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2020.03.16

搭乗前でも立ち寄れる!那覇市のパワースポット4選

皆さん、こんにちは!ライフワークはパワースポット巡り、フリーライター・竹内絵夢です。

沖縄旅行の最終日、フライトまでビミョーに時間が空いている…。

そんな合間でも立ち寄ることができる、那覇空港から5キロ圏内のパワースポットを4つご紹介!沖縄を味わえる休憩スポットも合わせてご覧ください。

那覇市のパワースポット①「福州園」

1992年、福州市と那覇市の友好都市10周年を記念して作られた中国式庭園・福州園。

福建省の壮大な自然美と名勝が再現された園内は、風水を取り入れているため、気の流れの良さを実感できます。人工なのに、ゆったりとした時間が流れていて、とても癒やされるんですよ。まるで中国をショートトリップしてる気分も味わえます。

園内は水が巡っていて、サラサラと流れる水の音が耳心地よし。人工滝を眺める橋の上も気持ち良いですよ。

ところどころ座れるポイントがあるので、休みながら美しい景観を楽しめます。

この東冶堂(とうやどう)辺りに流れる風・エネルギーが、個人的におすすめ。

以前撮影した東冶堂の写真ですが、このような光の写真を撮ることができました。

福州園周辺エリアは、王朝時代、福建省から来琉した学者や職人たちが多く迎え入れられた場所。その名残から、今でも中国を祖とする人々が住んでいて、その歴史・文化が継承されています。

[基本情報]福州園
住所:沖縄県那覇市久米2-29-19
電話:098-869-5384
営業時間:9:00〜18:00
定休日:水曜日
入園料:大人200円/小人100円
駐車場:なし(向かいの松山公園駐車場を利用)
URL:https://www.facebook.com/nahafukushuen

那覇市のパワースポット②「波上宮」

見事な岩上に建てられた神社・波上宮。この一帯は、小さな浮島の一部でした。

その歴史は琉球王朝より古く、本殿が建てられるずっと前から、祈りを捧げる神聖な場として大切にされてきた聖域です。

岩上(磐座)から海の向こうを拝む形から、海の先の理想郷に思いをはせるニライカナイ信仰の名残も感じられます。

そして、驚きなのは、波上宮の本殿に熊野三神が祀られていること。

元来、琉球・沖縄は、自然崇拝・ニライカナイ信仰、そして先祖崇拝です。しかし、琉球八社の首座である波上宮の主祭神が紀伊の熊野三神であるということは、紀伊半島・四国辺りから南方の理想郷を求めて、黒潮を南下して沖縄にたどり着いた僧侶がいたことを意味します。調べてみると、史実的に事実であることがわかりました。

このような沖縄独自の多神教宗教を「琉球古神道」と呼びますが、ここに大海に囲まれた地理的環境ゆえのチャンプルー(沖縄方言:混ぜこぜにしたもの)文化が感じられます。

岩の下にも拝所が。私は、こちら側もよく参拝しています。

波上宮参拝前は、手水舎の代わりに、波の上ビーチで手足を清めましょう。海水は、浄化パワーが強い!夏なら、頭からザブンとつかって、ひと泳ぎしてからの参拝もアリです。視界や思考がスッキリしますよ。

[基本情報]波上宮
住所:沖縄県那覇市若狭1-25-11
電話:098-868-3697
営業時間:24時間(社務所受付時間:9:30〜16:50)
定休日:なし
駐車場:あり 
URL:http://naminouegu.jp

関連記事:【琉球八社】沖縄の神社「波上宮」を歴史的観点から巡る

一息つくならココ!那覇の老舗ぜんざい屋「千日」

福州園・波上宮を回った後は、那覇の老舗・有名ぜんざい屋「千日」へ!

本土のぜんざいとは異なり、沖縄のぜんざいは、金時豆の蜜煮にかき氷が乗っています。千日の氷は、きめ細かくふわふわ。蜜は自然な甘さ、金時豆はめっちゃホクホク・柔らかです。

金時ぜんざい・ミルクぜんざい・イチゴミルク他、沖縄そば・たい焼きもあります。

[基本情報]千日
住所:沖縄県那覇市久米1-7-14
電話:098-868-5387
営業時間:夏期11:30〜20:00/冬期11:30〜19:00
定休日:月曜日
駐車場:あり 

関連記事:ふわりと溶ける氷が美味しい!那覇市久米にある親子三代に愛される沖縄ぜんざいの店「千日」

那覇市のパワースポット③「三重城」

このお社には、本土における航海の神様・金比羅さんが祀られています。

三重城(みいぐすく)は、もともと倭寇から那覇港を守る砦でした。のちに旅に出る人の無事を祈る場として、また旅先から無事戻って来たことへの感謝を伝える場として親しまれるようになった拝所です。宮古島や本土などへの遥拝所がたくさん見受けられます。

沖縄をまた訪れることができるように、手を合わせてみてはいかがでしょうか。

他にも、水神の拝所や聞きなれない五臓神という石碑がありました。五臓とは中国の陰陽五行論で肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓を意味しますが、事の詳細は不明。沖縄には、沖縄のシャーマンであるユタ・ノロが神からの啓示によって自費で建てた拝所が数多くあります。

