通ったタピオカです。

さっそくそばを食べてみると、モチモチとした麺がコクのあるスープを絡め取り、口の中に旨味が広がります。

一般的な沖縄そばは、鰹出汁と豚骨出汁をブレンドすることが多いのですが、「琉心そば」はひと味違います。

こちらのスープは「パイナップル豚純」というブランド豚の豚骨とひき肉を使っているとのこと。

ひき肉を使うと液体が濁ってしまいそうな気がしますが、中華のスープ「清湯（チンタン）」の技法を使うことで、透き通ったスープに仕上げています。

さらに、このソーキも逸品です！

じっくり煮込まれてプルプルになった軟骨の食感と、染み渡った甘じょっぱい味。口の中でいつまでも転がしていたいけれど、ほろほろと崩れてすぐになくなってしまいます。

うっかり、そばの美味しさに気を取られていましたが、気になるタピオカは…

みりんと醤油で味付けされていて、ほんのり甘しょっぱい！いつものモチモチとした弾力のある歯ごたえに、甘みのある沖縄風の味付けがされていて、不思議な新感覚でした。

最後まで、おいしく完食できる沖縄そば

タピオカの他にも、琉心そばには楽しい仕掛けが。お好みで使える調味料が、なんと8種類も置かれているのです！

ソーキと三枚肉をたいらげたあと、さらに味付けそぼろで肉感をプラスすることができて大満足です。

さらに旨味を足す事のできる調味料「魚粉」や……

辛いもの好きにはたまらない、泡盛で唐辛子をのばした「練り唐辛子」など、贅沢なラインナップにうっとり。

そうこうしているうちに、あっという間に完食です。お箸でなかなか掴めないタピオカが下の方に沈んでいて、それらを食べるためにも、スープも一滴残らずいただきました。

「琉心そば」では、小さいお子さんから大人まで、残さず完食できるようにと、タピオカや調味料を置くという工夫がされています。お店の思惑通り、ぺろっと完食できる、見た目にも楽しい、食べて美味しい一杯でした。

食後には、冷た〜いアイスコーヒーで一休み。

アイスコーヒーがセルフサービスとなっているのも、嬉しいポイント。こだわりの豆をお店でドリップしていて、しっかりと苦味があり、後味はすっきりとしています。体もクールダウンできて、爽やかな気分でお店を後にしました。

 

トッピングのタピオカはもちろん、そのかの調味料も合わせて色々な楽しみ方ができる「琉心そば」。観光でいらした方にはもちろん、県内在住の皆さんにもおすすめしたいお店です。ぜひ一度、訪れてみてください！

［基本情報］琉心そば
住所：南城市大里字仲間731-1
電話：098-946-7543
営業時間：11:00～17:00(L.O.16:00)
定休日：火曜日
駐車場：あり
URL：https://ryushinsoba.ti-da.net/