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伝統

2022.09.09

トートバッグに手拭いにTシャツに…沖縄の伝統と美をより身近に 「紅型小暑」が手がける素敵な紅型グッズを紹介!

こんにちは、沖縄大好き系ライターのもーりーです!沖縄を代表する伝統的な染物の一つが紅型。

南国らしい鮮やかな色使いと、そこに描かれた独特の世界観はまさに沖縄の美。組踊りなどの舞台衣装として主に用いられており、琉球王朝時代には武士や王族などしか身に付けることを許されなかったのだそう。

今回は、そんな紅型をより身近に、可愛らしくアレンジする「紅型小暑」を紹介。7月に沖縄市の喫茶店「珈琲ロマン」で行われた展示会とワークショップに行ってきましたよ。

お話をお伺いしたのは紅型小暑の板橋さん。茨城県ご出身の板橋さんが紅型と出会ったのは、学生の時の修学旅行だったのだそう。

「紅型の色と柄の組み合わせが新鮮でとても可愛いと思ったんです」

それから大学を経て紅型を勉強するために沖縄へ。アルバイトと並行しながら、紅型工房でスタッフとして5年間腕を磨いてきたと言います。

そんな沖縄での生活の中、いつしかアルバイトの忙しさと楽しさに惹かれてしまったという板橋さん。いざ就職を目の前にしたときに、やはり好きなことをやりたいと社員への登用を断り紅型職人として独立することを決意したのだそう。

板橋さんが作品の中に表現するのは「自分らしい紅型」。出かけるのがお好きで、特にカフェでの時間は特別なものなのだとか。その中で板橋さんが見てきたもの、感じたものが作品の中に落とし込まれています。

紅型手拭いは5,500円。

紅型特有の鮮やかさを残しつつも、どこか優しく柔らかな雰囲気の作品。ふわりと浮かび上がるような絵柄からは、カフェの空気や料理の香りとともに、板橋さんの紅型への想いも伝わってくるような気がします。

紅型トートバッグ5,500円、紅型ハンカチ3,000円。

SNSやネットショップから噂が広がり、最近では豊見城市の「島の装い。Store」や浦添市の「PORTRIVER MARKET」など、様々なところで紅型小暑の作品を見られるようになりました。この日も、SNSを見て駆けつけた方が大勢いらっしゃいましたよ。

イベントや展示会ではワークショップを開催することも。板橋さんが型を取ったデザインに、好きな色を重ねてオリジナルの紅型を描くことができます。毎回人気で、この日も満員御礼。

ワークショップの情報は紅型小暑のInstagramをチェックしてください。

ということで今回は、新進気鋭の紅型作家・紅型小暑の作品を紹介しました。

敷居の高いイメージのある紅型ですが、板橋さんの描く作品はどれも愛らしくて思わず手に取ってみたくなるものばかり。今回紹介したトートバッグや手拭いのほか、Tシャツやはがきなど使い勝手がいいのもポイントです。

Instagramでは作品のオーダーも承っているとのこと。日常に素敵な紅型を取り入れて、沖縄の伝統をより身近に感じてみてくださいね。

[基本情報]紅型小暑
https://www.instagram.com/bingata.shousho/

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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