観光
2020.04.05
マンホーラー必見!那覇のデザイン(ご当地)マンホールをゆいレールで巡る
今、マンホールがひそかなブームになっているのをご存じでしょうか?
ご当地の特徴を表したマンホール蓋が全国で作られており、観光材料の一つとして使われています。中でも有名なデザインは、北九州市の銀河鉄道999・静岡市のちびまる子ちゃん・広島市のカープ坊やなどで、全国にはなんと12,000種類もあるとのこと。
これらのオリジナルマンホール蓋は「デザインマンホール」や「ご当地マンホール」と呼ばれ、旅の目的にする愛好家が増えているそうなのです。
愛好家は「マンホーラー」と呼ばれ、中でも女性の愛好家には「蓋女」と愛称が付いているとか。その熱量は高く、マンホールに特化したイベント・マンホールサミットが開かれているほどです。
そんなデザインマンホール、実は那覇市が発祥なのです!そこで今回は、那覇市にあるデザインマンホールをゆいレールで探しに行ってみました。
那覇市上下水道局でマンホールの場所を確認
まず訪れたのは、ゆいレール「おもろまち駅」から徒歩5分のところにある、那覇市上下水道局、通称「みずプラッサ」です。
館内に入ると、早速、デザインマンホールの展示に目が止まります。
展示と共に位置図の掲示があり、マンホールの場所を確認することができます。今回はマンホールを探しに行きたい旨を2階の下水道課で伝えたところ、位置図を印刷してくださいました。
みずプラッサ館内には「みずの資料館」が併設されており、歴史や水道の使用量など、那覇市の上下水道について学習することができます。
また、マンホールカードの配布も行われています。「マンホールカード」とは、下水道への理解や関心を深めてもらうために各自治体が配布しているもので、全国のカードを集めているコレクターがいるそう。
マンホールカードは平日はみずプラッサでの配布ですが、土日祝日はてんぶす那覇1階「ショップなは」での配布となります。いずれも配布時間が決まっていますので注意してください。
マンホールカード 配布場所・配布時間
・平日(月~金)
場所:那覇市上下水道局(みずプラッサ)2階 下水道課
時間:8:30~17:15
・土日祝日
場所:那覇市観光協会「ショップなは」(てんぶす那覇1階)
時間:10:00~18:00
ゆいレール牧志駅からデザインマンホール探しスタート
地図を元に、いよいよデザインマンホールを探すプチ旅に出ます。まずは、ゆいレール「牧志駅」から壺屋やちむん通りまでにある4つのマンホールを探しにGO!
ゆいレールを「牧志駅」で下車し、「蔡温橋」の交差点を北の方向に進みます。
200mほど進み交差点を右折します。
「壺屋やちむん通り」と書かれた案内板が目印となります。
細い道に入るとすぐにデザインマンホールを発見!
「うふシーサー」と「オオゴマダラ(市の蝶)」です。南国らしい鮮やかな色合いが素敵ですね。
下水道のマンホールだけでなく、消火栓のマンホールもかわいい!
デザインマンホール以外も楽しい!やちむん通りへ続く道
通りには至るところにデザインマンホールがあり、マンホールを辿るようにしながら歩いて行くと迷子の心配がありません。
やちむん通りへと続く道だけあって、道路には陶器の破片が埋め込んであり、マンホール探し以外にも歩いていて楽しい道です。
ついついテンションが上がってしまい写真を撮るのに夢中になってしまうのですが、細いとはいえあくまで車道。くれぐれも気をつけてください。
花笠のマンホールが見つからなかったのですが、ついに発見しました!なんだか宝物を発見した探検隊の気分で嬉しい・・。
町並みも楽しみながら、やちむん通りを目指して歩きます。
4種類のデザインマンホールを一度に見られる場所では、贅沢な気分になり思わず写真撮影。
そうこうしているうちに、やちむん通りが見えてきました。牧志駅を出て650m、普通に歩けば10分ほどですが、マンホールを探したり写真撮影をしたりと、30分ほどをかけて到着。散策にちょうど良い距離でした。
やちむん通りについてはこちら▼
沖縄文化・体験・お土産がつまった「壺屋やちむん通り」那覇市
ゆいレール儀保駅近くで探す「首里織」のマンホール
続いて、ゆいレール「儀保駅」に移動し、沖縄の伝統的な織物「首里織」のマンホールを探しに行きます。儀保駅の改札を出たら「首里城公園」方面に向かいます。
階段を降りたら、坂を上りの方向に歩いて行きます。
「赤平」のバス停を越えた交差点を右折。
ここにも目印があるので分かりやすくて良いですね。
見つけました!首里織のマンホールです。
この道を進むと10分ほどで首里城へと到着します。首里城へは「首里城公園駅」から訪れる人が多いのですが、時にはマンホールを探しつつ「儀保駅」からの道のりを楽しんでみるのも良いのでは?
那覇市の他にも、沖縄市のエイサー・中城村の琉歌・波照間島の南十字星など、沖縄県内にも多様なマンホールがあります。
小さな円の中に、地域の魅力がぎゅっと詰まっていることがデザインマンホールの魅力。ついつい見過ごされてしまいがちですが、時には足下に注目して歩いてみるのも、楽しい旅の思い出になるのではないでしょうか。
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