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2024.08.27

那覇空港から約1時間半!沖縄本島北部の「本部町営市場」周辺をめぐるローカル旅 ~沖縄グルメから自家焙煎珈琲、リラクゼーションまで大満喫〜

那覇空港から約1時間半!沖縄本島北部の「本部町営市場」周辺をめぐるローカル旅 ~沖縄グルメから自家焙煎珈琲、リラクゼーションまで大満喫〜

こんにちは!日頃リュックをもって沖縄中をさんぽしているライター小鍋です。今回は、以前からとっても気になっていた沖縄本島北部の「本部町営市場」に行ってみました。

沖縄美ら海水族館やフクギ並木という、人気の観光スポットが多く点在する本部町(もとぶちょう)にあるこの市場。

レトロなカフェや沖縄スイーツ、台湾フード、マッサージ店など、今回も美味しいものや素敵な笑顔にたくさん出会えましたので、ハリきってレポをお届けします!

北部港運株式会社の島 武文さん

今回案内して下さるのは、本部町出身でカヤックなどのツアーガイドを約20年務める北部港運株式会社の島 武文さん。元カヌー選手というユニークな肩書きを持ち、満点の笑顔がまぶしい元気なガイドさんです。

それでは早速、島さんに案内してもらって市場探検へ出発!

3時のおやつはココ!昔ながらの沖縄のお菓子や沖縄ぜんざい、台湾グルメが食べられる「玉城商店」

3時のおやつはココ!昔ながらの沖縄のお菓子や沖縄ぜんざい、台湾グルメが食べられる「玉城商店」

最初に島さんが案内してくれたのは、うむがー焼きや沖縄ぜんざいなどを提供する「玉城(たまき)商店」。

玉城商店

玉城商店の看板メニューという「うむがー焼き 500円」をさっそく注文してみました。

うむがー焼きは沖縄の昔ながらのお菓子ですが、沖縄で生まれ育った筆者、実は見るのも食べるのもはじめて。とても楽しみです!

うむがー焼き

玉城商店では、タピオカ粉と小麦粉を合わせたもっちりとした生地の中に、小豆とごまの餡をたっぷり包んで作っています。

「うむがー焼きはね、昔は子供のおやつとして各家庭に焼き器が1つはあったと思う。本部(町)の人はみんな知ってるはずよ~」と、店主の玉城淳さんは笑います。

こちらがつくりたての熱々のうむがー焼き。生地はモチモチとして甘さ控えめ、小豆の餡がどこか懐かしい味で思わずニンマリしてしまいました。

うむがー焼きの中身はこんな感じ。ほかほかの小豆の餡がぎっしり入っていて、和菓子好きの筆者にはたまらない味でした!

台湾ヒラヤーチー

次いで注文したのは「台湾ヒラヤーチー 500円」です。

台湾ヒラヤーチーは、沖縄のローカルフード「ヒラヤーチー(沖縄風お好み焼き)」に似た軽食で、台湾の人気グルメ「葱抓餅(ツォンジュアビン)」のこと。玉城商店ではネギやニラ、ほうれん草を練りこんだオリジナルレシピを用いています。

「このグシャっと焼くのがいいのよ~」と玉城さん。

見た目も食べ方も沖縄のヒラヤーチーと激似!食感も同じかと思いきや、こちらはカリッとモチっとした食感。大変美味しくて、筆者はお土産にも購入しました。

うむがー焼きと台湾ヒラヤーチーは片手で食べられる軽食なので、本部ドライブのおともにもおすすめです◎

沖縄ぜんざい

最後に注文したのはこちら「沖縄ぜんざい 400円」。この日はあまりにも暑くて、ものの数分で溶けてしまいました。

玉城商店では、じっくり3時間ほど煮た金時豆と白玉にいっぱいのかき氷をのせて提供しています。かき氷の下に隠れている玉城さんの手作りぜんざいは、熟練の手技が光っていて非常に美味。

「ぜんざいマニア」がお店に来るほど人気とのことなので、甘味が好きな方はぜひお試しあれ!

