観光
2021.09.15
大地のエネルギーを感じる【沖縄の鍾乳洞8選】長い年月を経てできた異空間
何千年、何万年という長い歳月をかけて創られる鍾乳洞は、その幻想的かつ神秘的な姿で訪れる人を魅了しています。
そもそも鍾乳洞とは何か、どうやって出来たか知っていますか?簡単に言うと、石灰岩が弱酸性の雨水に徐々に浸食されてできた洞窟です。石灰岩はサンゴや貝など石灰質の骨核や殻などを持った生物が堆積してできた岩石。地殻変動で地上に現れ、ゆっくりと浸食が進み、鍾乳洞ができているのです。
沖縄は琉球石灰岩の地層が多いため、たくさんの鍾乳洞があります。今回は沖縄を訪れたら一度は立ち寄ってほしい、おすすめの鍾乳洞をご紹介します!
目 次
沖縄の鍾乳洞「玉泉洞」南城市
南城市の観光テーマパーク・おきなわワールド内にある「玉泉洞」は、国内最大級の規模を誇る鍾乳洞。約30万年の年月をかけて創られた玉泉洞は全長約5000m、鍾乳石100万本以上を擁しています。
多様な鍾乳石や洞窟内を流れる地下川、暗闇の環境に適応した生物など、そこには非日常の空間が広がっています。
また、おきなワールドには玉泉洞以外にも、熱帯フルーツ園やハブ博物公園など見どころたくさん!1日中楽しめますよ!
[基本情報]玉泉洞
住所:沖縄県南城市玉城前川1336(おきなわワールド内)
電話:098-949-7421(おきなわワールド)
沖縄の鍾乳洞「ガンガラーの谷・ケイブカフェ」南城市
南城市にある「ガンガラーの谷」は、数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた谷。恐竜が出てきそうな雰囲気のある亜熱帯の太古の森や、石灰岩でできた洞窟などを専門ガイドと共に散策できます。ガンガラーの谷に行くには、予約制ガイドツアーへの参加が必要です。
ツアーコースには歩道が整備されていますが、階段があるので残念ながら車椅子やベビーカーでの参加はできません。
ツアーのスタート地点には、鍾乳洞をそのままカフェスペースにした「ケイブカフェ」があります。ガイドツアーの参加者だけが利用できる特別なカフェ。
ケイブカフェでは、おきなワールドにある玉泉洞の地下水で淹れたコーヒーや、パッションフルーツジュースを楽しめます。夜間は貸切パーティーなどにも対応しています。
[基本情報]ガンガラーの谷・ケイブカフェ
住所:沖縄県南城市玉城字前川202
電話:098-948-4192
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沖縄の鍾乳洞「松田鍾乳洞」宜野座村
「松田鍾乳洞」は、阪神タイガース一軍のキャンプ地としても知られる宜野座村にある鍾乳洞。今まで紹介してきた観光洞とは違い、自然のままで手つかずの鍾乳洞を地元ガイドと本格探検できます。
ツアーは本格的な「たんけんコース」と気軽に参加できる「さんさくコース」の2種類あります。ヘッドライトと自分の五感を頼りに、神秘的な地下世界を大冒険!
[基本情報]松田鍾乳洞
住所:沖縄県国頭郡宜野座村松田78番地(松田地区体験交流センター)
電話:098-989-8100
沖縄の鍾乳洞「日秀洞」金武町
金武観音寺の境内にある「日秀洞」は、全長約270mの鍾乳洞。洞窟内には、観音寺鎮守の「金武権現(熊野三所権現)」と、「水天」が祀られています。また、真言宗の僧が大蛇を退治したという滝神伝説が残っています。
鍾乳洞の見学は無料ですが、100畳以上の大広間部分は自然環境保護のため、立ち入りが禁止されています。入口は、境内にある拝殿の右手奥。地下への階段が地面にぽっかりと開いているだけなので、見落とさないようにご注意を。
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[基本情報]日秀洞(金武観音寺境内)
住所:沖縄県国頭郡金武町金武222
電話:098-968-3236
沖縄の鍾乳洞「洞寺鍾乳洞公園」粟国島
琉球民謡「むんじゅる節」の発祥地として知られる離島・粟国島。洞寺鍾乳洞公園には、それを記念して歌碑とブロンズ像が立っています。公園内には洞寺(てら)と呼ばれる地底鍾乳洞があり、石筍や石柱、ヘリクタイトなど変化に富んだ鍾乳石が見られます。
約200年前、那覇にいた雲水(うんすい)という僧侶が、別の僧侶との賭けに負けて粟国島に流され、この鍾乳洞で亡くなるまで過ごしたという伝説があります。
鍾乳洞内は見学自由で、入場料も無料です。
[基本情報]洞寺鍾乳洞公園
住所:沖縄県島尻郡粟国村西
電話:098-896-5151(粟国村観光協会)
沖縄の鍾乳洞「石垣島鍾乳洞」石垣島
「石垣島鍾乳洞」は、離島・石垣島の中で最も大きく有名な鍾乳洞。20万年以上前に創出され、長い年月をかけて形成されてきました。
変わった鍾乳石や貝などの化石もたくさんあり、見どころ盛りだくさん!洞窟内に鍾乳洞イルミネーションが施されており、人工的な美しさと自然の造形美が織りなす幻想的な世界が広がっています。石垣島鍾乳洞には、食堂や物産館も併設されています。
[基本情報]石垣島鍾乳洞
住所:沖縄県石垣市石垣1666番地
電話:0980-83-1550
沖縄の鍾乳洞「伊原間サビチ鍾乳洞」石垣島
“海に抜けられる鍾乳洞”として有名な「伊原間サビチ鍾乳洞」は、石垣島ができたのと同時期の約3億7000年前に誕生した鍾乳洞です。規模こそ石垣島鍾乳洞に及ばないものの、暗い洞窟を抜けた先に現れるエメラルドグリーンの海はまさに絶景。
鍾乳洞の中には、太古に存在していた貴重な貝やサンゴの化石が混じっています。また、伝統工芸品を展示しているスペースもあり、鍾乳洞と工芸品を同時に楽しめるのもポイント。
[基本情報]伊原間サビチ鍾乳洞
住所:沖縄県石垣市伊原間バンナ185-44
電話:0980-89-2121(伊原間観光組合)
沖縄の鍾乳洞「星野洞」南大東島
離島・南大東島のほとんどはサンゴ礁を由来とする石灰岩でできています。島には100を超える鍾乳洞があるといわれていますが、その中でも特に大きく美しいといわれるのが星野洞です。
鍾乳洞内には長く延びた美しい石筍や石柱、“ソーダストロー”と呼ばれる珍しい鍾乳石があり、その長さは1m70cm以上!東洋一長いと言われています。
[基本情報]星野洞
住所:沖縄県島尻郡南大東村字北64
電話:09802-2-4333(大東観光商事)
今回紹介した沖縄鍾乳洞の場所はこちら!
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