しかし、意外にも、この石碑の前で、もっとも心地良い祝福のエネルギーを受け取りました。「五臓神」にピンと来た方は、ぜひ日々の感謝と敬意を伝えに訪れてみてください。

ちなみに、ここは那覇港や那覇空港を臨むことのできるサンセットスポットでもあります。お時間のある方は、ぜひ日の沈む頃に来訪してみてください。

[基本情報]三重城
住所:沖縄県那覇市西3-2-35
電話:なし
営業時間:なし
定休日:なし
駐車場:なし
URL:https://www.naha-contentsdb.jp/spot/481

一息つくならココ!島野菜たっぷりのカフェ「ピパーチキッチン」

三重城から徒歩8分ほどのところにあるピパーチキッチン。「ピパーチ」とは、主に八重山地方で愛されてきたスパイス。またの名を「島こしょう」と言います。

お店のおすすめランチプレートは、「焦がしチーズのピパーチハンバーグ」。ドリンクまで県産素材にこだわっています。

[基本情報]ピパーチキッチン
住所:沖縄県那覇市西2-6-16
電話:098-988-4743
営業時間:10:30〜15:30(LO15:00)/17:30〜21:30(LO21:00)
定休日:水曜日
駐車場:あり(5台・付近の立体駐車場を利用)
URL:https://www.instagram.com/piparchikitchen/

那覇市のパワースポット④「奥武山公園・沖宮」

奥武山公園内に坐する、沖宮(おきのぐう)。

古い地図によると、もともと離れ島だったことが伺えます。島には3つの小さな山があり、3つ合わせて奥武山と呼ばれていたようです。その山の1つが、現在の天燈山・沖宮です。

沖宮の主祭神は、天受久女龍宮王御神(てんじゅく|めりゅうぐう|おうおんかみ)。天照大御神の別名になるようです。

階段を登り切ると、テッペンに主祭神・天受久女龍宮王御神

振り返ると、那覇の街を一望できます。小山なのに、見晴らしが良い!

こちらも波上宮と同様、さまざまな神様を祀っているのが特徴です。神道の神様や権現様、琉球古神道由来の神・拝所もありました。石碑によって、明確に神の名前が書かれています。参拝してみると、それぞれエネルギーの違いを感じることができました。

また、境内をカラフルな装飾で飾っていたり、カルチャースクールを開催したりしているので、独特の雰囲気がありました。個性あふれる神社に行ってみたい方には、沖宮をおすすめします。

[基本情報]沖宮
住所:沖縄県那覇市奥武山町44
電話:098-857-3293
社務所営業時間:9:00〜17:00
定休日:なし
駐車場:あり(奥武山公園内) 
URL:http://okinogu.or.jp

関連記事:【琉球八社】那覇の神社「沖宮」!沖縄モチーフのお守りにも注目

今回は、那覇空港に向かう途中寄ることが可能で、初心者の方にもわかりやすいパワースポットをご紹介しました。

ヒーリングアイランド(癒しの島)とも言われる沖縄には、まだまだ多くのパワースポットがあります。沖縄のパワースポットは、神社とは違って、お社などなく、自然そのままの場を拝所や依り代としているところが多いため、目で見てわかりづらい場合もあります。

心で感じて、敬意を表し、参拝のマナーを守って訪れましょう。参拝のマナーを以下に掲載しますので、参考になさってください。

【参拝のマナー】

・立入禁止区域には絶対に入らない!

パワースポット(聖域)は、悠久の時を経て、大切に守られてきた場所です。
自然崇拝という特色を持つ沖縄のパワースポット(聖地・拝所)は、本土の神社と形式が異なり、豪華絢爛な社も鳥居もありません。あるのは、ありのままの自然。
沖縄のパワースポットは「豪華絢爛な社や鳥居・ありのままの自然、あなたにとって本質はどちらですか?」と、改めて私たちに問いかけてくれているようにも思えます。

・パワースポットに入る際は、水で心身を清めましょう

神聖なパワースポットに入る前は、水で心身を清めましょう。水には洗い清める力があります。
沖縄のパワースポットは自然そのものである場合が多いので、神社の手水舎のようなものは準備されていません。海や湧き水(樋川|ヒージャー)で、手足を浄化しましょう。水場に近いパワースポットから回るのをおすすめ。
沖縄のシャーマンであるユタさん・ノロさんの間では、パワースポット(聖地・御嶽・拝所)に入る前、海に浸かって心身を清めるしきたりがあります。

・感謝と敬意を持って、参拝しましょう

沖縄のパワースポット・御嶽(拝所)は、自然や日々の感謝を伝えるところです。現世利益を求めるのを悪いとは言いませんが、まずは、与えられている命や日々の生活、自然(水や火など)に感謝をしましょう。
参拝する人の気持ちによって、「場」というものは作られていきます。パワースポットを愛する人たち皆で心がけていきたいことですね。もちろん、ゴミを捨てていくなんて言語道断です。

竹内絵夢
この記事を書いた人竹内 絵夢
フリーライター/元ジャズシンガー*北海道出身*沖縄在住13年目*埋もれている価値(真価)を見い出すのが得意*【note】に聖地巡礼・芸術鑑賞記・エッセイ投稿*飲み屋で培った「人間観察力」には自信有り。 このライターの記事一覧

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