玉城さん

市場を訪れた台湾の観光客の方とも軽やかな中国語で

玉城さん「あなたと別れられない」
台湾からの観光客「悲しいの?じゃあね(笑)」

と、冗談を交わすという玉城さん。

なんでそんなに中国語が堪能なのか聞いてみると「テキトーにテレビとかYoutube見て、独学で勉強してしゃべってるだけよ(笑)。だってここは、マチヤグヮー(市場や商店街)だのに」とサラり。

娘さんが台湾留学したのをきっかけに、台湾が好きになったのだそう。

「台湾の観光地もいろいろ回ったし、知人に夜のお店も連れていかれたけど(笑)。娘と行き当たりばったり行った台湾のマチヤグヮーが1番楽しかった。沖縄での生活がなかったら台湾に沈没したいぐらい(笑)。もとぶ市場に来たら、ウチの店を待ち合わせ場所にしたらいいさ~。情報はたくさんあげるから、あとは好き勝手に市場回ったらいいよ」とガハハと笑います。

“商店街は仕事場でもあり、自分の心が躍る場所”

マレーシアやシンガポール、中国、台湾などのお客さんとも物ともせず楽しくしゃべるジプシーのような雰囲気の店主。日本の南の果てにわざわざ旅行にくる旅人とはきっと相性がいいはず。

お店の場所は市場入口とわかりやすいので、ぜひ3時のおやつ休憩がてら、玉城さんに会ってみてください。

[基本情報]玉城商店
住所/沖縄県国頭郡本部町渡久地4
時間/お昼頃~日没まで
休日/月曜~木曜日

「玉城さんは、市場周辺を盛り上げる地元の先輩。気楽に話してくれるので色々やりやすいです(笑)。気軽にお店を訪ねてみてください」

本部町営市場でしっぽりカフェタイムを満喫できる「自家焙煎珈琲 みちくさ」

本部町営市場でしっぽりカフェタイムを満喫できる「自家焙煎珈琲 みちくさ」

次に島さんが案内して下さったのは「自家焙煎珈琲 みちくさ」。

本部町から半径100m以内で生まれ育ったという生粋の「本部んちゅ(本部の人)」の店主が営むお店です。

メニューを見てみると、コーヒーのほかメロンソーダやスイーツなど豊富な顔ぶれ。

筆者は「アイスカフェオレ 500円」、島さんは「オリジナルブレンドアイスコーヒー 450円」を注文しました。

お店の中は、まさにノスタルジック。市場の雑踏感とはまた違った異世界のような空間に一瞬びっくりしてしまいましたが、何だかとても落ち着きます。

読書好きな筆者が気になったのは本棚。時代を感じるレトロな本や個性を放つ本ばかりで、読書欲がそそられます。市場の雰囲気をどっぷり味わいながらしっとりと読書するのもいいですね。

しばし時間を忘れて、観光の合間に足腰を休めるのにもおすすめです。

沖縄の黒糖や生姜を使用した「沖縄チャイシロップ 1,780円」、「ジンジャーシロップ 1,780円」も発見。置いていない時もあるそうなので見かけたらラッキー!

コーヒー豆も販売しています。インドネシア、ブラジル、エチオピアなどいろんな国のコーヒー豆のほか、カフェインレスのコーヒーも。

筆者は実は生後4ヶ月の乳児がいるので、カフェにいくと真っ先に「カフェインレス」の文字を確認してしまいます。きっと同じような女性は少なくないはず。

自宅でも沖縄を思い出しながらゆっくりとコーヒー1杯飲むのもいいですね。

頼んだアイスカフェオレは、しっかりとしたコクとすっきり感が美味しい一杯。

アイスコーヒーは「僕は、夏は水の代わりにコーヒーを飲むぐらいコーヒーが好きで」と、そんなコーヒー好きの島さんもにんまりする美味しさです。

今年で15年目になる「自家焙煎珈琲 みちくさ」を営んでいるのは、知念正作さん。大学生の時に沖縄でカフェブームがあり、その頃からカフェがやりたかったのだそう。

「僕の亡き祖母が洋服屋を営んでいて、小さい頃は学校が終わるとばあちゃんの店に行っていました。なので、お店をはじめることに抵抗はありませんでした。外で働いていた時もありましたが、僕には会社員は合わなかったです(笑)。うちの店は、観光客と地元客が半々でいらっしゃいます」

最後に「お店に来るなら昼ごはんの後がオススメですよ」と知念さんは教えてくれました。

本部町営市場を訪れる醍醐味は、それぞれの店主との会話がそのひとつ。ナチュラルで笑顔が素敵な雰囲気の店主が営む「自家焙煎珈琲 みちくさ」に、ぜひフラっと寄ってみてくださいね。

