食事
2019.12.19
ドイツ出身の店主が手がけるビールと自家焙煎コーヒー 那覇市首里のビアカフェ「WOLFBRÄU(ウォルフブロイ)」
ビールといえばドイツを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実際、ドイツには3,000社以上のビール工房があり、年間200L以内なら個人で作って楽しむこともできるんだそう。
「ドイツには、一つの町に必ず一つのビール工房があるんですよ」そう教えてくれたのは、那覇市首里に2019年の5月にオープンした「WOLFBRÄU」オーナーのウォルフラム・オーピッツさんです。
20年以上前から趣味でビールを作っていたというオーピッツさん。ご夫婦ともに沖縄の気候や人の温かさに惚れて、ここでビールのお店を開くことを決めたそうです。「沖縄の酒どころといえば首里。ここの水はすごく美味しいんですよ」そうおっしゃるのは奥様の戸村さん。
那覇空港から車で約20分、那覇市首里池端の交差点の近くにお店はあります。店主のオーピッツさんの名前が由来の店名。WOLF(狼)の足跡をかたどったロゴがメチャクチャクールです。
「大人が集えるような場所にしたかった」とご夫妻。クールな店内では、奥の醸造所を眺めながらビールを味わうことができます。「このお店を通して首里の魅力をもっと高めていきたいですね」と戸村さん。県内アーティストの展示会やイベントも予定しているそうですよ。
用意しているビールは6〜7種類。最近設置したというT字型のビールサーバーがカッコいい!
そんな中からオススメしてもらったのは、綺麗な黄金色の「ヘレス700円(Mサイズ、税込)」。ミュンヘンで親しまれているビールらしく、スッキリとした喉越しながらも麦芽の甘みやコクもしっかりと感じられる1杯。
おつまみには、アルザス地方の名物「シュークルート750円(税込)」をどうぞ。沖縄県産豚肉を使ったジューシーなウィンナーと酢漬けキャベツの酸味がバッチリビールに合います。
ビールは持ち帰って自宅で楽しむこともできます。ビンは650円(税込)、グラウラー単体3,000円(税込)で中身は2Lで3,000円(税込)。
醸造タンクから直接詰めたビールを飲めるなんてすごく贅沢です!!
WOLFBRÄUのもう一つの看板商品が、戸村さんの淹れる自家焙煎コーヒー450円(税込)。
農薬や化学肥料を使っていないフェアトレードのコーヒー豆を使っているそう。今回淹れていただいたのは、甘さとコクが両立したペルーのオルキデアという豆を使った1杯。なんと、日本人の方が栽培している豆だそうですよ。
今回取材にお答えいただいたオーピッツさんと戸村さんです。お二人とも以前はスイスに住んでいらして、頻繁に大好きな沖縄を訪れていたそう。
オーピッツさんは長年勤めていた外資系の会社を退職して、趣味でもあるビール作りをここで始めました。「ビールもコーヒーも人と人を繋ぐツール。このお店が、地元の人と旅行者を繋ぐ場所になるといいですね」とおっしゃってくれました。
WOLFBRÄUのビールは、厳選した首里の水とドイツのホップや麦芽を使ったジャーマンスタイルのビール。ドイツの伝統と沖縄の風土が融合した、ここでしか味わえない1杯です。
[基本情報]WOLFBRÄU(ウォルフブロイ)
電話:098-975-5669
住所:沖縄県那覇市首里池端町34
営業時間:14:00〜19:30(L.O.19:00)
定休日:水曜
WiFi:なし
クレジットカード:不可
煙草:禁煙
駐車場:あり
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