食事
2020.09.28
美味しくて安い!地元民おすすめ沖縄の弁当屋 ~沖縄本島南部編~
旅の大きな楽しみのひとつはご当地グルメですよね。皆さんこんにちは、B級グルメ大好きなライター・ヨシカワアヤカです。
沖縄県民が大好きなご当地グルメ、それがお弁当。那覇市の弁当の年間購入額は、全県庁所在地の中で1位!(総務省実施2019年の家計調査より)
沖縄の弁当はボリューム満点、安い、そしてもちろん美味しい、三拍子揃った隠れたご当地食なのです。今回は、地元で愛される弁当屋をご紹介。もちろん、いつでもほかほかの温かいお弁当が食べられる、店内製造の弁当屋ばかりです。沖縄旅行の際、地元民行きつけのお店で弁当を購入し、沖縄で暮らしているような雰囲気を味わうのもおすすめです!
(追記)料金は掲載時点のもので、現在と異なる場合があります
糸満市/ヨシダ座波本店
沖縄本島の最南端に位置する糸満市。糸満市民に弁当の有名な店を聞いたところ、まず名前が挙がったのが「ヨシダ座波本店」でした。ちょっとした日用雑貨や食料品も販売する、まさに地元で愛されている商店です。
入店すると、日用品より先に目に飛び込んでくる弁当や惣菜の数々。
店の看板にも「弁当・そうざい」と書いてあるだけあり、弁当だけでなく惣菜の種類が豊富。イカフライ・そうめんチャンプルー・グルクンのからあげ・焼き鳥など、夜ご飯のおかずに一品足したい主婦にも有難いお店です。
ホットサービスもあり、天ぷらやフライなどが温かいまま販売されています。奥にはじゅーしー(沖縄風の炊き込みご飯)おにぎりが大量に陳列されている様子も。さすが沖縄!
レジ横では沖縄そばが販売されていました。出汁は、香川のセルフうどんのように、自分で注ぐ方式。これは地元っぽさを味わえてなかなかの楽しさ!
ミックス弁当(450円)をセレクトしてみました。塩サバ、唐揚げ、オムレツ、ゴーヤーチャンプルー、ポテトサラダなど、沖縄県民の好きな物がたくさん。
驚きなのは、「ヨシダ座波本店」は24時間営業なのです。繁華街ならともかく、正直この場所で24時間営業というのはすごい。それだけ地元の人に愛されているお店と言えるでしょう。
[基本情報]ヨシダ 座波本店
住所:沖縄県糸満市字座波4-3
電話:098-996-2100
営業時間:24時間営業
定休日:なし
駐車場:あり
那覇市/上間てんぷら店 小禄金城店
沖縄で有名な弁当屋といえば、黄色い看板でおなじみの「上間てんぷら店」です。
県内に数店舗ある中でも、小禄金城店はゆいレール小禄駅から5分と徒歩圏内。公共交通機関でも行きやすい場所にあります。早朝6時から開店しており、出勤前の会社員や夜勤明けの人など、早朝から驚くほどお客さんがいます。
弁当メニューは定番のトンカツや生姜焼き、ゴーヤーチャンプルーなど、バラエティ豊か。女性に嬉しいところでは豆腐ハンバーグがメインの物も。面白いと思ったメニューは、冷蔵庫に陳列されていた冷やしそうめん。暑い夏には人気だそう。
弁当を選んだ後は、せっかくなので天ぷらもいくつか買ってみましょう。「てんぷら店」と店名につく通り、店内では天ぷらがどんどん揚げられています。少なくなるとすぐ補充されるため、いつでも揚げたてが食べられるのが嬉しいですね。
店の外には、簡易ですがイートスペースもあり、買った弁当や天ぷらを食べられるようになっています。揚げたての天ぷらを熱いうちに食べたい方はこちらでどうぞ。
選んだのはサバの醤油煮がどーんと乗った弁当(400円)です。にんじんしりしりー・きんぴらごぼう・コロッケ・茄子の味噌和えに、サバの下にはスパゲッティ。にんじんしりしりーは沖縄のお弁当の定番なんですね。
嬉しいのは、ご飯が白米・わかめご飯・じゅーしーから選べる点。おかずに合わせて白米を選ぶも良し、沖縄らしくじゅーしーも選ぶも良し。ご飯選びも楽しみの一つです。
