沖縄は南国らしい自然が広がる人気観光エリア！とにかく海がきれいで、観光シーズンの夏には毎年多くの方が旅行で訪れます。

しかし実は、夏（7月、8月、9月）は台風が頻繁に沖縄に接近する時期でもあるのです。

（気象庁「沖縄地方への接近数」をもとに筆者作成）

そのため、せっかくの沖縄旅行中に台風に遭遇してしまう方が案外少なくありません。台風が接近すると海はひどく荒れて、場合によっては外出も困難になります。

今回は沖縄移住組の編集者が、沖縄の台風の様子や旅行中に台風が接近した際の対応、過ごし方を紹介します。

そもそも沖縄の台風ってどんな感じ？被害の一例

台風の接近が多い沖縄県。もちろん規模や進路によるものの、台風によって被害を受けることが度々あります。例えば以下の通り。

・停電
・断水
・倒木
・土砂崩れ
・自動車の横転、故障
・河川氾濫　など

強風で扉が開けられないことはよくあり、大型の台風だと電柱が倒れることも…。もちろん海水浴やマリンアクティビティはできません。

2023年8月上旬に台風6号が直撃した際は、大雨や暴風警報などが1週間ほど発令されて、飛行機は欠航続き。県外から来られていた方は、ホテルに数日間も滞在を強いられることになってしまいました。

上記のように規模や進路次第では、楽しむどころか、過ぎ去るのを宿で待つだけになってしまいます。そのため、旅行直前に台風が接近することを知ったら、基本的には旅程の変更がおすすめ。追加料金無しで飛行機の振替ができることがあります。

ただ、せっかく予定を計画して決めた沖縄旅行。当初の日程通りに行く場合は、以下の点に注意しましょう。

沖縄旅行中に台風が接近した時の注意点・対応

・欠航となっていない限り、ひとまず空港に向かう
飛行機が飛ぶかどうかは出発ギリギリまで検討されます。そのため、行きも帰りもひとまず空港に行き、すぐ対応できるようにしましょう。※台風であっても、欠航が決まる前にキャンセルされると、規定通りのキャンセル料が発生する可能性があります。

・基本的に運転は控える
ゴミや倒木などでレンタカーに傷がつくと、修理費用を請求される場合もあります。冠水する可能性もあるので、移動の際は公共交通機関やタクシーを利用しましょう（運休・遅延する場合もあります）。

・大型台風の場合は、外出を控える
とくに海は危険なので、絶対行かないでください。

・なるべく那覇空港近辺に滞在する
場所によっては土砂崩れなどで通行止めになることも。那覇空港近辺にいれば、台風が落ち着いた時スムーズに帰れるでしょう。

・払い戻し、キャンセル料などの確認をする
行けなかったアクティビティやホテルなどに確認してみましょう。台風など自然災害の場合は、キャンセル料が発生しないことが多いです。

・帰りの飛行機が出発しない場合、ツアー会社やホテルに連絡し、延泊の手続きをする
台風で飛行機が飛ばないとなると、空港周辺のホテルが一気に埋まります。なるべく早めにホテルを探しましょう。

このほか、ツアー予約されている方は、自然災害の場合のQ&Aページを確認しておくと、いざという時に迷わずに済みます。

ちなみに沖縄県民は気象庁の情報だけでなく、米軍が発表する台風情報でも台風の進路を確認します。上記サイトの「TC Warning Graphic」の項目が「進路予想図」にあたります。

勢力の弱い＆進路が離れている台風なら？おすすめの過ごし方

一言で「台風接近」と言っても、飛行機が一部欠航になるのみで、外出しやすい場合も。その時の過ごし方を紹介します。

※まずはニュースに目を通して、安全を確認した上でご判断ください。特に「台風が最接近する時間帯」は危険なので必ず把握しておきましょう

屋内の観光施設で過ごす

北部であれば「沖縄美ら海水族館」「オリオンハッピーパーク」、中部であれば「むら咲むら」、南部であれば「沖縄ワールド」「DMMかりゆし水族館」など、屋内の施設であれば楽しめるでしょう。いずれも訪れる前には、念のため営業状況を確認しましょう。

大型商業施設に行く

沖縄本島には主に3つの大型商業施設があります。

・沖縄市「イオンモールライカム」
・浦添市「サンエー浦添西海岸 PARCO CITY（パルコシティ）」
・豊見城市「イーアス沖縄豊崎」

沖縄グルメを味わえる飲食店やお土産売り場もありますよ。

居酒屋に行く

台風でも落ち着いた気候の場合、沖縄県民は居酒屋でのんびりユンタク（おしゃべり）しながら飲むこともしばしば。

外で遊べないときは、屋内で沖縄グルメを堪能するのもいいですね。

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スーパー「ユニオン」で沖縄土産や地元グルメを探す

沖縄本島中南部にある24時間営業のスーパー「ユニオン」。「今、あいています！ユニオンですから」がキャッチフレーズで、台風時も営業してくださることが多いです。

もしホテルの近くに店舗があれば、お土産や沖縄グルメを探しに行くのもおすすめ。ローカルなスーパーだからこそ出会えるお惣菜やお土産品がありますよ。

ただ、ユニオンでも大型台風が接近したら閉まります。開店している場合でも、荒天で危険な場合は外出を控えましょう。

沖縄に直撃！大型台風の時の過ごし方

ホテル内でアクティビティやプール遊びをする

大型台風が接近すると観光施設はもちろん、場合によってはスーパーやコンビニも閉店します。そのため基本的にはホテルで過ごすしかありません。

そのため、施設内で楽しめるホテルを予約しておくことがカギです。屋内で沖縄体験できるホテルや、室内プールのあるホテルを探しておきましょう。

※ホテルによっては、台風時に屋内施設を利用できない場合もあります。詳しくは各施設にお問い合わせください

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温泉やスパを体験する

日々の疲れをじっくり癒すのもいいですね。

おすすめは「ロワジールホテル那覇」。那覇空港から7分の好立地で、温泉もスパも揃っています。ちなみに室内プールもありますよ。

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沖縄グルメを楽しむ

ホテルの売店やコンビニで沖縄グルメを探してみましょう。今はコンビニにも泡盛やオリオンビール、お菓子や沖縄料理などが充実しています。

7月・8月・9月は、台風が沖縄に接近しやすい時期。夏場に沖縄旅行する際は、念のため台風に備えておきましょう。

また旅行中に台風がきたら、まずは「安全確保」を最優先。決して無理をせず、ニュースをよく確認してから滞在中の過ごし方をご判断してくださいね。

 

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