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2024.05.02

やんばるの大自然で遊んで泊まって!「東村村民の森 つつじエコパーク」で1日まるっと楽しむ

沖縄本島北部の東海岸沿いにある東村(ひがしそん)は、那覇空港から沖縄自動車道を経由して1時間40分ほどで到着します。

「花と水とパインの村」という村のキャッチフレーズの通り、毎年3月には県内でも人気のイベント「東村つつじ祭り」が行われ、村内には豊かな河川が流れます。また、その気候や土壌がパイナップルを栽培するのに最適な土地として、日本一の収穫量を誇ります。

そんな自然豊かな東村に、1日を通して誰もが楽しめる「東村村民の森 つつじエコパーク」はあります。

東村村民の森 つつじエコパーク

東京ドーム5個分の広い敷地内にキャンプ場やバンガロー、パークゴルフ場、子供用の大型遊具やプロジェクトアドベンチャーなど、様々な施設が集まっています。こんなに充実した施設ながら、なんとパークへの入園自体は無料!(※団体利用の場合は入園料が発生します。)

目印となるつつじのイラストの看板を通り過ぎ、入り口前にかかっているあがりてぃーだ橋を渡ると赤瓦屋根のサービスセンターに到着します。

東村村民の森 つつじエコパーク

向かって左手に受付案内があり、パーク利用の際はこちらに立ち寄るとスタッフさんが丁寧に対応してくれます。

サービスセンターにトイレや自動販売機もあり、パーク内はとても広いので利用前にこちらでお手洗いを済ませたり水分を買っておくのもおすすめです。

それではつつじエコパークの施設をめぐってみましょう!

自然の中で爽快ショット!レンタル完備のパークゴルフ

東村村民の森 つつじエコパーク

東村の自然の中で軽く体を動かしてみたいなら、パークゴルフがおすすめ。事前予約不要でレンタル用品もそろっているので、ふらっと立ち寄っても問題ありません。(大会開催時は要確認)

担当の方いわく「アップダウンがあるので少しトリッキーなコース」らしいですが、老若男女問わず楽しめるコースになっています。

東村村民の森 つつじエコパーク

サービスセンターで受付を済ませたら、クラブ・ボール・マーカー・スコアカード・ペンを借ります。

パーク内にはつつじコースとパインコースの2種類があり、それぞれ9ホールの全18ホール。アップダウンが特徴の自然豊かなコースになっています。

東村村民の森 つつじエコパーク

遠くに太平洋を望めるホールもあるので、海に向かって爽快なショットを打つこともできます。

木々が生い茂るコース内を打ち進んでいくうちに、だんだんとボールを打つことに熱中。トリッキーなコースに翻弄されながらもどうにかカップインを目指します。

東村村民の森 つつじエコパーク

コースの途中に東家もあるので、涼しい風に吹かれながら休憩もできます。

ときに真剣勝負でヒートアップしたり、コースのアップダウンに悪戦苦闘して笑いあったり、家族や友達とまわると気負わずに楽しむことができそうです。

受付時間:9:00〜16:30
料金(一人当たり):道具レンタルあり/1プレー550円 道具レンタルなし/1プレー440円

自分への挑戦!?「プロジェクトアドベンチャー」施設でドキドキ体験

東村村民の森 つつじエコパーク

のどかなパーク内でも、アドレナリン大放出のドキドキ体験ができる場所がここ、プロジェクトアドベンチャー(以下PA)施設です。

沖縄県唯一の体験施設であるPAは「冒険教育」という自主性や協調性を養うプログラムとして、学校や企業のチームビルディング研修に利用されることもあります。

東村村民の森 つつじエコパーク

施設エリア内にはトータル30種目ほどのエレメントと呼ばれる丸太やロープを組み合わせたアスレチックが立っています。わりと取り組みやすいものから、高難度のものまで様々。

プロジェクトアドベンチャー

個人のお客様向けにもアスレチックとして楽しむ「エコパークアドベンチャー」体験があります。

対象年齢は小学1年生から、体験時間は約60分ほどですが参加人数によって変動。つつじエコパークの公式サイトで実施日と注意事項を確認して予約できます。

東村村民の森 つつじエコパーク

服装は動きやすい服、靴で参加しましょう。受付後にまずヘルメットとハーネスを貸してくれるので、スタッフさんの指示に従いながらしっかりと着用していきます。

個人向け「エコパークアドベンチャー」はハイエレメントの中から2種目を体験できます。

今回はハイエレメント種目内の「丸太キャットウォーク」と「クライミングウォール」を体験してきました。

丸太キャットウォーク

東村村民の森 つつじエコパーク

地上約10メートルのところにある丸太の上を、ハーネスに繋げた命綱1本のみで歩く種目です。

自力で丸太を登り、立てる地点まで到達したら反対側をめがけて丸太の上を歩きます。上空は思っている以上に風が強く、丸太がゆらゆらと揺れるたびにドキドキと心拍数が上がります。

東村村民の森 つつじエコパーク

最初の一歩を踏み出すまでがとにかく怖いのですが、下でサポートしてくれているスタッフさんが優しく声をかけながら励ましてくれます。それがとても心強く、どうにか一歩一歩進むことができました。

東村村民の森 つつじエコパーク

最後はのけぞるようにして、体が水平になったところで足を離して降ります。これもなかなかの怖さでしたが、スタッフさんの優しいサポートがあるので、安心して最後まで挑戦することができました。

