「ナイスハーフ！」を決めゼリフに、沖縄で活躍しているお笑い芸人ニッキーさん。

沖縄とアメリカのハーフという個性を活かして、県内ではテレビ・ラジオ・イベント等に出演するほか、スタイルの良さからモデルとしても活動中。

最近では月に1回、東京新宿にある有名ショーパブ「そっくり館（やかた）キサラ」のステージに立つなど、活躍の場を広げています。

そんなニッキーが、英会話レッスンを開催しているという情報をキャッチ！不定期開催で、なんと1回から参加できるとのこと。那覇滞在中のフリータイムに気軽に参加できそう、ということで取材しました！

英語を楽しく学ぶ！ニッキーイングリッシュレッスン

今回の「ニッキー イングリッシュレッスン Vol.14〜もう怖くない！英語接客レッスン〜」は那覇市天久の「サンタのお家内レンタルスタジオ」にて開催。まずは簡単な自己紹介からスタートしました。

「Hello. Nice to meet you! My name is ○○.（こんにちは、お会いできて光栄です！私の名前は○○です。）」と話し掛けることから会話は始まります。

自己紹介後、会話を続けるポイントとして「Where are you from ?（出身はどちらですか？）」と地元を教えてもらいましょうとニッキーからアドバイス。

例えば相手がハワイ出身だと教えてくれたら「ワイキキビーチ、ホノルルマラソン」などハワイ関連の知っている地名やフレーズを伝えることで話をふくらませていく。実践を交えながらのレッスンが進みます。

「会話をつなげていくことが大切です！」と笑顔で語るニッキーは、1人ずつフランクに参加の理由などを聞き、楽しい雰囲気でレッスンが進行していきます。

沖縄方言と英語を同時に学べる「うちなーイングリッシュ」

続いて、ニッキーならではの「うちなーイングリッシュ」の時間。英語を勉強しながら、ウチナーグチ（沖縄方言）も学べます。

この日は「チャーガンジュー＝元気ですか？＝What’s up ?」や「チャクシ＝長男＝First born son」という2つの単語を伝授していました。

「長男という言い方は、正直アメリカではあまり使わない」との情報を交え、県民にとっても新鮮に学べます。沖縄方言を知らない方は2つの言葉をマスターできますね。

この日のメインテーマは「接客英語」。

レストランの設定で「予約していますか？」や「お待ちしておりました。こちらにどうぞ」など、接客で使える英語のフレーズをボードに記入しながら1つずつ紹介。

ニッキーがお客さん役、参加者が接客スタッフ役を演じながら、質問があればその場で答えてもらい、テンポ良く楽しく時間が過ぎていきます。

実際に接客業に携わっている方からは、メニューを見せる時の言葉や注文を受けた時の答え方、お釣りの返し方などを教えてほしいとリクエストされ、ニッキーが丁寧に説明と実践をしながら応えます。

最後にニッキーから「英語でうまくしゃべろうと思わないこと。会話できると思われたらワーッと話し掛けられる場合もあって困ります。片言でいいので、機会があれば怖がらずにしゃべってみてください！」と英語初心者に向けてのメッセージで締めくくりました。

少人数で行われるこのレッスンは、発音から教わって会話を練習し、その場で疑問点に答えるなど親切で丁寧。個別の質問にも遠慮なく答えており、アットホームな雰囲気でした。

1500円というリーズナブルな費用で、1回だけの参加もOKという気軽さも魅力です。

参加した方の感想を聞いてみると「早速使える英語ばかり！ ジェスチャーで伝えることも重要だと理解しました」、「ニッキーファンなので楽しくて、面白い英語を学べる時間でした」などなど満足した様子。

みんなで英語を楽しもうという、フレンドリーで親切なニッキーの人柄を感じるレッスンでした。

「そっくり館キサラ」に出演中！ニッキーにインタビュー

レッスンを終えたニッキーを直撃！レッスン詳細や最近の活動などを教えてもらいました。

ー　「イングリッシュレッスン」開催のきっかけを教えてください。

「英語を使った活動を始めてみたら？」と知人に言われたのがきっかけです。

真面目に教えては面白みがなく僕らしくもないので、参加者の笑いをとったり一緒に遊んだり、お笑い芸人としてできるレッスン内容を考えました。参加者はライブのお客さまのように笑顔になってもらうイメージです。

