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食事

2020.03.20

ヴィーガン対応!沖縄最北端・道の駅ゆいゆい国頭にてプレオープン中の「カレーとおやつ蒼翠」

沖縄最北端の国頭村で不定期で営業しているカフェ「カレーとおやつ蒼翠(そうすい)」。2020年1月中旬、仮店舗としてオープンしたばかりです。

ヴィーガン対応のカレーと、卵・乳製品・白砂糖不使用のおやつを中心に提供。観光客や地元の人で常に賑う道の駅ゆいゆい国頭のパブリックスペースに出店しているので、気軽に立ち寄ることができます。国頭村出身のオーナー前田新吾さんと奥様の綾乃さんがお迎えしてくれて、ゆんたくしていると国頭村のレアな情報も聞けますよ。

そもそもヴィーガンって?

ヴィーガンとは、100%植物性の料理のこと。つまり、ヴィーガンのおやつとは卵・乳製品・はちみつを使わずに植物性のみで作られたお菓子です。

毎日食べたいおやつがテーマの一つだと話す綾乃さん。「ヴィーガンのおやつは余計なものが入っていないので安心して食べられる。毎日食べるものだからこそ、カラダに負担をかけないおやつを提供したい」それを聞いて、原料や素材にこだわる理由がとても理解できます。

自分のカラダで実感した食の重要性

そもそもヴィーガンとの出会いを綾乃さんに尋ねてみると、こう答えてくれました。

「体調を崩して職を離れ、語学も兼ねてハワイで数ヶ月暮らしたときに、ローフード(食材を生で食べる食事法)と出会ったんです。ハワイで食生活が変わっていくにつれ、自分のカラダが改善していくことを感じながら、食べるものでカラダができていると改めて実感しまして。それからローフードやマクロビといった食について知識を深めていた中で、ヴィーガンに出会いました」

静岡出身の綾乃さんはハワイから帰国後、沖縄へ移住しヴィーガンフードを提供しているカフェで働きはじめました。大好きなハワイと一番近い気候はどこかと考えたら、迷いもなく沖縄にたどり着いたとのことです。

店頭に流れるのは、レゲエやジャズ。あえてアナログレコードというのもお二人のセンスを感じます。

メニューボードを見ると、大宜味産ピーナッツ・タンカン・カラキ・しょうがなど地域の食材がずらり。お話を聞くと、ご夫婦で1ヶ月ほど滞在したニュージーランドで主流となっていたファームトゥーテーブル(農場から食卓へ)から影響を受けたということでした。

ニュージーランドでは日常的にファーマーズマーケットが行われ、地域で経済をまわす、地域のものを使う、つまり地産地消の概念が根付いていました。それが、お二人の将来とお店の理想に結びついて、地域の食材を使って、カラダに良いものを提供していきたいとカフェメニューの基本となっています。

やんばるの食材を生かした、ヴィーガン対応の「蒼翠カレー」

野菜の旨味をいっぱいに引き出した蒼翠カレーは新吾さんの担当。動物性油脂不使用で、お米は宮崎産の無農薬米を使用しています。カレーは2種類。ヴィーガン対応の蒼翠カレーとやんばるのフードカルチャーを取り入れたハイケイ煮込みカレーがあります。野菜の旨味たっぷりのカレーは、お子様にもおすすめです。カレーはお持ち帰りにも対応。化学調味料・添加物不使用で作るやんばるの食材と、米粉を使用したクリームコロッケがついています。

クリームコロッケには、やんばる産しめじと県産とうもろこしを使用。とうもろこしの甘みと食感がおいしいこのコロッケを家でも食べたいな~と思っていたら、コロッケ単品のお持ち帰りもできると教えてくれました。同じリクエストが多いのですね。

子供も安心な素材のヴィーガンおやつ

おやつのメニューカードには、丁寧にすべての原材料が明記してあります。例えば、九州産米粉・無調整豆乳・アルミニウムフリーベーキングパウダーなど。安心しておやつを選べますね。販売するおやつは、常に5~6種類。3時に起きて焼き始めるそうです。

米粉のチョコレートケーキにはイチジクとナッツのトッピング。スポンジの分量に対してチョコレートソースのバランスが絶妙です。オートミールクッキーはザクザクとした食感と素材の味、レーズンやナッツの組み合わせが楽しめます。

またお持ち帰りする際の対応が印象的でした。

「スコーンは明日食べる場合、軽く温めて食べてくださいね」
「紅芋サンドは冷蔵庫で冷やすと更においしいですよ」と、美味しく食べれるよう声かけ。今後は米粉のおやつも増やしたいそうです。

芋好きの店主が作る、贅沢すぎる紅芋キャラメルナッツサンド

「私、芋好きなんです」と公言する綾乃さんが作る「紅芋キャラメルナッツサンド」は一番人気で、リピーターが多いとのこと。たっぷりとサンドした紅芋の甘みと、クッキーの食感、そしてぜいたくにトッピングしたキャラメルナッツのバランスが最高です。

常温でもおいしいですが、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。「柔らかい紅芋ペーストが冷えて、クッキーもしっとりと馴染むのでおいしいですよ!」と綾乃さん。

蒼翠では、那覇市栄町市場のCOFFEE potohotoさんの中煎ブレンドコーヒーも提供しています。香りもよくバランスのとれたコーヒーは、おやつはもちろん、カレーとの相性も抜群です。

休日は、道の駅で気軽にヴィーガンフード

ファームトゥーテーブルが理想の生活だと話すご夫婦の作るカレーとおやつは、カラダにやさしい、地域の食材を取り入れたヴィーガンフード。何度でも通いたくなるのは、提供する食に対する概念があるからですね。

カレーとおやつ蒼翠は「道の駅 ゆいゆい国頭」パブリックスペースに出店しているので、気軽に立ち寄ることができ、ゆったりと過ごせるのも魅力です。営業予定日は、毎週月曜日にinstagram(@sousui_kunigami)でお知らせ。58号線をドライブしながらカラダにやさしいヴィーガンフード、ランチやおやつにおすすめです。

 

[基本情報]カレーとおやつ 蒼翠
住所:沖縄県国頭村奥間1605
電話:080-4273-9763
営業時間:11:30~15:00
定休日:不定休(1週間の営業日をSNSで随時お知らせ)
駐車場:あり 
URL:https://www.instagram.com/sousui_kunigami/

この記事を書いた人中島 真理子
国頭村が好きすぎて、青森から移住してきました。 趣味は旅とお酒。最近は泡盛「まるた」がお気に入り。 「人生必要なことしか起こらない」を信念に毎日を過ごしています。 このライターの記事一覧

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