沖縄の県庁所在地である那覇市から遠く離れた、北部の名護市で学生時代を過ごしたライターふっさんです。

学生の頃、経済面が苦しいながらも、名護市にある様々なカフェや定食屋、居酒屋などに足を運びました。その中でも、とりわけ頻繁に通ったお店があります。

それは、「レストラン海洋」。地元民からは「海洋」と呼ばれ、老若男女問わず親しまれています。このお店のステーキがとにかく破格！夢中になるおいしさに加え、食べ応えがあり、学生の懐事情に優しいのです。それでは紹介していきます。

総席数100席以上！広々とした店内と洋食から和食まで豊富なメニュー

店内には、団体でも利用できるテーブル席がずらっと並べられ、広々としています。そのため、一人で来店してもカウンター席ではなくテーブル席で食事できることが多いです。

2階だけで100名収容できるため、筆者はこれまで一度も入店を待ったことはありません。団体だと2階の掘りごたつ席を利用することもあります。

店名に「レストラン」とある通り、ステーキやオムライスなどの洋食メニューはあるものの、うなぎ料理に郷土料理と、和食も豊富に用意されています。表紙に「うなぎ専門店」と書かれていることもあり、実は「うな重」が人気なんです。

そして、驚くべきサービスがこちら。海洋では定食などにセットされるご飯やスープ、みそ汁がおかわり自由なのです！おかわりしたい時は店員さんに声をかけましょう。腹ぺこな人たちの心をつかむ、嬉しい待遇です。

アツアツのステーキに秘伝のソースをかけていただく

今回は、名護に住んでいた頃よく食べていた、「リブステーキ150g（税込700円）」を注文しました。うな重に負けずとも劣らない人気のメニューです。

ステーキは焼き加減をレア・ミディアムレア・ミディアム・ミディアムウェルダン・ウェルダンの5段階から選べます。

注文後、待つこと5分。先にスープが目の前に置かれ、その後すぐにご飯とステーキも運ばれてきました。

焦る気持ちを抑えて、まずスープを一口。シチューのような味わいで、とろみがあります。卓上のこしょうをお好みでかけると、アクセントが効いて一層おいしくなります。

やはり待ちきれず、そそくさとステーキを目の前に移動させます。ジュウジュウと焼かれる音、たっぷりとトッピングされたニンニク。分かってはいたものの、喉が鳴ります…。

ナイフで小さく切り分け、口に運ぶと、懐かしさが一気に広がりました。肉を食べている満足感を感じられる、赤身ならではの食べ応えがたまりません！

海洋のステーキはここから味変することで、さらにおいしくなります。

沖縄でステーキを提供するお店には、酸味が印象的な「A1ソース」がよく置かれていますが、海洋ではお手製のステーキソース。これが絶品なのです。

どうやらこのソースはオーナー秘伝のようで、店員さんでさえレシピを教えてもらえないとのこと。酸味が利いたしょうゆベースの自家製ソースはアジクーターです。（アジクーターとは、沖縄方言で味が濃いという意味）

ニンニクと自家製ソースが利いて、より一層箸が進みます。

700円でステーキが食べれられる喜び。そして、ご飯とスープがおかわり自由。とにかくお得で、学生時代によくお世話になりました…。

駐車場はお店の裏側！正面からは見えないので注意

一点注意。お店正面からは駐車できるようなスペースは見当たらず、一見駐車場はどこかと迷うかもしれません。

駐車場はお店の裏側にあります。これだけ広い駐車場も、ピークの時間になると満車になります。近くのコンビニエンスストアに駐車しないように注意してください。

 

夜は居酒屋として利用される方も多くいるレストラン海洋。ちなみに食べ飲み放題は3時間で3000円と、あまりに良心的な値段。常連のウチナンチュ（沖縄方言で沖縄県民）に愛されているようです。

現在（2019年5月）開店35周年を祝い、人気のステーキやうな重が常時値引きされています。さらに、2019年6月には新店舗を開店！ウチナンチュの心をつかんで離さない「レストラン海洋」で、ローカルならではの雰囲気を味わってみませんか。

［基本情報］レストラン海洋
住所：名護市大南4-2-18
電話：0980-53-0832
営業時間：11:00〜23:30（フードL.O.23:00、ドリンクL.O.23:15）
定休日：不定休
駐車場：あり