〔基本情報〕自家焙煎珈琲 みちくさ
住所/沖縄県国頭郡本部町渡久地4
時間/11:00~17:30
休日/火曜、水曜

「知念さんは、市場を盛り上げようと頑張っている方です。気さくに入れるお店です!」

マッサージに癒された!本部産はちみつが濃くて激ウマだった!女性客が多く訪れる「仲宗根さんち」

マッサージに癒された!本部産はちみつが濃くて激ウマだった!女性客が多く訪れる「仲宗根さんち」

次に島さんが案内してくれたのは「仲宗根さんち」。ほぐしマッサージやアロマオイルマッサージなどの各種マッサージのほか、本部産はちみつなどを販売するリラクゼーションサロンです。

店内は白を基調とした優しい雰囲気。筆者は日頃マッサージに行く習慣がないため、取材を忘れて、しばしプライベートで「もみほぐし」マッサージを受けてみました!

筆者は産後初のうつ伏せ寝。10ヶ月以上はうつぶせ寝をしてなかったのでドギマギでしたが、肩甲骨回り、足、首、頭、顔と解されていくのが大変気持ちよかったです。

全身ポカポカになり、ふにゃっとしてしまいました。意外にも顔マッサージが1番気持ち良かったです♪

マッサージをしてくださったのは店長の仲宗根 和泉さん。本部町生まれ本部町育ちで、2人のお子さんを持つお母さんです。

家族や子どもを優先してしまいがちなお母さんなど、なかなか自分のメンテナンスをできない女性を癒してサポートしたいと思い、2019年にお店をはじめたのだそう。

「お客さんの8割が地元客でほとんどが女性ですが、最近は地元や観光の男性客も増えていますよ。全体的に中学生から80代の方まで幅広く来店されます。『自分を大切にしなきゃ』と気づいて来店されるお客さんが増えましたね」とにっこり。

店内では、アロマオイルやはちみつも販売。アロマオイルはレモングラスやゼラニウム、ラベンダー、ユーカリ、ベルガモットなどバラエティ豊かなラインナップです。

気管支が弱い人や風邪予防、リフレッシュしたい人など、体質や用途に合わせてアロマを調合することもできるそうです。

「2~3種類ブレンドすると相乗効果が出てきて深くよく整うのでオススメです。ルームスプレーや虫よけスプレーもありますので、お気軽にご相談ください」とのこと。

本部町の純粋はちみつは、みつばち達が花々を渡り歩いて集めたもの。甘味が好きな筆者も実際に購入して食べてみたところ、非常に濃厚で感動モノの美味しさでした。口に入れると花の香りが漂うので、自然の恵みに幸せな気持ちになります。

はちみつは仲宗根さんのご家族が作っているそうで、季節によって味や香り、色、とろみなどが異なるとのこと。沖縄のお土産に本部産はちみつ、ぜひご賞味ください。

放課後の時間になると、店内には地元の子供たちが遊びに来ていました。子供から大人まで、癒しのスポットとなっているのでしょう。

仲宗根さんのふんわり優しい雰囲気と手技に、今日もまた1人、明日もまた1人心身ほぐされていきます。

[基本情報]モリンガとはちみつのお店 温活・リラクゼーションサロン~仲宗根さんち~
住所/沖縄県国頭郡本部町渡久地870-3
電話/070-3801-6263
時間/カフェ11:30~16:30 マッサージ受付10:00~16:30
定休日/日曜、祝祭日(予定)
駐車場/あり
料金/ほぐしマッサージ60分5,000円、アロマオイルマッサージ90分9,000円他
https://www.instagram.com/nakasonesanchi/

※掲載内容は取材時の情報です。8月頃より市場外に移転。最新情報はInstagramを要チェック。

瀬底大橋の絶景とソフトクリームパフェ!沖縄の海を愛する元看護師が営む「アイスのじかん」

最後に島さんが案内して下さったのは、本部町営市場から車で約7分の瀬底島にあるソフトクリームパフェ屋「アイスのじかん」。2023年の4月23日にオープンしました。

美味しいソフトクリームパフェが食べられるそうなので、ハリきってレポしますっ!

