観光
2020.07.09
イーアス沖縄豊崎へ!沖縄で注目の「DMMかりゆし水族館」の楽しみ方
2020年5月25日にオープンした「DMMかりゆし水族館」は、最新の映像表現と空間演出を駆使した新しいカタチの水族館として注目を集めています。ゆっくり散策しても、90分〜120分ほどで見学可能。豊見城市豊崎にオープンしたばかりの大型商業施設「イーアス沖縄豊崎」の敷地内にあります。
那覇空港から車で15分。高速道路を利用する際は、豊見城・名嘉地ICで降りると10分弱で到着します。近くには、アウトレットモール「あしびなー」や、夕日がきれいな「美らSUNビーチ」があり、地元の人も観光客も訪れる沖縄の観光スポットです。
イーアス沖縄豊崎にある「DMMかりゆし水族館」とは?
DMMかりゆし水族館は、DMM.comグループ初の水族館事業として最新の映像表現を駆使した「リアルとバーチャルの融合」を体験できる新感覚のエンタテインメントな水族館です。
動植物合わせて約190種、展示生物が約5,000点と、多種多様な海洋生物や動植物を見学できます。また沖縄の「澄み切った海」と「豊かな森」と「亜熱帯気候の自然」を最新の映像表現や音楽を生かした空間演出により、入館者を楽しませてくれます。
注目の円柱水槽で泳ぐクラゲのエリア、バーチャル水槽や臨場感のある映像シアターなど、テーマパークのようなワクワクを体験でき、水や森を再現した癒やし空間を体感できる、五感に優しい「没入型水族館」として、新しいカタチの水族館が誕生しました。
地上3階構造の建物は入口が2階、1階が出口となり、オリジナルグッズを販売する1階のショップエリアは、チケットを購入せずとも誰でも利用できます。
入口は2階!まずは「常緑の森」で生き物たちを見学
まずは、入り口でチケットを購入します。大きな荷物があれば、2階の入場口手前のコインロッカーで預けましょう。但し、スマホを忘れずに!館内でむっちゃ使います。
入場ゲートを通過すると、シアタールームに案内されます。水と生命を物語る沖縄の映像が、3分間ほど180度の多面大型スクリーンで上映され、映像に合わせて風が吹く演出もあり臨場感たっぷり。これから始まる水族館体験に期待が高まります。
シアタールームを出ると、その先は「常緑の森」をイメージした空間へ。
さっそく出発!と歩みを進めたいところですが、その前に1つだけ、やることがあります。DMMかりゆし水族館の公式アプリをダウンロードします。前日に準備しておくと便利。また、スマホをフル充電しておくことも忘れずに。
(追記)2024年8月をもって公式アプリはサービスを終了。「いきもの図鑑」は公式ウェブサイトから閲覧できます
館内のあちこちにはアプリをタッチする看板があり、スマホをタッチすると、目の前の水槽で泳ぐ魚や生き物たちの説明をアプリで確認できるのです。
実は、館内には生き物たちの説明がなく、アプリで解説してくれます。アプリを使うと、スタンプラリーのようにアプリ内に生き物を集めたりと、水族館を何倍も楽しめますよ。
さらに進むと、「亜熱帯の森」をイメージした空間へ。
聞こえてくるのは、沖縄本島北部にある森、いわゆる「やんばるの森」で録音された生き物の声。臨場感を出すために、24時間かけて録音したそうです。見るだけでなく、五感で楽しめる水族館ならではのこだわりですね。
水槽に目を向けると、ゆらゆらと揺れる水草の中にカラフルな淡水魚たち。上から覗ける水槽もあります。
巨大なガジュマルがそびえ立つエリアには、カエルやワニといった爬虫類の生物が皆さんを待ち構えています。中にはよーく観察しないと見えないほど、小さな生き物たちまで。森を探索している気分が味わえます。
その先には、沖縄の表情豊かな空と海を再現した、開放的な水槽が待ち構えています。
空は映像で表現されていて、晴天から雷雨へ移りゆく景色や飛行機が飛んでいたりと見ていて飽きないです。水槽は、水面下と水面上を上から横から角度を変えながら眺められ、のんびりと過ごしたいエリア。
さらに奥のケージでは、2匹のコツメカワウソを発見!
