観光
2022.01.19
こだわりの商品がずらり!オンラインで商店街のお買い物が楽しめる「マチグヮーストア」
沖縄出身のライターオオシロジュンコです。
まだ気軽に旅行ができない中で、自宅でも旅気分を味わえる「オンラインストア」。
今回は沖縄のマチグヮー(商店街)でしか買えないものというコンセプトをもち、購入後はもちろん、見ているだけでも沖縄の商店街を感じられるオンラインストア「マチグヮーストア」について紹介します。
少し変わった商品が多く、雑貨から食品、書籍までと本当のマチグヮーのような品揃えが魅力的な「マチグヮーストア」は、実際に商店街に関わる有志4名の熱い想いで運営されていました。
マチグヮー(商店街)の魅力をオンラインでも
私の生まれ育った那覇のマチグヮーは、戦後まもないころ闇市から始まったとされる商店街です。
以前は菓子店や雑貨屋、お土産品店、精肉店が立ち並び、観光客や地元客でにぎわっていましたが、2020年以降、新型コロナ感染症の影響でシャッター街へと変貌を遂げていました。
そんな中、昔からあるお店がつぶれてほしくないという思いで「なんとかしなくちゃ」と第一牧志公設市場周辺の商店街関係者の有志4人が、オンラインショップ「マチグヮーストア」をオープンさせました。
マチグヮーストア運営メンバーは、公設市場近くの和食器屋「津覇商店」三代目店主の津覇綾子さん、近所に住み商店街に関わる畑井モト子さん、金城忍さん、パラソル通りの雑貨屋「tope」店主の与儀静香さんの4名。
今回運営に至ったきっかけや、商品へのこだわりなどをインタビューをさせていただきました。
マチグヮーストアに対する想い
まずはオンラインストア開設のきっかけについて伺いました。
2020年初頭から、新型コロナ感染症の影響で周りが一斉に静まり返りました。最初はすぐ戻ってくると思っていたものの、そのうちお土産品店が閉まり出し、「これは本気でやばい、何とかしなくては」と考えるように。
そんな中でも、地元のスーパーへ行くとそこそこお客様が来ている。商店街は観光に特化していったことで、地元のお客様が遠のいていたことを痛感しました。
「マチグヮーを忘れてほしくない。」
マチグヮーの活性化を含めて、やはり発信が要になるし、物も売らないといけない。観光客、地元客の双方にマチグヮーの魅力を再発見してもらいたい。その思いから、オンラインストア開設に至りました。
今後の展望としてはマチグヮーの商品を、オンラインサイトを使えないオジーやオバーにも届けられないかと模索しているとのこと。さらに動画配信にもチャレンジしてみたいと熱い想いを語ってくれました。
ちょっと変わった「マチグヮーストア」の商品へのこだわり
マチグヮーストアには、少し変わった商品や面白い商品がラインナップされています。
商品選定のこだわりとしては、「店舗を構えていること・オリジナル商品・量販店やスーパーには置いてないもの」だそうです。
(※店頭価格とマチグヮーストアの販売価格は商品によって違います)
マチグヮーでしか買えない物は知る人ぞ知る商品だったりするので、観光客だけでなく、地元客にも情報として楽しんでほしいそう。
それぞれの商品は、注文が入るとメンバーが各店舗を歩いて廻りながら調達しているため、店舗の定休日や食品の賞味期限の調整などの苦労もあると話してくれました。
運営メンバーのイチオシ商品を紹介!
松原屋製菓の「黒糖ピーナツ」
国際通りのドンキ・ホーテ横から入った市場本通りにある、60年以上続く老舗「松原屋製菓」。店頭には、沖縄のサーターアンダギー、ポーポーなどの伝統菓子がずらりと並んでいます。
私も子供の頃からよく利用しており、今でも行事のお菓子はこちらで購入しています。
金城さんおすすめは、松原屋製菓さんの黒糖ピーナツ 450円(税込)!