クライミングウォール

東村村民の森 つつじエコパーク

こちらの種目はロッククライミングの要領で、大きな壁に設置されている突起をつかんで足をひっかけながら上まで登っていきます。

掴みやすかったり、そうでなかったりと、形も様々な突起を頼りに上を目指します。難しそうに見えますが、初心者でも15分ほどで頂点までいけるそうです。

東村村民の森 つつじエコパーク

壁のてっぺんにはちょっとしたスペースがあり、より高いところから爽快な景色を見渡すことができます。ここまで登ることができた人だけのご褒美ですね。

自分で一歩踏み出して、応援されながら最後までやり遂げる。この一連の体験に、なんとも言えない達成感が込み上げてきました。

大人も子供も、アトラクション感覚でドキドキのスリルとチャレンジした後の達成感を味わえる施設です。

▶︎「プロジェクトアドベンチャー」のスケジュールの確認・料金・ご予約はこちら

家族や友達とわいわい利用したい自然の中のバンガロー

東村村民の森 つつじエコパーク

広々としたつつじエコパークの敷地内にはキャンプ場やバンガローがあり、宿泊利用もできます。

特にお手軽に利用できるのは寝具やバストイレ、キッチンまで完備のバンガロー。AゾーンからDゾーンに分かれて14棟立っています。

8名、6名、4名の利用人数別にお部屋タイプが分かれていて、それぞれ2〜3名程度の人数追加も可能。小さい子供がいるなどの利用者の構成によってお部屋を選ぶと良いそうで、問い合わせると詳しく案内していただけます。

東村村民の森 つつじエコパーク

こちらはAゾーンのバンガロー。パーク自体が小高い丘の上にあるので、遠くに太平洋と東村の街並みを望むことができます。

宿泊利用だと、夜は満天の星空を眺めて、早朝に爽やかな野鳥の声を聞くことができます。とくに朝に耳を澄ますと、やんばるの生き物たちの鳴き声が聞こえることもあるそう。

東村村民の森 つつじエコパーク

こちらは大人数向きの広々とした、8名定員のお部屋。畳間とリビングで約16畳あり、階段の上にはロフトもあります。ロフトへの階段を登るだけで、秘密基地のようで大人でもワクワクしてきます。

東村村民の森 つつじエコパーク

各バンガローには全てバス・トイレにキッチンも完備。食器やホットプレート、お鍋などの調理器具なども揃っているので、地元のスーパーで食材を買ってきて調理することもできます。

東村村民の森 つつじエコパーク

また、事前に申し込むとテラスでバーベキューも可能。木々に囲まれたバンガローのテラスで、風にあたりながら美味しいバーベキューを堪能できます。

チェックイン時間は14時、チェックアウト時間は11時。それぞれのバンガロー周辺に駐車場もあるので、小さい子供連れでの利用や荷物の運搬にも便利です。

▶︎バンガローの詳細・料金・WEB予約はこちら

子供連れに嬉しい!充実したパーク内の遊具

東村村民の森 つつじエコパーク

施設内には遊具や東家が点在しているので、パーク滞在中は子供たちも飽きることなく大いに体を動かせて、大人も快適にすごせます。

東村村民の森 つつじエコパーク

東村の村鳥であるキツツキ科のノグチゲラが描かれた大きい滑り台は、子供たちに人気のスポット。

東村村民の森 つつじエコパーク

案内してくださったスタッフ島袋さんのおすすめは、この滑り台がある高台からの景色です。眼下に太平洋につながる平良湾が広がり、元旦には初日の出が拝めます。

東村村民の森 つつじエコパーク

パークの奥の方にはパイナップルのモチーフがかわいい巨大遊具もあります。これらの遊具はすべて無料で利用できるので、街中の混み合う公園よりもドライブがてら東村へ立ち寄って、のびのびと家族で過ごすことができますよ。

サービスセンターの右手には2024年4月13日に気軽にランチや休憩ができるカフェ「Sun Cafe」がオープンし、キッズスペースもあるのでたくさん遊んだ後の休憩で利用するのもいいですね。

楽しみ尽くしたくなる魅力がある「東村村民の森 つつじエコパーク」

東村村民の森 つつじエコパーク

散策していて印象に残ったのは、パーク内を鮮やかに彩る綺麗な花々。東村のキャッチフレーズにもある通り、大切に育てられた花々がおもてなししてくれました。

東村村民の森 つつじエコパーク

そして、明るくフレンドリーなスタッフさん達もつつじエコパークの魅力の一つ!

パーク内を歩いていると「こんにちは」と声をかけてくれたり、利用方法などを丁寧に教えてもらえます。各施設や東家などのお手入れが行き届いてるのも、利用しやすいポイントでした。

東村村民の森 つつじエコパーク

今回紹介した施設以外にも、つつじエコパークでは沖縄県最大の福地ダムをカヤックや遊覧船でめぐるツアーなども開催中。やんばるの自然を間近に感じられる施設や体験が充実しているので、旅行中に訪れるのもおすすめです。

実際、那覇空港やリゾートホテルが立ち並ぶ主要観光地からは少し遠く、短い時間でサクッと観光!とはいかないエリアですが、一度訪れると楽しみつくしてみたくなる魅力がありました。

何よりせわしない街から一旦離れて、ゆったりと広い空、心地よい風に吹かれている花木の匂いを感じるだけでも、東村のつつじエコパークに来る価値はありますよ!

[基本情報]東村村民の森 つつじエコパーク
住所: 沖縄県国頭郡東村字平良766-1
電話場号:0980-43-3300
営業時間:8:30~17:30(事務所営業時間)
定休日:年中無休
駐車場:あり
公式サイト:https://www.tsutsuji-ecopark.com/

この記事を書いた人Feel Japan 編集部
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