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食事

2020.01.22

古宇利島のフィジー料理レストランで味わう青い海と絶品ランチ「Airando」

沖縄本島・北部の観光地として年々にぎわいをみせている古宇利島は、エメラルドグリーンの海とのどかな風景が魅力。長い橋を車で走り島へと向かう時間は、私たちウチナーンチュ(沖縄の人)でも美しい海の景色に目を奪われ、行く度にドキドキします。

そんな古宇利島に2019年2月、素敵なカフェレストランがオープン!その名は「Airando(アイランド)FIJI  Restaurant&Cafe」。なんと、アジアで唯一のフィジー料理専門店

何度でも足を運びたくなり、行ったあとは誰かに教えたくなる。そんな魔法にかかってしまう、このお店の魅力をご紹介します。

素敵な夫婦が作り出す南国フィジー料理専門店

店に入ると「BULA!(ブラー/こんにちは)」とフィジー語の元気なあいさつで迎えてくれたのが、オーナーのクマール・エドウィンさん。「エディ」と呼ばれお客さまに親しまれている、正真正銘のフィジー出身者です。

横でほほ笑んでいたのは奥様の真美さんで、二人三脚でお店を切り盛りしています。

「フィジー語のあいさつで、フィジーの雰囲気を感じてもらいたいんです」と語る奥様の真美さんは、那覇市出身。3年前、英語留学で訪れたフィジーでエディさんと出会い、その後半年で結婚。夫婦の拠点を沖縄にしようと決め、結婚を機に2年半前にエディさんも移住したそう。「奥さんがいるから沖縄で楽しく過ごしています」としみじみ語ったエディさん。

当初は那覇市内で英会話教室を営んでおり、英語を教えながらエディさんは日本語をマスター。今では「田芋」を「ターンム」と沖縄方言で言えるほど、沖縄にもなじんでいます。

その後、「故郷の料理を紹介したい」というエディさんの希望をかなえ、真美さんのおじいさん・おばあさんの故郷、古宇利島でお店をオープンしました。

古宇利島の青い海を眺められる開放的で明るい店内

店内はガラス張りで開放感のあるおしゃれな作り。古宇利の美しい海に映える壮大な古宇利大橋がばっちり見えます。

さらに「古宇利島の海はフィジーの海とよく似ています」と笑顔で話すエディさんの陽気な人柄と流暢な日本語が相まって、店内は南国フィジーを感じるような明るい雰囲気に包まれています。

フィジーマジックにかかる!スパイスの効いた南国絶品カレー

フィジー料理の代表的なメニューが思い浮かばないので、おすすめメニューを聞いたところ出てきたのが「フィジーシュリンプカレー」1690円(税抜)。

ぷりっぷりのエビがふんだんに入った、見た目から贅沢さがあふれるカレーです。

お味は、サラサラとしたカレーソースにピリッとしたスパイスとココナツクリームが程よく合わさり、クセになる味わい。12種類のスパイスを使っていて、カレーリーフはエディさんのお母さんが実家で栽培していると、こっそり教えてくれました。

殻が柔らかいバナメイエビを使っているので殻ごとサクッといただけるのも、おいしさのポイント。シーフードのうま味とこだわりのカレーソースが見事に調和した、絶品南国カレーです!

辛いものが苦手な人やお子様は、マイルド味を選べるのでご心配なく。インド文化も共存しているフィジーでは、カレーは家庭料理としても根付いていて、エディさんにとってお母さんの味ともいえる一品だそう。

エディさんによると「那覇から毎週わざわざこのカレーを食べに来る方もいます」とのこと。「フィジーマジックです!」と茶目っ気たっぷりの笑顔になりました。

フィジーと沖縄が融合したオリジナルメニューも

もうひとつの注目メニューはフィジー式のさわやかさっぱり味の「トロピカーナタコス」1550円(税抜)。

沖縄料理でおなじみの豚の三枚肉(バラ肉)を使ったタコスミートを、フィジーの醤油で味付け。日本の醤油より味が濃いのが特徴だそうです。その他チーズ・パクチー・パプリカ・レタスを入れ、パイナップルをアクセントに。ガーリックトマトソースで調えてフィジー風味に仕上げます。

ボリュームのある甘酸っぱさで、何個でも食べてしまえそうなおいしいタコスでした。「フィジーでよく食べるトルティーヤを、タコスにアレンジしました」エディさんならではの工夫が生かされた一品といえるでしょう。

その他にもフィジーの主食であるタロイモが入った「フィジーアイランドチキンシチュー」1590円(税抜)、サイドメニューとしてフィジーでは定番ともいえるレモンとココナッツで和えたお魚のマリネ「ココンダ」980円(税抜)など、ここでしか食べられないお食事メニューが並びます。

「クリーミーベイクドケーキ」680円(税抜)などのスイーツや「グァバジュース」560円(税抜)などのドリンクも、フレッシュでトロピカル気分を盛り上げてくれます。ティータイムに訪ね「ドリンク&ケーキセット」980円(税抜)をいただくのも、古宇利島で過ごす優雅な午後のひと時の思い出になりそうです。

「冬は11:00オープンですが、少し早く来ていただいても、デザートタイムとしてドリンクやスイーツの注文はOKです」とエディさん。車移動で到着時間がはっきり決められない沖縄では、うれしい配慮です。

何度でも訪れたくなるフィジーマジック

アイランド Airando 今帰仁 古宇利島 カフェ レストラン フィジー ランチ

色彩豊かでおいしいフィジー料理とエディさん・真美さん夫婦の温かなお人柄に古宇利島の景色も重なって、何度でも足を運びたくなる「Airando」。フィジーと古宇利島の空気感が交じり合う、素敵なカフェ&レストランです。

ちなみにフィジー島を訪れた観光客は必ず戻ってくるといういわれがあり、フィジーの人々はそれを「フィジーマジック」と言うそう。取材を終えて那覇に帰る時「次はチキンシチューを食べよう」と考えている自分に気付き、これがエディさんが話していたフィジーマジック!?と思わず笑顔になりました。

古宇利島の景色を楽しめて、おいしい料理と居心地の良さでもてなしてくれる「Airando」。幸せ気分が味わえる魔法に、あなたもかかってみませんか?

 

[基本情報]Airando(アイランド)FIJI  Restaurant&Cafe
住所:今帰仁村古宇利294-1
電話:0980-56-5211
営業時間:10:30〜17:00(料理売り切れ時、季節により時間変動あり)
定休日:
不定休(最新情報は「instagram@airando_fijicafe」でチェック!)
駐車場:あり

nohatakako
この記事を書いた人饒波 貴子
那覇市出身・在住。OL生活、週刊レキオ編集室勤務を経て、フリーライターに。現在は沖縄のエンターテインメントおよび店舗紹介を中心に取材・執筆。ウェブマガジン「琉球新報Style」、雑誌「porte」ほかで執筆中。 このライターの記事一覧

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