―　レッスン時の心構えを教えてください。

毎回、レッスンのテーマはリクエストに応えるようにしています。

観光客を歓迎する「ウェルカムんちゅ」をテーマにして海外からの観光客を助ける練習をしたり、「スラング」をテーマにした回では、事前準備の段階でこういう言葉があるんだって僕自身も勉強になりました。

目玉の「うちなーイングリッシュ」は、他の教室にないコーナーをと考えた結果できたもので、好評です。参加者の半数くらいは県外出身の方なので、ウチナーグチ（沖縄方言）の中で分かりやすい言葉選びを心掛けています。

―　日本人は細かい事を考え過ぎて、文法や単語を間違えたら恥ずかしいと会話をためらうのでは？と思えました。

そうなんですよ。正直アメリカ人も、パーフェクトな英語をしゃべらないはずですよ。日本人が普段、完璧な日本語をしゃべらないのと同じです。

僕のレッスンはイベント感覚でみんなに楽しんでもらって、ちょっとでも英語を使いたいと思ってくれますように、恐怖心が少し和らぎますように…という気持ちでやっています。残念ながら、パーフェクトな英語は教えていません（笑）。

「英語は話せませんが大丈夫ですか？」と質問されますが、全然大丈夫ですので、気軽に来てください！毎回自己紹介からスタートして会話のきっかけ作りなどアドバイスしますので、まず1回体験してほしいです。

―　芸人活動についても教えてください。最近は「そっくり館キサラ」出演で、全国区で知名度が広がりつつありますね。

月に1回東京に行って2〜3日出演していますが、ミスター・ビーンやフレディ・マーキュリーなど見た目勝負のモノマネを披露しています！お笑いや舞台鑑賞に慣れたお客さまが多いので、よく笑って優しく受け入れてくださいますよ。

「そっくり館キサラ」は、ホリさん、コージー富田さん、キンタロー。さん他、たくさんの有名タレントさんを輩出した場所。和田アキ子さんのものまねで最近人気のMr.シャチホコさんは、以前よく一緒にやっていました。

―　お笑いライブや他の活動はいかがですか？

テンブスホール（那覇市牧志）で月に1回程度開催している「お笑い劇場」、県内各地に出向いて笑いを届ける「FECお出かけライブ」など、所属事務所「FECオフィス」のライブに出演しています。

他にもいろいろありますが、近々沖縄の貧困家庭をテーマにしたライブを企画できればと思っています。数年前にも開催しましたが、僕自身子どものころお金がなく大変な思いをしたので、その経験を笑いに変えて自虐ネタにしたりします（笑）。

貧しくても英語を身につけるようにと、僕の親は勉強する環境を与えてくれたんですよ。勉強は楽しいもので大人になると助けになると気付かせたいので、子ども向けのイングリッシュレッスンを開催したいです。ジェスチャーゲームで単語を覚えるとか、楽しくできそうですよね。貧困経験のある自分だからできるイベントを、継続したいです。

 

―　英語学習のコツなど、最後にメッセージをお願いします。

英語を好きになるのが一番です。勉強だとイヤになりますが（笑）、好きだといろいろと興味が湧きます。きっかけは接客でも旅行会話でも何でもいいですが、好きな気持ちと目標設定が大切だと思います。

沖縄在住の方も、観光やビジネスで滞在する方も気軽に「うちなーイングリッシュ」に触れて、沖縄方言も英語ももっと好きになってくれたらうれしいです！

 

【ニッキー　プロフィール】
http://www.fec.okinawa/09.php

［基本情報］ニッキー　イングリッシュレッスン
開催日：不定期開催（月1〜2回程度開催）
開催時間：金曜日夜・60分〜90分程度
参加費：1500円（当日払い）
開催場所：那覇市内を予定（詳細はレッスン決定時に案内）
URL：ニッキー イングリッシュレッスン(Facebook)