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2020.02.01

由緒ある食肉加工コンテストIFFAで金賞を受賞!沖縄市の「TESIO」が手掛ける、週末限定ホットドッグ「ウィーケンドッグ」へのこだわり

アメリカ文化が色濃く残る街、沖縄市中央のコザゲート通りに店舗を構える、自家製ハム・ソーセージ専門「TESIO(テシオ)」。卓越したドイツ製法に裏打ちされた「シャルキュトリー(食肉加工店)」としての評判はコザだけではなく、県内全体に広がりを見せています。

週末限定で発売されている「ウィーケンドッグ」は、店長の嶺井大地さんがシャルキュティエ(食肉加工技術者)としてのプライドと、コザの街への情熱を凝縮した1品として、大きな人気を呼んでいます。

嶺井さんの情熱は、2019年のIFFA(食肉業界最大規模の国際見本市)金賞受賞に始まり、コザにかつての熱狂を呼び戻す起爆剤となりつつあります。

本記事では、TESIO創業におけるコザとの関係、IFFA出展のきっかけやウィーケンドッグへの想い、そして、コザの街に根を下ろし、地域に溶け込んだ店舗を営む理由を聞いてみました。

TESIOの快挙!いつものソーセージが、IFFA金賞を受賞

2019年8月、日本で初開催となる「第1回IFFA日本食肉加工コンテスト2019」が行われ、TESIO(テシオ)のソーセージが金賞を獲得しました。

ドイツ食肉連盟と小野商事が主催する、権威あるドイツの食肉コンテストIFFAの日本大会における一幕でした。

50点満点のみに与えられる金賞を受賞したTESIOの商品は、「HOT DOGフランク」と「ビアシンケン」。さらに「SAMURAI」が銀賞を受賞。出品数に限りはなく、たくさんの商品を出品する同業者もいる中、TESIOが出品したのは上記の3商品のみでした。

出品したすべての商品が受賞する快挙を成し遂げたのです。

コンテストに向けて何か特別な商品を開発したわけではなく、日頃からお店で提供しているものを出品したとのこと。現在は、常連のお客さんに「金賞の商品ってどれですか?」と聞かれる時もあり、その際は「お客さんがいつも食べていますよ」と店長の嶺井さんは答えているそうです。

金賞を受賞した「HOT DOGフランク」は、最も優れたホットドッグを追求したいとの思いから考案されました。

「パキッとした食感、ジューシーでスモークの風味が立ち、香りもしっかりとついた上で、肉の食感と風味が際立っている。それでいてスタンダードかつ、ぬかりのないホットドッグを」

試行錯誤しながら開発した、と嶺井さんが熱い思いを語ってくれました。

受賞した3商品をはじめ、ショーケースに並ぶソーセージやハムを見ているだけでも、色とりどりの美しさにうっとり見惚れてしまいます。

商品は注文時にその都度スライスして渡されます。丁寧にソーセージやハムを扱う嶺井さんのその姿から、ソーセージやハムに対する愛情を感じました。

TESIO創業へ導いた3つの出逢い

TESIO ソーセージ ハム 沖縄市

TESIOが生み出す製品に、並々ならぬ情熱を注ぐ嶺井さんが、創業の地としてコザを選んだ理由には、「シャルキュトリー」「沖縄の食肉文化」「叔父」という3つのキーワードが関わってきます。

大分県の大学を卒業した嶺井さんは、自分の夢を模索しつつ、沖縄に帰郷。その後、レストラン経営をしていた祖父母との過去の思い出を通じて、料理の世界へと足を踏み入れます。料理の先輩や先生方との数々の出会いは、嶺井さんの中に「自分のお店を持つこと」を確固たる夢として根付かせることになりました。

そんな中、友人のつてで県外へ行くことになった嶺井さんは、京都にて、日本で初めての「シャルキュトリー(食肉加工店)」に出会いました。その時、脳裏にひらめきが起こります。

「沖縄は昔から食肉の文化が根強いけど、不思議と自家製をしてこなかった地域だなと思って。もしソーセージの店を開業できた時、自分が京都で出会った感動を与えることができるかもしれないと思ったんですよ」

この考えが、TESIO創業のきっかけになったそうです。

TESIO ソーセージ ハム 沖縄市

しかし、創業に至るにあたり、沖縄市で開業することへの周囲からの風当たりは強く、開業場所を決定するにあたり、大きな難題に直面することとなります。県内各地の物件を探し歩く日々を経た末に、嶺井さんの叔父が所有する物件と出会い、チャンスが舞い降りました。