多良間島の黒糖を使用していて、黒糖の甘味とピーナツの香ばしさがたまりません。食べはじめると手が止まらなくなるそうです。
[基本情報]松原屋製菓
住所:沖縄県那覇市松尾2-9-9
TEL:098-863-2744
営業時間:9:00~20:00
※現在営業時間を短縮して営業しております。
定休日: 不定休
メキシコ雑貨店topeの「メルカドバッグ」
市場中央通りと平和通りの間の小さな商店街パラソル通りにあるメキシコ雑貨店「tope」は、マチグヮーストア運営メンバーの与儀さんのお店です。ひときわカラフルで目立つ店内は見ているだけで楽しくなります。
与儀さんおすすめは、カラフルで可愛いメルカドバック 5,800円(税込)。メキシコのオアハカ州で作っているメルカドバッグは、今世界中で人気の商品です。プラスチック素材なので軽くて丈夫。メルカドバックを持って現地(マチグヮー)へ来てお買い物をしてほしいです。
[基本情報]メキシコ雑貨tope(トペ)
住所:沖縄県那覇市牧志3-3-1
TEL:098-862-4000
営業時間:10:00頃~18:00頃
※現在時間を短縮して営業しております。
定休日:日曜+α
琉球ぴらすの「紅型デニムデイリーポーチ」
ブランドショップから古着屋まで立ち並び、沖縄の裏原宿と呼ばれる浮島通り沿いにある「琉球ぴらす」。沖縄の風景や食べ物、動物などをモチーフにしたデザインや紅型など、沖縄らしさあふれるTシャツや雑貨で店内は埋め尽くされています。
マチグヮーストアのロゴマークのデザインを担当した畑井さんおすすめは、紅型デニムデイリーポーチ(M)1,485円(税込)。紅型作家の宜保聡氏デザインの紅型がプリントされています。旅行時のカメラや充電器を入れたりするのにピッタリサイズで、さらにひとまわり大きいLサイズもあります。
[基本情報]琉球ぴらす
住所:沖縄県那覇市松尾2-2-14
TEL:098-863-6050
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
https://www.ryukyu-piras.com/
有限会社やまかわの「魔法のしょうゆ」
新天地市場本通りの「有限会社やまかわ」 は、乾物や調味料など食材を販売しているお店です。沖縄料理でよく使われる、いろんなバリエーションの鰹節や昆布、佃煮を手作りできるセットやジーマーミ豆腐の素など、地元の私も気になる商品が並んでいます。
マチグヮーストア運営メンバーのリーダー津覇さんおすすめは、魔法のしょうゆ 1リットル840円(税込)。マチグヮーストアにご自身のお店の商品があるのにも関わらず、今回はこちらを紹介するほど絶賛!知る人ぞ知る、一度買ったら手放せない商品だと熱弁してくれました。
三枚肉の煮付けやきんぴらごぼうなど、この魔法のしょうゆだけで本格的な味になる優れものだとか。思わず取材に来ていた私たちも、その場で購入してしまいました。
[基本情報]有限会社やまかわ 新天地店
TEL:那覇市松尾2−21−11
電話:098-864-0008
営業時間:10:00〜18:00
定休日:隔週の日曜日
今回紹介した店舗と周辺マチグヮーのマップはこちら。マチグヮーストアには他にも様々な商品や店舗が揃っていますよ。
マチグヮーは、お店の人と会話を楽しみながら気軽に商品を選べるところが魅力です。
今でも私は、母の代から市場の決まったお店でお正月用の食材を買っています。相対売り(売り手と買い手で話し合って価格を決める販売方法)での価格交渉や、しーぶん(おまけ)をいただくなど、スーパーや量販店にはない買い物の醍醐味があります。
マチグヮーストア運営メンバーは、「最終的には現地に来てほしいというのが一番の願い」だと話していました。
自宅ではマチグヮーストアで沖縄気分を味わって、沖縄へ訪れたときはぜひ実際の店舗へも足を運んでみてください。
[基本情報]マチグヮーストア
https://machigwastore.stores.jp/
※店頭価格とマチグヮーストアの販売価格は商品によって違います。
※期間限定で送料無料キャンペーン中! 終了しました
Keyword: