イベント
2019.12.11
「たらま島一周マラソン大会」で、多良間島のおいしさ・やさしさに出会う!
宮古島と石垣島の間にある、まあるい離島「多良間島」。沖縄本島からの直行便はなく、宮古島から飛行機またはフェリーに乗り換える必要があるので、行ったことのある旅行者は少ないかもしれません。けれど、一度行ってみると虜になってしまう、豊かな自然の中にヤギや牛、猫などのたくさんの動物たちがいる、魅力あふれる島なのです。
思いっきり海を楽しめる、ゴールデンウィークから10月上旬あたりが人気の観光シーズンですが、地域のイベントに合わせて訪れるのもおすすめです。
今回ご紹介するのは、「たらま島一周マラソン大会」!毎年11月に開催されていて、今年で22回目を迎えます。
島をぐるりと一周できる22kmのコースのほか、10km・5km・3kmのコースがあるので、体力に自信のない方でも参加することができますよ!
ちなみに私は今回、友人が出場していたので応援に行きましたが、出場はしておりません・・・。
全国からランナーが参加!
多良間島マラソンの朝は、11時の開会式から始まります。多良間小学校の校庭に、ぞろぞろとランナーが集まってきます。ランナーの皆さんは、島外、県外からもたくさん参加していました!
開会式終了後は、マラソンに向けてみんなで準備体操。小中学生と一緒に大人も体操をしましたが、日差しの強さにすでに疲れている人もちらほら・・・。
12時から、いよいよマラソンのスタートです!全てのコースを合わせると、302名が走ります。沿道には、選手にあたたかい声援を送る地元のみなさんが並んでいて、あたたかい雰囲気です。
3歳の子どもから、83歳のおじいまで、それぞれのペースで一生懸命に走ります。
私はゴール近くで応援していましたが、もうヘロヘロで歩くように進んでいたランナーが、沿道の声援を受けて、最後の力を振り絞って走る姿には涙がほろりとこぼれました。
11月とはいえ、27度もの気温の高さと強い日差しで、少し心配していましたが・・・結果、完走率は約95%!287名ものランナーが見事に走りきりました。
お昼は多良間島名物のヤギと黒あずきに舌鼓!
思いっきり走った後は、島のお母さんたちによる炊き出しのごちそうが待っています。
ヤギそばか牛そばを選べましたが、私は迷わずヤギそばに!多良間島のヤギは臭みがなく、ほんとうに美味しいのです。
デザートには、島の特産品である黒あずきのぜんざい。
ヤギ汁も黒あずきも、空港や島内のスーパーで購入することができるので、お土産にもおすすめですよ!
ふれあいパーティは踊らにゃ損損!?
全てのランナーが走り終えて、夕方からは小学校の体育館で「ふれあいパーティ」が開催されます。これがもう、とにかく盛大で、参加した人はみんな多良間島が好きになっちゃうのです。
婦人会や青年会による余興や、
多良間村のご当地キャラ「たらぴん」や地元バンドによるダンス♪
いつの間にかみんなで踊り出していました!
初めて出会った島の人に手ほどきを受けながら、ぐるぐると体育館を回ります。
お開きの時間になると、「また来年も来ますね〜」と言いながら、ランナーの皆さんは宿に帰ったり、2軒目に繰り出したり・・・。完走した達成感と、たらま島一周マラソンでしか味わえない一体感が胸に染み込んで、笑顔あふれるパーティでした。
小さな島だからこそ、イベントは村民の皆さんがつくりあげていて、島外からの参加者も一緒になって楽しむことができます。イベントが終わる頃には、島を離れるのが寂しくなっていて、次はいつ来ようかな、と帰りの飛行機で考えているのは、私だけではないはず。来年こそ、参加してみたいなあと思っております、3kmで。
ぜひ皆さんも次の機会に、多良間島に走りに行ってみてくださいね!
[基本情報]たらま島一周マラソン大会実行委員会(多良間村役場 観光振興課)
住所:沖縄県宮古郡多良間村
電話:0980-79-2260
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