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2022.02.04

アウトドアでハブと遭遇!?そんな時のために おきなわワールド「ハブ博物公園」でハブについて学んできた

アウトドアでハブと遭遇!!そんな時のために おきなわワールド「ハブ博物公園」でハブについて学んできた

どーも、自称アウトドア系ライターのもーりーです!皆さんキャンプはしてますか〜!!

沖縄は少しずつ温かくなってきて、ここのところは毎日がキャンプ日和。ここは比較的キャンプをしやすい場所ですが、その理由の一つに「熊出ないしね」という話をよく聞きます。まあ確かに熊はいませんが、温かくなると草陰からニョロニョロ〜っと顔を出すヤツらが!?そう、沖縄の危険生物の1つ、ハブです!

街中ではあまりお目にかかりませんが、週2でキャンプをしていると結構ハブを見たり「昨日出たから気をつけてね〜」と聞いたりするもんなんですよ。

「え〜恐いよ〜」って思う前に、とりあえずハブのことをよく知りたい!ということでお伺いしたのは、おきなわワールド内の「ハブ博物公園」。「ハブってどんな生き物?」「ハブに会ったら、噛まれたらどうすればいい?」などなど様々な疑問にお答えしていただきましたよ。

「おきなわワールド」内にある「ハブ博物公園」

「おきなわワールド」内にある「ハブ博物公園」

やってきたのは沖縄県南城市玉城「おきなわワールド」内にある「ハブ博物公園」です。

ハブについて知ってもらうための研究施設として昭和54年にオープン。ハブやニシキヘビなど蛇類の資料や生体を中心に、貴重なカメやトカゲなども展示しています。

“爬虫類に恋する不思議女子”の祖堅さん

そんなハブ博物公園を案内してくださるのは“爬虫類に恋する不思議女子”の祖堅さん。「ハブってカッコよくて可愛いんですよ〜」とお話からもハブへの愛情が伝わってきます。

ハブの種類は?どんな生き物?

「おきなわワールド」内にある「ハブ博物公園」

沖縄にはこんなにたくさんのヘビがいるそう。この中でハブは本島に生息するホンハブとヒメハブ、先島に生息するサキシマハブの3種類。

それ以外にもコブラの仲間のハイや毒はないが噛み癖の強いアカマタも要注意。

ハブ

こちらでは間近で生きてるハブを観察することができます。主な特徴はうすい黄色に黒いまだら模様の体、そして首にくびれのある三角形の頭。

ちなみに撮影時は臨戦態勢で、このように頭をもたげているハブに近づくと危険なんだとか。

ハブ

こちらの画像のヨナグニシュウダと比べると頭の違いがよくわかりますね。

通常のハブは大きくても150cm程度ですが、県内では247cmのハブが発見されたそう!こちらにも225cmのハブの剥製がありました。

170cmの筆者と比べてこんな感じ。こんな怪物クラスのハブには出会いたくないなぁ(汗)

ハブは普段どこにいて何を食べてるの?

放し飼いエリア

放し飼いエリアには50匹以上のハブが!!臆病なので岩陰や茂みに身を潜めていて人の気配がすると逃げるらしいのですが、急に近寄られると逃げる間がなく噛み付いてしまうそう。

ハブが出そうな茂みでは、音を立てながらゆっくり歩くか、棒などの長いもので前方を探りながら歩くとハブとの遭遇を減らせるそうですよ。

ハブの餌はネズミやカエル、鳥といった小動物が

ハブの餌はネズミやカエル、鳥といった小動物が主。匂いと温度を頼りに獲物を見つけ出します。

ハブ博物公園には、ハブが獲物を捕えた瞬間の貴重な標本も展示。にしても、かなり口が開くんですね…なんでも自分の頭の15倍ほどの大きさのものを飲み込めるんだとか!

ハブ毒の危険性と噛まれた時の応急処置

採毒の様子

採毒の様子も見せていただきました。ハブの毒は出血毒と呼ばれていて、筋組織を破壊しながら体に広がっていくそう。

噛まれると数分ほどで腫れがひどくなり、放置すると死に至ってしまうことも…。

もしもハブに噛まれたら、まずはポイズンリムーバー(毒を吸い出す道具)で傷口から毒を吸い出します。なければ口で吸い出してもOK。ただ、口の中に虫歯や傷があるとそこから毒が入ることもあるので注意が必要です。

その後、傷口の心臓側を布などで縛って圧迫。力加減は脈が止まらない程度にするのがポイント。血液の流れが止まってしまうとそこに毒が溜まるので、筋肉の壊死が早まってしまうことがあるそうです。

その後は血液の巡りを早めないよう安静にして119番通報といった流れ。

マングースはハブの天敵?

マングースはハブの天敵?

ハブのライバルといえばマングース。故郷のインドではコブラを捕食しており、ハブの駆除にも貢献してくれるかもと沖縄に連れてこられたそう。

でもマングースは昼行性でハブは夜行性とそもそも出会う機会がほとんどなく、より捕まえやすいヤンバルクイナなどを捕食し始めたため駆除の対象に…。なんかちょっとかわいそうですよね。

アウトドアでハブと遭遇!!そんな時のために おきなわワールド「ハブ博物公園」でハブについて学んできた

ハブについて学んだ後は、名物のハブとマングースのショーを見たりハブ酒を味わったり!?

以前も紹介しましたが、ハブは水だけで1年も生きられるほど生命力に溢れており、そのエキスは滋養強壮に効果があると言われています。しっかり下処理をすることで臭みをなくし、飲みやすいお酒に仕上げていますよ。

「ハブ博物公園」

と言うことで今回はおきなわワールド内の「ハブ博物公園」を紹介してもらいながらハブについて勉強してきました。

今までなかなかハブを近くで見ることはありませんでしたが、こうやってじっくり観察してみると、あれ…かわいい!?(油断は禁物ですが…)

そんなハブは暖かくなると動きが活発になるんだそう。ハブをよく知って安全にアウトドアライフを楽しみましょうね。

[基本情報]おきなわワールド ハブ博物公園
住所/沖縄県南城市玉城1336
電話/098-949-7421(おきなわワールド)
営業/09:00〜17:30(最終受付は16:00)
定休日/なし(新型コロナウイルス感染状況により臨時休園の場合あり、来園の際はHPを確認)
駐車場/あり
Wi-Fi/あり
クレジットカード/可

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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