観光
2020.05.30
1月・2月開催!日本一早い「沖縄の桜祭り」特集
桜の開花が日本で一番早い沖縄。本州とは違って、まだ寒い冬の1月~2月に桜の開花が始まり、この時期に桜祭りも各地で開催されます。
「桜祭り」ってお花見と同じだと思うかもしれませんが、沖縄の桜祭りはちょっと違い、お祭りごとにいろんな見どころがあります。
沖縄ならではの魅力がつまった桜祭りを紹介します。
目 次
沖縄の桜祭り「今帰仁グスク桜まつり」
1月下旬から2月上旬に、世界遺産でもある今帰仁城跡で開催される「今帰仁グスク桜まつり」。
城内一帯には寒緋桜が華麗に咲き誇り、琉球古典音楽や琉球舞踊、北山王・王妃との写真撮影、さらには琉球体験やグスク芸能披露などのイベントも楽しめます。
このお祭りの見どころは、なんといっても夜のライトアップ。夜には、雄大な城壁がライトアップされ幻想的な空間が作り出されます。平郎門から城内までの参道を温かみのある灯が照らす「グスク花あかり」も見どころの一つ。
昼と夜で違う装いを見せる、桜とグスクを楽しんでみてください。
沖縄の桜祭り「那覇美らさくらまつり」
毎年2月に那覇市と豊見城市にまたがる広大な湿地帯の漫湖公園で開催される「那覇美らさくらまつり」。
野鳥の飛来地である漫湖は、1999年に重要な湿地や動植物の保護を目的とするラムサール条約に登録されています。
公園一帯には、約1000千本の寒緋桜があざやかに咲き誇り、濃淡のさまざまな色合いの姿が楽しめます。
イベント中は、特設ステージで地元の子供たちによる演舞披露や、出店などがあります。ゆったりと桜を眺めながら園内をお散歩するのも良し、マングローブや野鳥などの自然観察もおすすめですよ。
沖縄の桜祭り「名護さくら祭り」
毎年1月の最後の土日に、名護城跡一帯にある名護中央公園で開催される「名護さくらまつり」。
色鮮やかに咲き誇る寒緋桜に包まれている遊歩道は約2kmもあり、桜と遊歩道からの眺めが楽しめます。
頂上の展望台にたどり着くと、鮮やかな色合いの寒緋桜とエメラルドグリーンに輝く東シナ海の絶景がまっています。
特設ステージでは、ダンスや民謡ライブなどのイベントが披露され、市街地のトレンジットモールでは、出店屋台、パレード、ストリートダンス、などもあり、みどころ満載のお祭りです。
沖縄の桜祭り「本部八重岳桜まつり」
「ひとあし、お咲きに。」がキャッチフレーズの「本部八重岳桜まつり」。1月中ごろから2月初めに開催される、日本一早咲きの桜祭りです。
毎年1月になると、およそ7000本もの寒緋桜が一斉に開花。鮮やかなピンク色が八重岳を彩り、ふもとから山頂までに続く道は、まるで桜のトンネルのよう。
「いちばん桜歩け歩け大会」や「本部ミス桜発表会」のほかに、地元の学生による演奏やダンス、地元民謡の「石くびり大会」などとイベントも盛りだくさん。
桜と本部ならではのイベントが楽しめるお祭りです。
沖縄の桜祭り「やえせ桜まつり」
毎年2月の第1日曜日、やえせのシーちゃん広場で開催される「やえせ桜まつり」。祭りでは、町内の伝統芸能や、地元の農産物や加工品の展示販売などが行われます。
近くにある、八重瀬公園は本島南部の桜の名所として知られ、南部一円から慶良間諸島までが一望できるスポット。公園内には、500本の緋寒桜が薄紅色に咲きそろい、祭り期間には公園がライトアップされます。
桜の夜間ライトアップ・イルミネーションが行われ、幻想的な桜と夜景が楽しめるお祭りです。
沖縄の桜は本州と違う?
沖縄に咲く桜は、緋寒桜(ヒカンザクラ)と呼ばれており、本州の染井吉野よりうつむき気味に咲く緋色の桜。別名・寒緋桜(カンヒザクラ)とも呼ばれます。
緋色または、濃桃色の小花を枝一杯に咲かせますが、花はうつむき気味に咲くだけで完全には咲ききりません。
また、緋寒桜(ヒカンザクラ)は染井吉野のように花びらは散らず、蕾ごと枝から落ちるのも特徴の一つです。
本州の桜の開花時期は3月中旬からですが、沖縄では1月中旬から、本島北部から開花していきます。
桜祭りが開催される1月・2月の沖縄の気候
1月・2月の沖縄の平均気温は17~18℃で、暑い日は20℃を超える日もあります。本州よりも気温は高めですが、曇りや雨の日も多く、北風が吹くと肌寒く感じます。
そのため1月・2月に沖縄に来るときは、ウインドブレーカーやコートなど風よけができる服があると安心。
また、この時期の沖縄は観光のオフシーズン。飛行機のチケットが安く、ホテルの予約もしやすいといったメリットもあります。また、夏場のように暑くないので過ごしやすい上に、観光客も少ないのでゆっくりと観光が楽しめますよ。
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