こんにちは、お肉大好き系ライターのもーりーです！

沖縄の食文化に欠かせない豚肉。昔から「鳴き声以外は全部食べられる」と言われているほどウチナーンチュは豚肉が大好きなんです。

そんな中でも特に注目を集めているのが沖縄在来豚のアグー。ちょっと前までは「幻の黒豚」と呼ばれていて、メディアにも頻繁に取り上げられて全国的に知られるようになりました。今ではあっちでもこっちでもアグー料理を見るようになりましたが、皆さんは本当のアグーの美味しさを知ってますか？

今回は、血統から育成環境にまでこだわった絶品アグーのお肉が味わえるお店を紹介します。

那覇空港から車で1時間ほど、名護市大南の商店街の通り沿いに「やんばるダイニング 松の古民家」はあります。

築70年近い瓦屋根の古民家。通りとの間を仕切るヒンプンが、隠れ家的な雰囲気を演出しています。

「古民家らしさを大切にしたかった」と店主の松下さん。住居だった頃の雰囲気がそのまま残る店内は、まるで実家のような温かみに溢れています。

看板メニューの「しゃぶしゃぶセット3,500円」は、数量限定の純血種「島黒アグー」とブレンド種「やんばる島豚あぐー」のお肉から選べます。

ブレンド種とは言っても、世界的に評価の高いイギリスとアメリカのブランド豚と掛け合わせたもので、その美味しさも絶品なのだそう。

店主こだわりの島黒アグーのお肉はまるで宝石のような輝き。アグーの脂は沸点が低く、高温で焼いてしまうとうまみが落ちてしまうのだそう。

「だから、アグーのお肉を美味しく食べるにはしゃぶしゃぶが一番なんです」と松下さん。低温のお湯でサッとしゃぶしゃぶしたら、まずは塩を軽くつけてアグー肉本来の美味しさを味わってみてください。

誕生日などの記念日には、特別な「サプライズNIKUケーキ」で思い出に残る1日を。3日前までの予約制なので、詳しくはお店に問い合わせてみて。

しゃぶしゃぶのほか、「美ら海ぶどう495円」や「黒糖煮のトロトロラフテー935円」などの沖縄料理も人気です。

アグーについて教えていただいたのは店主の松下さん。

純血種のアグーは出産頭数が少ない上に成長速度も遅く、採れるお肉の量がとても少ないのだとか。「それでも純血のアグーにこだわる生産者の方々へのリスペクトが美味しさの秘訣です」と松下さん。

「アグーの他にも、名護市には埋もれているいいものがたくさんあります」

お店を通して、まだ知られていない名護市の魅力を伝えていらっしゃいました。

［基本情報］やんばるダイニング 松の古民家
住所／沖縄県名護市大南2-14-5
電話／0980-43-0900
営業／17：30〜22：00（L.O.21：30）
定休日／日曜
駐車場／あり
Wi-Fi／あり
クレジットカード／不可