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食事

2022.12.21

魚が新鮮! 観光客も地元客もおいしさと居心地の良さに大満足・那覇市久米「旬菜香房 旬香」

旬菜香房 旬香

ゆいレール「県庁前駅」から国道58号線を挟んで西側に位置する街、久米(くめ)は落ち着いた風情のあるエリア。那覇市一の繁華街「松山」の隣にありながら、緑豊かな中国式庭園「福州園」があったり、老舗の料亭があったりと、かつての花街の面影を残す歴史ある街です。

今回はそんな久米に店を構え、本格的な海鮮物を提供している「旬菜香房 旬香(しゅんさいこうぼう しゅんか)」を紹介します。鮮度が命といえる魚を独自のルートで仕入れている、味自慢の人気店です。

旬な鮮魚が並ぶショーケースに注目!

旬菜香房 旬香

店内は割烹のような気品があり、まず新鮮な魚が並ぶショーケースが目に入ります。

旬の魚は季節によって変わりますが、取材した日はアユやカワハギなどが並んでいました。それらの海産物は本土の専門業者から取り寄せていて、タコや貝類は生きたまま運ばれてくるほどの鮮度で、キンキやノドグロなどの高級魚が入ってくる日もあるそう。首折れ鯵という通好みの魚が並ぶ時もあるらしいので注目です。

旬菜香房 旬香

高級割烹のような食材を揃えながら敷居の高さは感じず、気軽に入店できるのがこのお店の魅力。お客さまからのリクエストでソーメンチャンプルーやパスタなど、居酒屋で見かける様なメニューもいろいろと揃えています。

「常連さんの要望を聞いていたらメニューがどんどん増えていきました」と笑顔で語るのは、大将の久手堅貴弘(くでけん・たかひろ)さん。顧客との気さくなコミュニケーションも、愛されるお店の秘訣でしょうね。福岡で修行を積むなど長年飲食関係でキャリアを磨いた貴弘さんは、11年前の2011年にこのお店をオープンしました。

共に店頭に立つのは、弟の久手堅遼(くでけん・りょう)さん。長年飲食店で働いていた経験のある遼さんに貴弘さんが声を掛け、兄弟でお店を切り盛りすることになったそうです。

幅広い客層に合わせたメニュー

旬菜香房 旬香

割烹のような落ち着いた雰囲気と居酒屋の気軽さを兼ね備えたハイブリッドな「旬香」には、仕事帰りの一杯を楽しみたくて立ち寄る方から、接待として利用する団体、ファミリーやカップルまで、幅広い層のお客さまが訪れます。

「接待など団体のお客さまが多かったので、コロナ禍で来店が減りここ数年は大変でした」と貴弘さんは語ります。最近は客足が戻りつつあるそうで、グループで訪れる人たちも少しずつ増えてきたのだそう。

リピーターが多いのはやはり、おいしさにこだわった料理を出し続けているからこそ。お品書きには食欲をそそるメニューが連なっています。

お酒のあてとして単品を注文するのもいいですが、予算に合わせたコースで料理が頼めることもポイント。ぜひ相談してみてください。

お任せコースとお酒で至福の時間

旬菜香房 旬香

今回は予算1万円程度でオーダーできるコース料理を紹介します。

旬菜香房 旬香

まずは自慢の「寿司」。赤身に白身、握り寿司のネタはどれも脂がのっていて甘みがあります。ウニや貝類もとろけるような口当たりで、新鮮なのがスグに分かりました。

旬菜香房 旬香

美しく彩られた「お造り」もお酒にピッタリ。口の中でスッと噛み切れてしまうお刺身は、飲み込むのがもったいなく感じるほどのおいしさです。

これら鮮魚は日本酒はもちろん焼酎・泡盛・ワイン、お好きなお酒と合わせ、自分だけのマリアージュを味わう楽しみ方もおすすめですよ。

旬菜香房 旬香

「大海老ウニソース焼き」は(1000円)は、名前通り大ぶりな海老がたっぷり味わえるぜいたくな一品。プリプリの海老と繊細なウニソースが相性抜群です。

旬菜香房 旬香

「銀ダラ西京焼」(1000円)は脂がのった銀ダラが香ばしく、ふんわりとした身の甘みでお酒が進みます。

旬菜香房 旬香

「島らっきょうの天ぷら」(600円)は、薄い衣がカリッとしている本土風の天ぷら。素材のうま味を存分に味わいながらのサクサク感は格別。お塩をつけシンプルにいただきましょう。

旬菜香房 旬香

ソーメンチャンプルー(700円)はアルデンテで、だしが利いた上品な味わい。普段は庶民的な沖縄料理ですがコースとして出てきても違和感なく、他のメニューに引けを取らないおいしさです。本土からの観光客やビジネスマンに大人気だそう。

他にも、ゴーヤーチャンプルー(700円)やヒラヤーチー(500円)など沖縄メニューも充実。本格海鮮料理と一緒に食べられることも、ここならではですね。

気軽に利用できる、和テイストの人気店「旬香」

旬菜香房 旬香

料理の値段の目安ですが、握り一貫500円からで特上握りは2000円から。お造りは三種盛り1500円からで、天ぷら盛り合わせは1500円など。予算やお腹の空き具合、人数に合わせ上手なメニュー選びをどうぞ。

骨付きカルビ炭火焼きなどの肉料理、鶏雑炊などの一品料理もあり、お酒は泡盛1合600円からとリーズナブルです。

「かしこまりすぎないフランクさを大切にしています。お一人でもファミリーでも、おいしくリーズナブルに夜の食事時間を楽しんでください」と語る遼さん。

遼さんも厨房に立ち、親しみやすくも上品なメニューの数々を手掛けています。かしこまりすぎないお店のコンセプトをバランス良く守り抜く、そんなポジションを担っているのが遼さんではないかと思えました。

兄弟で力を合わせ、多くのお客さまに愛される「旬菜香房 旬香」。長く続けられる秘訣を大将の貴弘さんに聞いてみると、「気がついたら11年経っている、という感覚です」と照れた表情で語ってくれました。その佇まいや振る舞いから、職人さんの奥ゆかしさが伝わってきました。

「何度か来沖経験があり、沖縄料理は飽きたという方にもぜひ来ていただきたいです」と貴弘さんが語るように、少し油っこい沖縄料理から離れたい時に利用するのも良さそうです。

「気軽にご来店ください」というのが貴弘さん、遼さんからのメッセージ。特に鮮魚がおすすめなので、沖縄在住の方もぜひ一度ご利用ください。

[基本情報]旬菜香房 旬香
住所:沖縄県那覇市久米2-33-13
電話:098-861-4250
営業時間:17:00~22:00 
​​定休日:日曜日
駐車場:なし

執筆協力:Shotaro
撮影・編集:饒波貴子

nohatakako
この記事を書いた人饒波 貴子
那覇市出身・在住。OL生活、週刊レキオ編集室勤務を経て、フリーライターに。現在は沖縄のエンターテインメントおよび店舗紹介を中心に取材・執筆。ウェブマガジン「琉球新報Style」、雑誌「porte」ほかで執筆中。 このライターの記事一覧

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