観光
2020.11.06
「首里城公園」からの帰り道は儀保駅がおすすめ!首里の城下町をゆったり歩くお散歩ルートを紹介
沖縄へ来てからしばらく住んでいたのが、首里の「儀保駅」周辺の住宅街、桃原町です。
琉球王朝時代には王族が大きなお屋敷を構えていたという桃原町。高台になっているので、桃原町のアパートからは那覇の街と海を見渡すことができました。景色だけは高級タワーマンションにも負けない、古いアパートでした。
そんな首里の桃原町に5年程住んだわたしが、今回は首里城から儀保駅までのおすすめ散策ルートとそのポイント紹介します!
目 次
首里城からは龍譚通り〜桃原本通り〜儀保駅のルートがおすすめ
ゆいレールを利用して首里城へ行ったことがある方、意外と歩くな・・・と思ったことありませんか?
最寄駅は首里駅となっていますが、距離にして約1.1km、徒歩15分ほどの距離。実は首里城から儀保駅までも、ルートによりますが約12分〜19分という距離です。
そこで、今回紹介するのは首里城公園から「龍譚通り」と「桃原本通り」を歩いて儀保駅まで戻る道順です。
このルートのおすすめポイントは3つ。
1.首里城から儀保駅まではゆるい下り坂で楽に帰れる
2.高台沿いの道なので、那覇の街を一望することができる
3.閑静な住宅街に続く趣あるサンゴの石畳
では実際におすすめの道順とそのポイントを紹介していきます!
首里城公園から景観地域「龍譚通り」をあるく
まずは首里城の首里杜館側から首里城前の交差点へでて右折、龍譚通り方面に向けて歩きます。
池端の交差点に差し掛かったら、左側へ。
「龍譚通り」の沿線は「那覇市都市景観形成地域」となっているので、赤瓦を使った建物が並ぶ趣ある街並みとなっています。
歩道も広々と整備されているので歩きやすく、通り沿いには創業120年の「山城まんじゅう」や休憩にぴったりのカフェなどもあるので、寄り道しながら進むのも散策の楽しみです。
約10分ほど歩くと山川交差点に差し掛かります。ここを右折し「桃原本通り」に入ります。
絶景と石畳が続く「桃原本通り」でかつての城下町をのんびり散策
周辺には有名な観光スポットも少ないため、地元の人しか見かけない桃原本通り。
しかしながら、歴史あるこの地域は那覇の市街地とはまた違った景観が残り、のんびりと歩いているだけでも新鮮な景色に出会えます。
龍譚通りと桃原本通りの特徴は、なんといっても石畳で整備された歩道。アスファルトではなく、かつての城下町を思い起こさせるような趣のある石畳が儀保駅まで続いています。
雨の日はちょっと滑りやすいのと、石が劣化している部分もあるので、歩きやすい靴がおすすめです。
「首里山川郵便局」を過ぎたあたりから、左手側に那覇市中心部を一望できる通りが現れます。特に山川(石嶺向け)バス停横の脇道が絶景ポイント!遠くには海も見え、晴れた日にはなんとも爽快な景色が広がります。
西側が見渡せるので、サンセットタイムもおすすめの絶景スポットです。
先に進むと、崖の先に建つ人気のイタリアンレストラン「ヨナサルウテ」があります。こちらは夜には那覇の夜景を見渡せるとあって、デートや女子会に人気のお店。
夜景をみながら美味しいイタリアン料理にワイン・・・最高!と思いながら何度通り過ぎたことでしょう。
桃原本通りには自然も多く、木々が生い茂るエリアには案内板と小さなベンチが。ふと足を止めてひと息つきたくなります。
さらに歩いていくと地元の商店があったり、昔ながらのお食事どころがあったりと、地元の人々の生活に根付いた店舗もちらほらと見かけます。
地元の人々の生活が垣間見れる「儀保駅」から首里城をながめる
首里城から龍潭通り、桃原本通りを経由して徒歩19分ほどで儀保駅へ到着します。ゆいレールの15駅の中で乗降客数14番目、それが儀保駅です。
駅周辺は、観光地が多くあるわけではありませんが、この地域に暮らす人たちの生活を垣間見るような賑わいを感じることができます。地元の人に愛されて来た「山城ストアー」や、塾帰りの学生を見かけるたこ焼き屋さん、老舗のケーキ屋さんにパン屋さんも並んでいます。
観光地近くの賑わう駅とはまた違った、沖縄の暮らしに根付いている駅を利用してみるのもおすすめです。
以前は儀保駅の「那覇空港方面」のホームから、那覇の街を見守るように建つ首里城の正殿が見えていました。いまは城壁と、残った建物が少しだけ見えています。
2020年現在、首里城公園では「見せる復興」として城郭内の一部区域を除き、一般公開を再開しています。
2026年の正殿復元にむけて再び動き出した首里城。かつての首里城に思いをはせ、由緒ある城下町の面影が残る首里城〜儀保駅までのルートを歩いてみませんか。
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