陸と水中を縦横無尽に動き回る姿が、愛らしいカワウソたち。タイミングが良ければ、飼育員が餌をあげる「もぐもぐタイム」を見学できます。飼育員が登場すると我先にとカワウソたちが集まり、たまに餌を投げるフリに引っかかって水中を探し回るカワウソの姿は、かわいすぎて癒やされました。
床一面が透明なガラス張りのエリア。ここは必見です!
このスペースだけ靴を脱いで歩きます。まるで水面を歩くかのように、さまざまな沖縄近海の海洋生物を真下に鑑賞でき、巨大なエイが足元を泳ぐたびに、子どもたちは大はしゃぎ。不思議な感覚を味わえます。
1階で見学できる水槽の上がガラス張りとなり、1階からはマジックミラーとなって2階で見学する人の姿は見えません(だからスカートでも大丈夫です…)。
そして1階へと進み、待ちに待ったクラゲの世界を鑑賞します。
1階の「澄み切った海」でクラゲや熱帯業を鑑賞
1階へ降りると、個水槽のエリアへ。
各地の水族館で大きな水槽を見慣れていると、物足りない印象を受けるかもしれません。しかし、じっくり鑑賞すると面白い動きと表情をする魚たちが、あちこちにいました。
同じ方向を向くニシキアナゴ。ゆら〜りゆらりと身体をゆっくり左右に動かす愛嬌のある姿。動画に収めて持ち帰りましょう。
ハリセンボンのことを沖縄の方言で「アバサー」といい、とぼけた表情が何とも言えずにかわいくて、泳ぐ姿は愛くるしいゆるキャラのよう。
綺麗なピンク色をした珊瑚とイソギンチャク。
一つひとつの個水槽をじっくり鑑賞すると、生き物の表情や動きが楽しくて笑顔になります。ゆらりとただようヘコアユの動きやタツノオトシゴの仲間、クロウミウマなども見ていて飽きずに癒やされます。
続いて、DMMかりゆし水族館で話題の「クラゲ」のエリアへ。
音と光が織りなす異空間。照明のカラーが変わるごとに円柱の水槽が神秘的に彩られて、優雅に泳ぐクラゲの姿が浮かび上がります。夢中でカメラのシャッターを切っていたら、軽く30分ほど経過してしまう、注目の癒やしエリアです。
こちらは色とりどりの鮮やかな熱帯魚、サメとエイも泳ぐ大水槽。
アオウミガメも発見!シノノメサカタザメやトラフザメ、トンガリサカタザメなどサメの種類が豊富。エイの仲間も複数泳いでます。アプリを片手に、いろんな海洋生物を探してみてください。
暗がりの中、神秘的な映像を移し出すバーチャル水槽は、巨大なダイオウイカや頭部に毛を生やしたような深海魚のリュウグウノツカイなど、どれも等身大だというから驚きです。
目が覚めるように天井が明るい海中トンネルは、光に照らされた水の揺らぎが小気味よく、心穏やかに眺めていたい場所。海の中にいるイメージを再現しています。
出口の手前にある「カフェ」では、食事やドリンク、スイーツなどを販売中。個人的には、館内の生き物たちをかたどったオリジナルのパンが気になります。メニューはこちらからご覧ください。
2020年7月現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に伴い、 立ち席のテーブルのみが用意されています。
1階の「お土産ショップ」は、DMMかりゆし水族館のチケットがなくても入場可能。とにかくデザインに凝ったオリジナル商品が多く並んでいます。
海洋生物のぬいぐるみやキーホルダー、缶やパッケージのデザインもかわいく、カワウソやアバサーのパッケージに入ったお菓子やコラボ商品もお目見え。つい手に取りたくなるココでしか買えないお土産に出会えます。
親子バージョンやブランコ乗り!お菓子にもなって、人気のカワウソがたくさんいました。
豊崎の美らSUNビーチへの行き帰りに寄ったり、水族館の見学後にイーアス沖縄豊崎でご飯を食べたり、休憩するのも良さそうですね。豊見城市にあるDMMかりゆし水族館は、雨天時の観光に困ったらGO!
[基本情報]DMMかりゆし水族館
住所:豊見城市豊崎3-35
営業時間10:00〜21:00
定休日:年中無休
駐車場:イーアス沖縄豊崎の駐車場を利用
入場料:大人(18歳以上)2,400円/中人(13歳~17歳)2,000円/小人(4歳~12歳)1,500円/3歳以下は無料
https://kariyushi-aquarium.com/
(文・撮影:野添博雅、天願光彦/撮影協力・編集:OKINAWA GRIT 代表 みやねえ)
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