[基本情報]上間てんぷら店 小禄金城店
住所:沖縄県那覇市金城5-7-12
電話:098-852-1340
営業時間:6:00~18:30 日曜のみ6:00~17:15
定休日:なし
駐車場:あり
那覇市/むんじゅる弁当
那覇で美味しい弁当屋を尋ねると、必ず名前が挙がるのが「むんじゅる弁当」です。ゆいレール安里駅から450m、徒歩5分程の場所にあります。駐車場はありません。狭い道ですので路上駐車はしないようにしましょう。
お揃いのTシャツを着た店員さんが、所狭しと弁当を並べています。無くなってもすぐ奥の厨房から補充されますので安心してください。
ガッツリ系の弁当が多いのがむんじゅる弁当の特徴。肉系のおかずがほとんどで見るからにボリュームがありますが、全て400円です。
名物の照り焼きチキンがどーんと乗った弁当(400円)を選びました。魚フライ・マカロニサラダ・スパム・ナポリタン・もやし炒めと、弁当界のスターが勢揃い。
照り焼きチキンは味付けがしっかり。甘辛くてご飯が進みます。おかずをこのようにご飯の上に乗せ、味が染みた(沖縄の言葉であじくーたー)ご飯を食べるのも、沖縄の弁当あるあるでしょうか。
ガッツリ弁当を求めて、昼時は男性のお客さんが行列を作っていました。むんじゅる弁当の営業時間は、10時から14時の昼間と、18時から朝7時にかけて。夕方から朝にかけては、近くの繁華街・栄町市場で飲んだお客さんが、〆に買っていくそうです。駐車場もないのにいつも流行っているむんじゅる弁当は、近隣のお客さんからとても愛されている店なのだと思います。
[基本情報]むんじゅる弁当
住所:沖縄県那覇市壺屋2-13-17
電話:098-853-8741
営業時間:10:00~14:00 18:00~7:00(土曜日は休み)
定休日:日曜日
駐車場:なし
浦添市/ナカハラストアー
(追記)ナカハラストアーは2022年3月末に閉店しました
最後に紹介するのは、浦添市にある「ナカハラストアー」です。浦添市民の知人が「飲んだ後は〆に必ずナカハラストアーのおにぎりを食べる」と言っていたので、気になっていました。
ナカハラストアーは、店の前には野菜や果物が並ぶスーパーです。しかし、看板に「でっかいおむすび・スープ各種・沖縄そば・カレー」とあるように、弁当屋以上に弁当の種類が豊富。しかも24時間営業。近所にあったら嬉しすぎるお店ですね。
たくさんの弁当が並んでいます。どれを選ぶか決められず、思わずカウンターを2周してしまいました。
奥にあるスープコーナーです。クリームスープ・たまごスープ・ベジタブルスープ・豚汁・味噌汁・と、汁物だけでも5種類も。その他にも人気のカレーと沖縄そばがあります。
ナカハラストアーのもう一つの人気商品はおにぎり。レジ前には常に10種類ほどのおにぎりが並んでいます。好みのおにぎりが無い場合は、スタッフに声をかけると握ってくれるそう。人気は鶏そぼろとのことで、ひとつ食べてみました。甘辛いそぼろにマヨネーズが混ぜてあって、うん、美味しいに決まっています。
カウンターを2周して選んだのは甘酢チキン弁当(400円)です。ランチ時に弁当を買ったら、さんぴん茶をサービスで付けてくれました。
甘酢チキンににんじんしりしりー、ゆでたまご、漬物、紫芋のコロッケ、野菜と魚肉ソーセージを揚げたもの、と、バラエティ豊か。野菜も多めで、栄養バランスもばっちりです。
[基本情報]ナカハラストアー
住所:沖縄県浦添市沢岻2-6-2
電話:098-877-7806
営業時間:24時間営業
定休日:なし
駐車場:あり
沖縄には、それぞれの町に、地元の人に愛され続けている弁当屋があります。ぜひ地元の味を体験してみてください。
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