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食事

2019.10.10

お菓子を食べる時間を幸せなひとときに 1つ1つの食材に想いを込めて 読谷村のケーキ屋さん「Patisserie Joie Joie 326」

年齢や性別を問わず、みんな大好きなケーキ。「子どもからお年寄りまで幅広い方々に愛されるものだから、いい素材を使ってしっかりと作ったお菓子を食べて欲しい」そうおっしゃるのは、読谷村楚辺にある小さなケーキ屋さん「Patisserie Joie Joie 326(パティスリー ジョワジョワ サンニーロク)」のオーナーシェフ宮國さんです。

食材にこだわり、幸せなひと時を

元々は東京で和食を学んでいたという宮國さん。「知り合いに連れて行ってもらったフレンチのお店のケーキが、ものすごく美味しくて」その時の感動が忘れられず、約30年パティシエとしてお菓子に携わってきたと言います。

そんな中で宮國さんが気になっていたのが、お菓子に使う食材。「添加物や乳化剤を使っている食材を結構多く目にするんです。それにずっと違和感を感じていて…」Joie Joieでは、読谷村産の地養卵や沖縄県産のきび糖、国産の小麦粉など、宮國さんが選び抜いた良い食材を使用。

「お菓子を食べる時間が、その人にとって幸せなひと時になって欲しい」美味しくて笑顔が溢れるとき、身体も一緒に喜んでくれる、そんな幸せいっぱいのケーキをどうぞ。

那覇空港から車で約1時間。沖縄県読谷村、県道6号線のすぐそばにお店はあります。「愛着を持てるように」326と宮國さんの名前を店名に入れたそうです。

 

店内はほとんど宮國さんご自身で作ったそう。「もしここを壊すことになっても、ゴミにならずに自然にかえるものを使いました」と宮國さん。外の壁には藁を、店内には珪藻土や赤瓦、琉球石灰岩などの素材を使っています。

 

オシャレなショーケースの中に並ぶたくさんのケーキたち。季節に合わせて、10〜14種類のケーキを用意しているそうですよ。

 

宮國さんのオススメはきび糖を使った「苺のショートケーキ」。甘い生クリームに苺の酸み、ふわふわの生地が一つになって幸せな美味しさに。ちなみに、このステキな器は中城村にある「陶房 火風水」の焼き物を使っています。独特な色合いに一目惚れした宮國さんは、器のデザインに合わせてケーキの形や彩りを決めているそうですよ。

 

焼き菓子もたくさん用意しています。こちらはアーモンドとバターを贅沢に使った「ガレット」。しっとり生地に深いバターのコクがたまらない一品です。

 

今回取材にお答えしていただいた宮國さんです。東京の表参道や白金台といった名店が揃う場所でお菓子作りの腕を磨いてきたそう。「シェフとしてずっと続けていくなら、大好きなケーキに携わりたかった」沖縄に帰ってから有名ホテルのパティシエとして務めた後、育児との両立を図るために2014年「Patisserie Joie Joie 326」をオープンさせました。「お菓子を通してお客さんも、ここで働くスタッフも幸せになって欲しい」と宮國さんは話してくれました。

 

[基本情報]Patisserie Joie Joie 326
住所:沖縄県中頭郡読谷村楚辺1094 1F
電話:098-989-7326
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜日、木曜日
駐車場:あり
クレジットカード:可

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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