快く出迎えて下さったのは代表の勇 瑞季さん(左)とスタッフの河内 こなみさん(右)。おふたりとも大阪出身の元看護師。海が大好きで、お店を営むために沖縄移住したというアクティブなお二人です。

メニューは「瀬底島680円」や「べにいも 680円」、「ちんすこう 680円」など沖縄を感じさせるものがいっぱい。「マンゴー」や「いちご」などのソースのトッピング(30円)もあります。

筆者はソフトクリームパフェの「ノーマル 500円」をチョイス!

さっそく試食してみると、濃厚なミルクがたっぷりでボリューミー。後味がすっきりしているので、一気に完食してしまいました。

店内には、素敵なインテリアとともに瀬底ブルーをイメージしたレジンアートやキーホルダーも販売されています。自宅に瀬底島の海を持ち帰ることができます。(各1,500円~2,500円前後。)

パフェやドリンクは屋上でも楽しむことができます。夜は星空を眺められるそうなので、友達やカップル、家族でロマンチックな時間を過ごすのも良さそうです。

筆者は沖縄に44年住んでいますが、瀬底大橋をこんなに一望できるスポットは知りませんでした。取材を忘れて自分の年齢も忘れて、非常にレアで見事な景色にキャーキャーと大興奮。

撮影が落ち着き、少し勇さんにお話を伺ってみました。

海が大好きでよくスキンダイビングをしているという勇さん。最初は名護市内で店舗物件を探していた中、なかなか見つけられず諦めかけた時にこの物件に出会い、ロケーションにひとめぼれしたそうです。

「来店するお客様は観光客が7割、地元客が3割ぐらいでしょうか。小学生からおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い客層の方が訪れますよ」とにっこり。

スタッフの河内さんは「海が大好きなので、朝の6時からしょっちゅう泳ぎに行っています(笑)。このお店は、海と夜空が見れるからいいんですよー。星空が超キレイです!最初見たとき『こんなキレイな海と星空を見れるなんて!』と感動しました。」と目を輝かせます。

瀬底島に来たらば、飽きるまで瀬底島の海と青空を眺めて「アイスのじかん」をお過ごしください。

[基本情報]アイスのじかん
住所/沖縄県国頭郡本部町字瀬底2593 オーシャンテラスセソコB
時間/11:00~22:00
休日/なし
駐車場/2台 ※公共無料駐車場有り
https://www.instagram.com/aisu.nojikan/

「濃厚であっさりしているので食べやすいですよね。アイスのじかんは夜も営業しています。本部(町)は昼遅めからゆっくりスタートするお店が多いですよ」

今回案内役を務めてくださった島さんは、本部町でツアーガイドを約20年務めてきたスペシャリスト。

新月限定ナイトカヤックツアー(6,000円)や本部港内で貸出・返却できるレンタカー、宮城島一周シーカヤックツアー、サンセットツアー(SUP&カヤック)など各種展開しています。

https://yanbarumarineclubactivity.hp.peraichi.com/ymca

これにて、本部町営市場周辺をめぐるローカル旅は終了!

今回は島さんのご案内で4つのお店を巡りました。地元目線ならではの美味しいグルメやサービスに出会うことができ、どこでも温かい笑顔で歓迎してもらえました。地元の方とのふれあいは、まさにローカル旅の醍醐味。

記事で紹介された順でお店を巡るのも良し、自分の好きな順で巡るのも良し、行きたい場所だけ行くのも良し!

本部町のローカルな自然を満喫しながらぜひよんな~よんな~(ゆっくりゆっくり)本部での時間を過ごしてくださいね♪

【取材協力】
島武文さん(北部港運株式会社/やんばるマリンクラブアクティビティ)
電話:080-6794-9543

〈お知らせ〉
1.新月限定ナイトカヤックツアー(9月1・2・3・5日 、10月1・3・4日)/5,000円~6,000円
2.本部港内で貸出・返却OKレンタカー(5,500円~66,000円)※乗り捨てOK
3.手つかずの自然とパワースポット「宮城島一周シーカヤックツアー」等各種ツアー開催中
https://yanbarumarineclubactivity.hp.peraichi.com/ymca

konabeharuka
この記事を書いた人小鍋 悠
沖縄出身、沖縄在住。ことば×音楽のライフワーカー。某テレビ会社とラジオ局勤務を経て、現在ライター&司会者。小さい頃はとにかく図書館が大好きで、大学ではびっしり沖縄民話の調査に当たり「取材」の原点を味わったことから、ライターへ。得意な執筆分野は「沖縄あるある」。趣味はJazzとピアノ。 このライターの記事一覧

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