「現在のコザは、家賃相場が安くもあり、夜の営みが活発だから日中営業する店舗が少ないんです。音や煙が発生する僕らのものづくりが昼間でもトラブルなく行いやすく、製造拠点として非常にうってつけな地域なんですよね」と、嶺井さんは語ります。

数々の不思議な縁と出会いが、嶺井さんをTESIO創業へと導いたのです。

嶺井さんの思いが詰まった週末限定「ウィーケンドッグ」

TESIO ソーセージ ハム 沖縄市

TESIOには、週末限定のホットドッグ「ウィーケンドッグ」があります。

ホットドッグの文字はお店の看板にも掲げてあり、開店当初から販売することを予定していたものの、ホットドッグの販売開始までの道のりは、そう簡単ではありませんでした。

「沖縄にもおいしいパン屋さんがたくさんあって、ここにおいしいソーセージがある。これらを組み合わせれば、必然とおいしいホットドッグが出来上がると思っていました。ですが、実際に合わせてみると何かが違うんです」と、その時の苦労を嶺井さんが話します。

お客さんからも「ホットドッグはいつからですか?」と聞かれたこともあり、専門店として期待される嶺井さんが思い描くようなホットドッグが完成せず、焦り始めます。そんな中、お客さんが知り合いのパン屋さんを紹介してくれました。

そのパンとTESIOのソーセージを合わせたところ、これが見事にベストマッチ。オープンから2年が経ち、ようやく嶺井さんの求める究極のホットドッグが出来上がったのです。

TESIO ソーセージ ハム 沖縄市

嶺井さんがホットドッグを販売しようと思った経緯は、ハムやソーセージを店頭で販売する形式上、家に持ち帰って初めて味がわかるため、日頃はお客さんの反応を直に見ることができません。そこで、その場で味の提案ができないかと考えた末に、たどり着いたのがホットドッグだったそうです。

実際にお店で食べてもらえれば、その場で反応を見たり、味の感想を聞いたりすることで、ホットドッグを通してお客さんとコミュニケーションを取ることができます。

TESIO ソーセージ ハム 沖縄市

ウィーケンドッグは、沖縄市のパン屋から仕入れる柔らかなバターロールにTESIOの力強いソーセージを挟んだもの。その上に、自家製のケチャップとマスタードをかけ、ピクルスとフライドオニオンをアクセントとしてトッピング。

一口ほおばると、それぞれの素材の旨味が絶妙なバランスで口いっぱいに広がります。嶺井さんの人生が詰まった、といっても過言ではない究極のホットドッグ「ウィーケンドッグ」を500円で味わえます。このウィーケンドッグをきっかけにTESIOと嶺井さんの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

おとぎ話のような出会いを。コザの街のこの店で

TESIOが生み出したウィーケンドッグを始めとする数々の製品は、コザの街に新しい彩りを与え、嶺井さんが抱く理想を実現するために、多くのコザを愛する仲間との豊かな出会いを作り出しています。

TESIO ソーセージ ハム 沖縄市

「TESIOならではの味わい、その世界観や表現に触れたいというお客様が、この店にはいらっしゃいます。ここを僕の人柄が現れるような場にしていきたいですね。そして、お客さんとずーっと長く友人でいられたり、お客さんの子供が大人になった時、また買いに来てくれたりしたら、世代を超えて、地域の中で循環していくような豊かさを感じますよね。そんなおとぎ話みたいな出来事がここで起こってほしいなって。笑」

そう照れくさそうに笑う嶺井さんは、今日も、TESIOを訪れる人々に溢れる思いを届け続けています。たっぷりと想いを詰め込んだ、そのウィーケンドッグを通じて、コザを愛する人たちの新しい出会いが生まれていく場所。そんなTESIOに、ぜひ足を運んでみてください。

【基本情報】TESIO(テシオ)
住所:沖縄市中央1-10-3
電話:098-953-1131
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日
駐車場:なし(近隣のコインパーキングへ)
決済:現金、クレジットカード可
http://tesio.okinawa

(文・撮影:玉城 航、渡久地 準/編集:OKINAWA GRIT みやねえ

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この記事を書いた人オキグリ講座

沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT.LLC(オキグリ)」 が主催する、Webライター育成講座です。Webライティング、写真撮影、取材+インタビュー、文章術の基礎知識など全5〜6回の座学を行い、現場取材を経て #オキグリ講座 の受講生が執筆しました。(各記事の編集:OKINAWA GRIT 代表 みやねえ

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