観光
2020.02.05
沖縄のB級スポット!南城市「興作のおもちゃ箱」の不思議なおもちゃに驚きと感動の連続
沖縄県の南部、ハートの形をした南城市にとっても不思議な博物館があります。ドライブをしていてもインパクト特大の看板がやけに目につく「興作のおもちゃ箱」。
なんとこちら、TVの全国ネットで何度も取り上げられている超有名な博物館なんです。館内に並ぶのは、廃品を使った見たこともないおもちゃの数々。
今回は、館長が開発したとっておきのおもちゃをちょっとだけ紹介しちゃいますよ。「すごい!」と思ったら拍手をお忘れなく!
巨大アンガマーが目印!南城市のB級スポット
那覇空港から車で約30分、南城市佐敷の国道331号線沿いに博物館はあります。右端のアンガマーの巨大お面が目印。
大人の身長ほどもあるこのお面は町から依頼を受けて目島さんが作ったもので、有名歌手のコンサートで使われたそうですよ。一体どんなコンサートだったのでしょうか…
ではさっそく、おじゃましま〜すってあれ?ドアの取手が懐かしの黒電話だ!
入り口にも面白い仕掛けがしてありましたよ。それは実際に訪れてからのお楽しみ。
不思議なおもちゃが満載
以前は材木店だったという館内。いたるところに不思議なおもちゃが並んでいますが、これは全て目島さんが廃品から作ったもの。
「おーっっ!」と感動するものだったり、「マジかよ〜!」と思うほどイジワルな仕掛けのものだったり、ほとんどのものが手にとって遊ぶことができます。
「もうかる仕事ではないけど、人が驚いたり喜んだりするのを見るのが好きなんですよ」そうおっしゃるのは館長の目島さん。
軽快なトークと面白いおもちゃで、思わず目を丸くして驚いてしまうようなパフォーマンスを披露してくれます。
まず紹介するのは、この「回転木馬」。ただ座っているだけなのに、ぐ〜るぐると回り始めます。
もちろん電気で動いているわけじゃありません。体重とわずかな傾斜を利用して動いているらしいのですが…これ本当に止まらないんですよ!
お次は「マジックプロペラ」。あら不思議、木の棒をこすり合わせると、先端のプロペラが回り始めました!
勢い良く回すにはコツがあるらしいのですが…どうやって回っているのでしょう?
この音、聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。
その名も「甲子園笛2号」。興南高校が甲子園春夏連覇した時に、沖縄の応援団が「甲子園笛1号」を使って応援していたそう。まるで指笛のような甲高い音が鳴り響きます。
北海道の強豪校にも寄贈したそうですよ。
最後に紹介するのは目島さんのとっておき、この永久機関振り子です。お話をしている間、ずっと先端の振り子が揺れていました。
「これが全国に知れたら、有名人になって外にも出られなくなるんじゃないかな」と目島さん。
そんな貴重なものをここで紹介しちゃっていいんですか!?と思ったものの、「大丈夫、さらにとっておきを開発中だから」とニヤリ。今はパーツをバラして隠しているそう、新作の発表が楽しみです♪
「興作のおもちゃ箱」館長 目島さん
今回様々な自作おもちゃを紹介していただいた館長の目島さん。小さい頃からいろいろなものをご自身で作っていたらしく、その経験が今のおもちゃに繋がっています。
「おもちゃを通して、学ぶことや追求することの大切さを知ってほしい」と目島さん。
今では沖縄県内のみならず、国内外で講演会や展示会を開いています。工作以外にも、絵画で文部科学省を受賞したり、ウェイトリフティングではオリンピック選手候補にも選ばれたりと多才。
「まだまだやりたいことがいっぱいあって忙しいよ」今後は執筆や彫刻の制作にも挑戦したいそうですよ。
沖縄県は南城市のB級スポット「興作のおもちゃ箱」で、不思議なおもちゃの魅力に触れてみませんか。
[基本情報]興作のおもちゃ箱(こうさくのおもちゃばこ)
住所:沖縄県南城市佐敷町兼久95
電話:098-947-0568
営業時間:9:00〜21:00
定休日:不定休
駐車場:あり
クレジットカード:不可
煙草:禁煙
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