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くらし

2020.03.12

【閉店】素敵な出会いを求めて 北中城村のアート雑貨屋「Artshop蓉」

※2023年12月をもって閉店。現在は沖縄市にて「アートのあるくらしact201」として移転オープン。

みなさんには、こだわりの雑貨ってありますか?好きな作家さんが作った陶器だったり、一目惚れで購入した置き物だったり。生活する上では必要のないものかもしれませんが、その出会いが価値観を、時には人生さえも変えてしまうかもしれません。

そんな出会いを求めてやってきたのが、北中城村を見渡す高台、レストラン・沖縄物語の片隅でお店を構える「Artshop 蓉」

「ステキな作品は心を豊かにしてくれるんですよ」そうおっしゃるのは、このお店のオーナーの青木さんご夫妻です。

レストラン「沖縄物語」内の雑貨屋

イオンモール沖縄ライカムから車で5分ほど、静かな高台の中に佇むレストラン「沖縄物語」。その店内の一角に「Artshop蓉」はあります。

レストランのオーナーさんが開店準備をしている時に意気投合し、快くスペースを貸してもらったそうですよ。

レストランに入って右側が青木さんのお店。小さな店内には、確かな目を持つ青木さんが厳選したアート雑貨が並んでいます。

今回はその中から、筆者が気になった商品を紹介。商品は常に入れ替えているそうなので、もし気になるものがあれば青木さんに相談してみてください。

Artshop蓉のアート雑貨を紹介

まずはこちら。山梨県の富士山の麓に工房を構える追分めぐみさんが手掛けた陶器です。シンプルな中に光る個性的な色使いとデザインは、まるで絵画に描かれたコップのよう。

筆者は一目惚れで購入しましたが、手触りも良く普段使いにも最適な一品です。

こちらは東京のガラス工房「nido」さんのキャンドルホルダー。ステンドグラスの向こうで揺れるロウソクの光は、思わずため息が出るほどの美しさです。

沖縄の作家さんが手掛けた作品も。こちらは北中城村で活動している「ガラス工房ブンタロウ」さんの花瓶。窓から差す光が、鮮やかにガラスを彩ります。

小さなお花を挿すだけでお部屋が華やかになりそうですね。

「沖縄に来るべくして来た」オーナーご夫妻

今回取材にお応えしていただいた青木さんご夫妻です。旦那様の嘉一郎さんは以前舞台監督をされていて、琉球舞踊の舞台に携わったのがお二人が沖縄好きになるきっかけだったそう。

「沖縄に来るべくして来たって感じだよね」とお二人。今に至るまでの不思議な巡り合わせのお話もすごくステキでした。

 

奥様の容子さんは静岡県の富士宮市で、「芸術空間あおき」という企画ギャラリーを30年以上経営してきたと言います。

「常に世間より先に新しい驚きや楽しさを見つける、やりがいのある仕事でした」

そのギャラリーを別の方へ引き継ぎ、念願かなってお二人で沖縄へ。当初はゲストハウスを経営しながらゆったりと生活をする予定だったそうですが「やっぱり、根底には人を喜ばせたいという気持ちがあったんでしょうね」今まで築いてきた作家さんとの信頼を頼りに、2019年の冬このお店をオープンさせました。

 

「静岡の経験がホップ・ステップだったとすると、今はちょうどジャンプってところかな」

ここは容子さんの30年をギュッと凝縮した場所。小さなお店に込められた、お二人の作品への愛情に触れてみてください。

 

[基本情報]Artshop蓉
住所:沖縄県中頭郡北中城村瑞慶覧587 Bell Air#12 カフェレストラン沖縄物語内
電話:090-4799-2873
営業:12:00〜17:00
定休日:不定休
駐車場:あり
クレジットカード:可
煙草:禁煙

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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