食事
2019.09.09
沖縄の定番冷んやりスイーツといえば、沖縄ぜんざい!テイクアウトOKな那覇市「ぜんざいの富士家」
沖縄出身のライターオオシロジュンコです。子供の頃から夏になると食べていたぜんざい。沖縄のぜんざいは甘く煮た金時豆とかき氷で作った、夏の定番冷んやりスイーツです。
「ぜんざいの富士家」では、金時豆の煮汁を氷にして削っています。そのため氷が溶けても最後まで味が薄まらず、旨味と甘さを堪能できます。
目 次
「ぜんざいの富士家」のレシピは老舗の味を受け継いだものだった
「ぜんざいの富士家」は1992年6月、那覇市泊にオープン。「泊ふ頭旅客ターミナルビルとまりん」から徒歩10分のところにあります。
オーナーの大嶺 隆さんが実家近くにできた宅配ピザ屋さんが流行っているのを見て思いついた、「暑い沖縄で冷たいぜんざいを宅配したら女の子達が喜ぶのでは?」というアイデアから、このお店は誕生しました。
元々ぜんざい好きだったオーナーは、沖縄ぜんざいの試作にあたり、子供の頃に通っていたぜんざい屋「富士冷菓」の味を思い起こします。そのお店は昔から地域で親しまれていた老舗で、那覇市久米にある、創業60年以上の沖縄ぜんざい屋「千日」さんと同じ時期に営業していました。
閉店からすでに8年経っていましたが、店主を探し出して、レシピを教えてほしいと懇願。最初は断られたそうですが、それでも試作品を何度か持っていくと「塩が足りない」などと少しづつ教えてくれて、どうにかレシピを完成させました。店名も富士冷菓から「富士」をいただき、「富士家」と名付けたとのこと。
駐車場はお店の横側にあります。目印はこちらの看板。およそ15台のスペースとなっています。土日の混み合う時間帯はお気をつけください。
年中夏を感じられる!サーフショップみたいな店内
店内に入ると、所々にサーフボードや海の写真が展示されています。モニターからはサーフィンの映像が流れていて、まるでサーフショップのようです。
聞いたところによると、オーナーの趣味はサーフィンで、学生時代から現在も波乗りを楽しむんだとか。飾られている海の写真やメニューは、オーナー自ら作成しているそうです。
さらに店内を眺めていると何やら珍しいものを発見。
そこにはジュークボックスが!!ディスプレイではなく、2曲100円で実際にレコードを視聴できます。曲は80年代の洋楽やディスコソングが中心でした。
今でもジュークボックスを置いているお店は珍しいと思います。ぜんざいと一緒に音楽を楽しむのもいいかもしれません。
カウンター席もあります。
オーナーのおすすめ、富士家のぜんざいメニュー3選
(追記)金額は取材当時のもので、現在とは異なります
ぜんざいの富士家には、タコライス・沖縄そばなどのフードメニューと、沖縄ぜんざい・かき氷などのクールメニューがあります。この中から今回はオーナーのおすすめメニューを紹介!
オーナーおすすめ1品目は、富士家ぜんざい。これぞまさしく筆者が子供の頃から食べていたぜんざいの味です。金時豆の煮汁の甘みを閉じ込めた氷と、柔らかく煮た金時豆はすっきりとした甘さで絶品でした。
また、かき氷と金時豆が別々に出てくるのも特徴。かき氷を保冷容器に入れることで最後まで氷が溶けにくくシャキシャキ感が味わえます。
オーナーおすすめ2品目は、抹茶ぜんざいです。ほろ苦い抹茶味のかき氷に白玉もち、ほどよい甘さの金時豆は抜群の相性。小さめの白玉もちは子供や女性でも食べやすい大きさです。
ぜんざいには、塩気が効いた亀の甲せんべい(沖縄の定番駄菓子)が付いています。甘味の後か交互に食すかは、お好みでお試しあれ。
オーナーおすすめ3品目は、台湾かき氷のストロベリー。ぜんざいの氷とはまた違ってふわふわの食感がたまらないです。甘酸っぱいストロベリー味のかき氷にアイスクリームと、冷んやりスイーツが2つ同時に味わえてお得感があります。
リニューアルした容器&ロゴが入ったオリジナル商品を紹介
ぜんざいが入っている容器は2019年にリニューアル。オーナーが息子さんに「インスタ映えしない」と言われたのをきっかけに、ハイドロフラスク(ハワイで人気のステンレスボトルブランド)さんとコラボし、おしゃれなタンブラーに生まれ変わりました。
店内ではカラフルなオリジナルTシャツやステッカーを販売しています。お手頃価格で、沖縄のお土産におすすめです。
沖縄ぜんざいのテイクアウトや全国発送も可能!
富士家本店以外に、テイクアウト専用のサテライトショップがあります。イオン那覇店、イオン具志川店、経塚シティ店、津嘉山シティの4店舗です。
テイクアウトの場合は、「今すぐ」「15分後」「30分後」「1時間後」(最高1時間)と食べる時間を聞かれます。氷が溶ける時間を見越して、お店と同じ状態のぜんざいを食べられるように工夫されているうれしいサービスです。
実際に持ち帰るとあら不思議!
カチカチだったかき氷が、家に着くころにはシャキシャキと食べごろになっていました。
沖縄ぜんざいが恋しくなったら、全国発送の利用もおすすめです。
沖縄の定番、夏の風物詩と言える、沖縄の冷たいぜんざい。すっきりした甘みと口溶けのいいぜんざいを食べて、涼んでください。
[基本情報]ぜんざいの富士家 泊本店
住所:沖縄県那覇市泊2-10-9
電話:098-869−3171
営業時間:[10月〜5月]11:00~19:00
[ 6月〜9月]11:00~20:00
定休日:年中無休(1月1日、2日はお休み)
駐車場:あり
URL:http://www.zenzainofujiya.com
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