こんにちは、旅ライターのもーりーです！

沖縄旅行といえば、賑やかな国際通りやキラキラとオシャレな北谷のデポアイランドが定番？

でもやっぱり、沖縄通のみんなが恋しくなるのは静かで懐かしい沖縄の景色。都会から離れると何かと不便なことがあったりもしますが、キャンプと一緒でそれもまた旅の醍醐味ですよね。

そんな景色を求めてやってきたのはうるま市の伊計島。今回は、100年近くこの島の生活を支える伊計島共同売店とその周辺の様子をお伝えします。

伊計大橋を渡って車で5分ほど、入り組んだ静かな集落の中に「伊計島共同売店」はあります。

県外の方だと聞き慣れないかもしれませんが、共同売店とは自治体や住民の方々が出資して運営しているお店のこと。創業からもうすぐ100年、橋がなかった頃はこのお店が住民の生活の支えでした。

ちなみに、店舗前は駐車禁止なのでお店の方に一声かけて目の前の空き地に車を停めましょう。

共同売店といえば懐かしのこの雰囲気。筆者が小さい頃は、こんな感じの商店がいろんなところにありました。棚に並ぶのは、日用雑貨から島で採れた野菜に弁当やお惣菜。奥にはイートインコーナーもありますよ。

名物はこれ。伊計島では葉タバコに変わり最近では麦の生産が盛んで、島で採れた「島麦かなさん」などを使ったクラフトビール「うるまさうし759円」は入荷してすぐ売り切れるほど大人気。フルーティーで優しい味わいのビールです。

いつも12時ごろに入荷するらしいので、その頃に行けばほぼ確実に手に入るかも！

島内の作家さんが手がける木工品や貝殻小物、ビーグ（い草）を使った籠なども人気。オリジナルTシャツを着て島旅をすれば、写真映えすること請け合いですよ。

さて、ここからは伊計島の見どころを紹介。島旅をするなら、車は伊計公民館に停めた方が無難です。その際は公民館の方に一声かけましょう。

また、有料ですが事前に予約をすれば島民の方が島を案内してくれるそうですよ。詳しくは伊計公民館（098-977-7373）まで。

とりあえず「伊計神社」で楽しく島旅ができるように願掛け。沖宮に由来があり、たくさんのご利益があるそうですよ。

集落内には古い家屋や石垣が残っており、至る所で昔ながらの沖縄の景色を見ることができます。映画「洗骨」の撮影地としても使われたそうですよ。

そんな集落内にふと見かけるお魚アート。過去の「イチハナリアートプロジェクト」で県内の作家さんが描き残したものなのだそう。

集落内の至る所にあるので、島旅ついでに探してみるのもいいですね。

さとうきび畑に囲まれる「仲原遺跡」では、縄文時代の島の雰囲気を感じることができます。住居跡の他に、壺や貝殻なども出土したそうですよ。

白い砂浜に青い海と空。「伊計ビーチ」からの景色はもちろん絶景です。湾になっているので波も比較的穏やか。

入場料は1人400円。別料金でバナナボートやダイビングなどのマリンレジャーやキャンプも楽しむことができますよ。

お腹が空いたら、集落内にある「古民家カフェ 命薬 のあの土」へ。旬な島野菜を使ったお重ランチは美味＆ヘルシー。別記事で紹介してるので、詳しくはそちらをチェックしてね。

▶︎うるま市の「古民家カフェ 命薬 のあの土」で 島野菜の美味しさがギュッと詰まった絶品ランチをいただく

ということで今回は、うるま市の「伊計島共同売店」に立ち寄ったついでに島の見どころを紹介しました。最後は島の大通りにある「フラワーロード」。毎年4月から5月にかけて一面に咲き誇る向日葵は圧巻の美しさ。

伊計島ならではの景色・自然・食に心から癒される最高の旅でしたよ。

［基本情報］伊計島共同売店
住所／沖縄県うるま市与那城伊計163
電話／098-977-8393
営業／09：00〜19：00
定休日／無休
駐車場／あり
Wi-Fi／なし
クレジットカード／不可