食事
2019.04.02
おすすめ!沖縄みやげ 琉球菓子処 琉宮の【ひとくちサーターアンダギー「ふりふりちっぴるー」】
「沖縄のおみやげ」と聞いて、思い浮かぶものは何ですか?
ちんすこう、紅いもタルト・・・定番のお菓子はいろいろありますが、今回は「新しい食べ方の琉球菓子」と注目を集めている新商品を紹介します。
見て! かわいいサーターアンダギー
透明のカップに入っている小さなお菓子、見えますか!?実はひとくちサイズのサーターアンダギー(伝統的な沖縄の揚げ菓子)なのです。カップの中には袋入りのパウダーが入っていて、袋を開けてサーターアンダギーにかけカップごとふりふり!このお菓子は「ふりふりちっぴるー」。“ちっぴるー”というのは、沖縄方言で“小さい”という意味なのです。
なんとこの「ふりふりちっぴるー」、平成30年度那覇市長賞 優秀賞を受賞したスグリムン(優れもの)で、観光客のみなさんに沖縄みやげとしておすすめしたい品です。1カップ10個入りで421円(税込)というお手頃価格と、3種類の味(きな粉・シナモン・シュガーパウダー)が楽しめる点がポイントですよ。「琉球菓子処 琉宮」で購入できます。
※チェック! 普通のサーターアンダギーと比べると、こんなに「ちっぴるー」(小さい)です
知りたい! ふりふりちっぴるー誕生秘話
愛情込めて毎日おいしいサーターアンダギーを作り、販売している「有限会社 琉宮(りゅうぐう)」のスタッフのみなさん。代表取締役の明石光博さんに、お話をうかがいました。
明石さんは、熊本県出身。20数年前に地元で開催された沖縄物産展でサーターアンダギーに出合い、シンプルな琉球菓子に魅力と可能性を感じたそうです。作り方を学びしばらくは熊本県内で販売していましたが、サーターアンダギー愛が高まり、2001年に沖縄に移住。現在は2つの店舗を構えています。
「割れ目が笑顔に見えることから、おめでたい意味を持つのがサーターアンダギー。基本材料の小麦粉・卵・油にこだわりながら作っています。時代に取り残されてしまわないように、その時々に合った形や風味を伝承していきたいんです」と語る明石さん。「実は沖縄物産展で全国を回っている時、『小さめに作ってほしい』とリクエストされたんですよ。試しに作ってみたら予想以上に好評で、ひとくちサイズはニーズがあると感じました。それが現在の『ちっぴるー』の元です」と教えてくれました。
「催事場で見かけた『芋けんぴ』がヒントになり、ひとくちサイズに砂糖を絡めようと思い付いたんです」お客さまからは大好評で、手応えを感じた明石さんは試作と味見を重ねます。まずはサーターアンダギーに合うパウダーを、計3種(きな粉・シナモン・シュガーパウダー)開発。そして「自分でパウダーを“ふりふり”して楽しんでもらおう」と決め、ついに「ふりふりちっぴるー」が誕生!
「沖縄のお菓子は、お客さまが手を加えることはあまりなかったと思います。自分で“ふりふり”して見た目と風味の変化が楽しめると、よりおいしく感じるのではないでしょうか。」と笑顔で語った明石さん。
食べてみよう! ふりふりちっぴるー
かわいいひとくちサイズのサーターアンダギー「ふりふりちっぴるー」。実際にいただきましょう!
①カップの中にパウダーを振りかけます。
②しっかりとカップにフタをします
③パウダーがちっぴるーになじむまで、ふりふり!
④出来上がり! カップに入っていた楊枝を使って「いただきま〜す!」
3種類それぞれの風味で味が際立ち、シンプルな揚げ菓子だからこそ調和する独特のおいしさを味わえます。カップ入りで楊枝付きなので、手を汚さずに食べられるのもうれしいポイント。3種3カップ入りの手提げ箱(1,188円/税込)もおすすめします♪
インスタ映えしそうな3種3カップ入りの手提げ箱(1,188円/税込)は、女子のみなさんにおすすめします♪
行ってみて! 牧志公設市場前「琉球菓子処 琉宮」へ
「ふりふりちっぴるー」が店頭に並ぶ牧志公設市場前の「琉球菓子処 琉宮」は、イートインスペースもあるカフェ風の店舗。市場のにぎわいを感じながらくつろげるスポットです。
沖縄ぜんざいや黒糖ドリンクなどのイートインメニューの他、あつあつのサーターアンダギーもいただけますよ! さんぴん茶のサービスもあり、元気いっぱいで迎えるスタッフの方たちのおもてなしの心に、思わず笑顔に。
店内は「ふりふりちっぴるー」をはじめ、持ち帰り用のサーターアンダギーがたくさん並んでいます。通常サイズは1個から販売していて「プレーン味と黒糖味」は1個91円、「ココナッツ味と黒ごまきな粉味」は1個129円。どれもラッピングがかわいらしく、おみやげに自宅用にと人気です。(各税込価格)
「縁起の良いサーターアンダギーを入り口にして、沖縄の文化と伝統に目を向けてほしいです」と語っていた明石さん。その思いのまま時と共に姿を変えながら、50年先〜100年先と受け継がれて行く沖縄が誇る伝統菓子だといえそうです。
[基本情報]
住所:沖縄県那覇市松尾2-9-14
電話:098-862-6401
営業時間:10:00~18:30
定休日:第3木曜日
駐車場:なし
https://ryugu.co.jp/
●執筆協力:Shotaro
●撮影・編集:饒波貴子
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