食事
2023.07.20
受け継いできた伝統の沖縄そばの味 那覇市の「すば処 月桃」で木灰そばを味わってきた
こんにちは、そばじょーぐーライターのもーりーです!
食を通して沖縄の伝統を学べる、それも沖縄そばの魅力の一つだと思いませんか。今では麺のつなぎに〝かん水〟を使っていますが、昔は〝木灰水〟というものを使っていたのだとか。
今回紹介するのは、そんな木灰そばが味わえるお店。「木灰そばってなに?どんな味?美味しいの?」と、お店の方に木灰そばのいろんなことを教えていただきましたよ。
やってきたのは、那覇空港から車で20分ほどの場所にある「JAおきなわ真和志支店」。その施設内にあるお店が今回紹介する「すば処 月桃」です。
オープンから25年、姉妹店である「安里屋そば」の店主がJAで勤めていた縁がありここでお店を構えることになったのだそう。
地元に根付いた地域の人に愛されるお店。ピーク時間にはいっぱいすることもありますが、座敷席もあり家族で来店してもゆったり過ごすことができます。
メニューはシンプルにそばとジューシー。スープはあっさりとこってり、さらにはミックスから選ぶことができます。なんでも、麺には〝木灰水〟なる水をつなぎに使っているのだとか。
木灰水とは、ガジュマルの灰を水に浸け、その上澄を利用したもの。こうすることで、麺作りに最適なアルカリ性の水になるのだそう。
実際に木灰水を味見させてもらいましたが、見た目は無色透明で香りはバーボンのような煙の香り、味はピリッと強烈な刺激があり、さすがにそのままでは飲めませんでした。
最低でも4日間つけ込むらしく、麺作りだけで1週間かかるのだそう。
筆者が選んだのは全部のお肉が贅沢に乗った、その名も「肉舞(シシマイ)すば(中)890円」のあっさりスープ。
あっさりとは言っても、カツオの香りの中にしっかりと豚骨の旨みも感じるスープ。こってり味付けながら、スープの旨みを引き立てるお肉も絶品です。
注目の木灰水を使った麺はツルッとコシの強い食感。あっさりスープとの相性も良く、微かに麺の甘みも際立っているような…。
と言うことで今回は、那覇市寄宮のJAおきなわ真和志支店内にある人気店「すば処 月桃」を紹介しました。
店主のお父様が作っていた沖縄そばをそのまま再現したという伝統の木灰そば。今回はあっさりスープで頂きましたが、こってりスープも美味いんだとか…。
ゆったりとした沖縄らしい空間の中で、伝統の味わいを堪能してみてくださいね。
[基本情報]すば処 月桃
住所/沖縄県那覇市寄宮3-10-1 JAおきなわ真和志支店1F
電話/098-835-0979
営業/10:00〜16:00(土・日曜は14:00迄)
定休日/月曜
駐車場/あり
Wi-Fi/なし
クレジットカード/不可
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