観光
2018.08.23
島全体がパワースポット!沖縄の神秘的な離島「浜比嘉島」で島民の暖かさに触れる
勝連半島から海中道路、平安座島を経て両側にエメラルドブルーの海が広がる橋の先に緑豊かな島が見えてきます。
面積約2.2㎢人口470人の小さな島「浜比嘉島」。ここは神の島とも呼ばれいくつもの拝所があり、島全体がパワースポットになっています。
約1.4kmもの長さの浜比嘉大橋。この橋がなかった20年前は船で行き来していたと島の方がおっしゃっていました。橋の上からの光景は神秘的です。
浜比嘉大橋を渡った先にある案内板。なるほど、浜区と比嘉区で「浜比嘉」のようです。
シルミチュー御嶽
比嘉区の集落を抜けた場所に「シルミチュー御嶽」があります。浜比嘉大橋からはちょっと遠い場所にありますが、近くには駐車場もあり車でも行けます。
木々に覆われ、厳かな雰囲気に包まれていました。この階段の先にある洞窟内に、シルミチューとアマミチューという神様が住んでいたと言われています。見ることはできませんが、洞窟内には鍾乳石があり、子宝を授かる霊石として知られています。
アマミチューの墓
「アマミチューの墓」は離れ島のようになっていますね。シルミチュー御嶽とは違い、かなり目立つ場所にあります。
中央ブロックの前に車を停める人もいますが、やめましょう。ほとんどの人は道向かいの空き地に停めてましたよ。
濡れた足元に注意しながら海側に回ります。ここにはアマミチュー、シルミチューとその子孫が祀られています。
ここからの景色も絶景ですよ〜。
アマミチューの墓の近くでは、陽気なお母さんが地元で取れたモズクの酢の物を販売していました。シークワーサー風味のモズクと黒糖ぜんざいと地元を手軽に味わえます。
比嘉公民館
そんなモズク売りのお母さんに紹介されて向かった比嘉公民館。
ここでは、浜比嘉島の元気なおばぁたちが島でとれた塩を使って手作りした「マース(塩の意)御守」が売られていました。無病息災、健康長寿、子孫繁栄の3種類。筆者は風邪気味だったので無病息災のお守りを購入。詳しくは098-977-7227まで。
高江洲製塩所
お守りに使っている塩は、こちらの「高江洲製塩所」で作られています。「流下式塩田」という昔ながらの方法で、自然の力を用いて作られています。無料で工場見学もできますよ。
お問い合わせは098-977-8667まで。平日は10:00〜16:00、土曜日は15:00まで営業、日曜祝祭日はお休みです。
塩は無添加で、ミネラルなども豊富に含まれています。身体にも良さそうですね。お値段は「月きよら(上写真左)小400円」、「moonray(上写真右)大600円」です。塩を入れる壺などの陶器も販売してますよ。
塩作り体験もやってます。高校生までは1,200円で、大人は1,500円。
近くにはウエディングフォト の撮影にもよく使われるほど綺麗なビーチもありますよ。
浜比嘉島特産のモズクを使った料理
浜比嘉島の特産物はモズク。モズクを使った料理がいっぱいありましたよ。
お昼ご飯に頂いたのは喫茶店「サザンホープ」の「たこめしセット」。たこめしにモズクのスープ、モズクのチヂミ、たくさんの小鉢がついてたったの950円です。お問い合わせは098-977-8811まで。
こちらは言わずと知れた人気店「丸吉食品」。ふわっふわの「もずくコロッケ(写真左)1個130円」に迫力満点の「カニもずく天ぷら(写真右)1個400円」。
暑かったので「コーラかき氷160円」もいただきました♪
島全体がパワースポットと言われる由来は琉球開闢の伝説が元となっており、アマミチュー、シルミチューという男女の神様がここに降り立ち、その子孫が琉球の各地に広がっていったと言います。そのため、子孫繁栄の神様として安産と子宝の祈願をする参拝者が多いそうですよ。
また、集落の雰囲気も本島とは少し違っており、独特の空気を味わいながらの散策もオススメです。名産のモズクを使った美味しい料理にも出会えます。
(追記)記事の情報は2018年掲載時のもので、現在とは異なる場合があります。最新の情報はお電話などでご確認ください
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