沖縄の観光シーズンって実は冬なんです。春の沖縄はすでに暑く、夏は暑すぎて観光三昧してたら熱中症になる可能性が高く、さらに秋が過ぎるまでは台風の恐れがあります。

一方、冬に訪れる沖縄は、「航空券や宿泊代が安い」「東京よりも暖かい冬を過ごしたい」「卒業旅行は沖縄へ行こう！」といった理由で沖縄に訪れる観光客が意外といるのです。

そこで気になるのが、やはり「服装」だと思います。

「12月・1月・2月の沖縄って何を着たらいいの？」
「コートやヒートテックって必要？」
「そもそも沖縄って、年中半そで半ズボンでいけるんじゃない？」

などなど、さまざまな疑問が思い浮かぶことでしょう。そこで、今回は沖縄に移住して6年目の筆者が、冬の沖縄に着ていくべき服を画像つきでお伝えします。

まずは、12月・1月・2月の沖縄県の気温について解説

最初に、沖縄県（那覇市）の気温や服装に関する以下のページを見てみます。

▶ Feel OKINAWA「気温・服装カレンダー」

こちらによると、12月･1月･2月の気温は次の通り。

月	平均 気温	最高 気温	最低 気温	降水量
12月	18.7℃	21.2℃	14.4℃	102.8 ミリ
1月	17.0℃	19.5 ℃	14.6 ℃	107.0 ミリ
2月	17.1℃	19.8℃	14.8℃	119.7 ミリ

2月の平均気温が、17.1℃！

この表だけを見ていると、「やっぱり沖縄って冬でも暖かいじゃん！」と思うかもしれません。しかし皆さん、少々お待ちください。沖縄でも冬はやっぱり寒いのです。その理由を説明していきます。

沖縄も冬はやっぱり寒い！？寒さの正体は「風」だった

沖縄は海に囲まれた島。海からの強い北風がダイレクトに吹き付け、特に冬場は悪天候時に強風にさらされることが多いのです。

この風が寒さの原因となり、体感温度を下げていくのです。どうやら風速1m/sあると体感温度は1℃低く感じるそうな。例年風速5m/sほどある12〜2月なら、気温よりも5℃ほど低く感じ、さらに雨が降るとより寒くなります。

もちろん、体感温度は風だけではなく、体調や湿度などによっても左右されるので一概には言えませんが、「実際の気温よりも体感温度は少し低くなる」ことを念頭に置いて、沖縄での服装を考えてみてください。

こちらのサイトで詳細をチェックできます。
▶ 体感温度 – 高精度計算サイト

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【画像あり】12月･1月･2月の沖縄へ行くなら、どのような服装がオススメなのか？

沖縄の冬の気候は、内地（本州）の秋に似ていると言われています。そのため基本は長袖長ズボン。その上に冷え性の方は厚手の服を着たり、中にインナーなどを着込むと良いと思います。

最高気温20℃を切る日なら、ヒートテックの上に長袖を着用し、さらにジャケットを羽織ります。カーディガンは風を通すのであまりおすすめできません。暑がりな人はヒートテックはなくとも、ジャケットはあった方が快適です。

特に、丸1日外出する際は、気温に応じて脱ぎ着できる上着があると便利です。

また海沿いの地域や、南部よりも気温が1～2℃低いと言われるヤンバル（沖縄本島北部）など、寒い場所を訪れるときにも注意が必要。

筆者なら大切に仕舞っておいた年に数回だけ着用する厚手のジャケットを押し入れから取り出し、ここぞとばかりに着込みます。沖縄の冬は意外にも寒く、強風が吹くとさらに寒く感じるのです。

もし沖縄では寒くなかったとしても、沖縄から県外に戻った際にはジャケットが必要ですよね。気温の寒暖差や旅行の疲れで風邪を引く恐れもあり、薄手のコートやジャケットは持参するのが無難でしょう。

 

たまに元気そうなオジーや外国人の方が、半そで半ズボンで歩いている姿を見かけます（笑）。しかし、ほとんどの人は、「長そで＋長ズボン＋薄手のコート」を着用しています。柔軟に対応できるように準備しておくことをオススメします。

それでも半袖半ズボンで冬の沖縄に来たい方へ。

寒さから自然とこの表情になりましたし、この写真を撮っていた30分程度で見事鼻風邪を引きました。やっぱりオススメできません…。（2月12日撮影）

「沖縄だから」
「めったに10℃下回らないから」

と油断せずに、薄手のコートを着て冬の沖縄を楽しんでくださいね。
航空券や宿泊代が安いので、気軽に旅行できますよ～！

 

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