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食事

2020.02.03

多様な文化が混ざり合う、沖縄市の「大衆食堂ミッキー」は、女性店主がひとりで切り盛りする人気店だった

コザの中心地である「中央パークアベニュー」は、90年代頃までは、若者や外国人らで賑わう沖縄本島中北部のメインスポットでした。

アーケードの通りを歩いていくと、カフェやレストラン、バーや音楽スタジオなど、沖縄のチャンプルー(※1)文化さながらの独特な雰囲気を醸し出しています。

中央パークアベニュー沿いに一際目立つ、のぼり旗とド派手な入り口。今回は、そんな「大衆食堂ミッキー」を訪問しました。

※1 チャンプルーとは、沖縄の方言で「いろいろなものを混ぜ合わせた」という意味

多様な文化と笑顔が混ざり合う、コザの象徴のようなお店

明るく元気な女性オーナーの嘉手納さんに話を伺うと、創業した年をはっきりとは覚えていないものの、本土復帰前の1970年頃に嘉手納さんの母が創業したそうです。

最初の店舗は、米軍嘉手納基地の入り口付近から垂直に伸びるゲート通りで営業しており、当時から大繁盛していたものの、ミュージックタウンの建設に伴って立ち退きとなり、現在の場所に移転しました。

移転前は、米軍基地が近い場所柄もあり、約9割が外国人のお客様でした。現在は日本人のお客様が7割となり、比率こそ変わっていますが、地元客や観光客、米軍基地の関係者など、現在も多くのお客様に親しまれています。

最初に英語表記の看板を掲げた当時、お店に訪ねてくる人が外国人ばかりだったため、お客さんに「なぜ外国人の利用客が多いのだと思う?」と訪ねたところ、英語表記の看板だからじゃない?と言われて、日本語を書き足したとか。そして、現在のような英語と日本語が混ざった看板になったのだそうです。

客層は、昼間は地元の小・中学生から、夜は料理と一緒にビールや泡盛を楽しむ常連客。中には、ステーキ好きな県民性を代表するように、250グラムのステーキを完食する91歳のおばあちゃんまで!!と幅広く、有名人の常連客も多く、店内には芸能人や野球選手のサインと写真が飾られています。

店内にあるテーブルやイスの多くは、移転前のお店から持ち込んだもの。もともと常連であった米軍関係者が、孫を連れて数十年ぶりに来店した際も、当時を懐かしみ喜んでくれたそうです。

沖縄料理からオリジナルメニューまで、壁一面に貼られた写真付きのメニューは40種類以上。「斉藤丼」や「チキンケイ丼」など、お客様考案のメニューもあり、斉藤さん考案のメニューは、なんとそのまま名字が商品名になりました。

創業時から合いも変わらず、お客様に愛されながら一緒に歩んできた歴史が、店内の至るところで感じられます。初めて来店しても、馴染みのお店でくつろぐようなアットホームなお店です。

みんなから愛される「コザのお母さん」

「人とつながることが好き。大勢のお客さんから幸せをもらっているので、お客さんといつも一緒に笑っていたいですね」と、とびきりの笑顔で語るオーナーの嘉手納さん。

もともとは那覇で美容関係の仕事をしていた嘉手納さんは、創業者である母が約30年切り盛りしてきた店を引き継ぎ、10年以上経つそうです。

地元の常連客は、料理と一緒にビールや泡盛、そして嘉手納さんとの会話を楽しみます。

「常連客にママと呼ばれる食堂のオーナーってあまり聞いたことないよね?」と笑いながら話すオーナー嘉手納さんの人柄が、温かいお店の雰囲気を作り出していました。

料理へのこだわりも強く、テレビ番組の取材で来店した芸能人からは、オリジナルソースのレシピを熱心に聞かれ、全ての材料を言い当てようとされても、嘉手納さんは企業秘密を貫いて笑顔で対応したという逸話も。

お客さんにおいしい料理を楽しんでもらいたいという思いから、メニューの数はどんどん増え続けています。喜んでくれるお客さんのことを考えると、「メニュー数を減らすことはできないんですよね。笑」と話す嘉手納さん。

ミッキーでは、お客さん自らが冷蔵庫から缶ビールを取り出し、忙しい時には片付けも常連客が手伝ってくれます。

お昼の11時にオープンし、21時の営業終了後、翌日の仕込みをします。だから帰宅するのはいつも真夜中。それでも「大好きな仕事をしているので疲れない」と笑顔で語り、みんなから愛される、まさに「コザのお母さん」的な存在の嘉手納さんでした。

ウチナーンチュも好きな豚肉を使ったメニュー

飲み物は、お冷かアイスティー(シークワーサー入り)が用意され、飲みたいものをコップに注ぎ、出来上がった料理も自分で取りにいくセルフサービスです。

アメリカを始め、韓国や中国の観光雑誌にも取り上げらた沖縄ちゃんぽんと軟骨ソーキ丼をいただきました。多国籍のお客さんが親しみやすいようにと、みそ汁ではなく卵スープがついています。

このメニューが「沖縄ちゃんぽん」です。

ちゃんぽんと聞いて、具だくさんな具材の下は麺だろう!とイメージする方が多いと思いますが、沖縄のちゃんぽんは、麺ではなく白米!!!となります。

辛いものが好きな方は、自家製のハットソースをかけて。味の変化を楽しみながら食べられる一品です。

2品目は、軟骨ソーキ丼を紹介します。

豚の軟骨ソーキは、1日目に下ごしらえをして、2日目に味付けを行い、丸2日かけて仕込む手のこんだ料理です。

2日間煮込んだお肉の食感は柔らかく、骨まで食べられます。半熟の目玉焼きの黄身にお肉をつけて食べたり、一緒に混ぜるのもオススメの食べ方です。

ミッキーのオリジナル特性ビンの泡盛もあり、おいしい食事をいただきながらお酒も楽しめます。会計は現金、又はクレジットカード決済が対応可能。近い内に、Pay Payでも決済可能になるそうです。

入店する時間帯によって、外国人のお客さんが多いこともある沖縄市の大衆食堂。ひとりでお店を切り盛りする女性店長の嘉手納さんとの会話を楽しみ、異文化な食堂を体験してみてください。

【基本情報】大衆食堂ミッキー
住所:沖縄市中央3-1-6
電話:098-939-9663
営業時間:11:00〜21:00
定休日:日曜日(元気があれば営業している)
駐車場:なし(近隣のコインパーキング、または無料の沖縄市中央共同駐車場を利用)

(文・撮影:上間祥吾、安里裕也/編集:OKINAWA GRIT みやねえ

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この記事を書いた人オキグリ講座

沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT.LLC(オキグリ)」 が主催する、Webライター育成講座です。Webライティング、写真撮影、取材+インタビュー、文章術の基礎知識など全5〜6回の座学を行い、現場取材を経て #オキグリ講座 の受講生が執筆しました。(各記事の編集:OKINAWA GRIT 代表 みやねえ

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