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2019.02.25

沖縄の地域住民が主役!手作り溢れる名護市の産業祭り「辺野古区総合展示会」

辺野古で見つけた「辺野古区総合展示会」開催のお知らせ。どうやら2年に1回の開催らしい!早速主催の辺野古公民館さんに電話をかけてみると「いや〜何もないですよ、いいんですか?」と返答が…。当日恐る恐る行ってみると、ご謙遜だったことがわかりました。地域の方たちばかりか、テレビ局の方までいらっしゃって大変盛り上がっていました!

地元でとれた農作物や海産物に、地域の人々が手作りした可愛い小物。「辺野古かふぇ」なる場所に手招きされて行ってみると、まさかのカメーカメー攻撃(あれもこれも食べなさいと来客者をもてなすこと)にあうハメに(もちろん全部美味しくいただきました)。

「ここ100年の辺野古のことなら何でも聞いて」とおっしゃるおじさまとお話をしながらお腹を満たした後は、辺野古の人々が作った雑貨や地域の写真が並ぶ館内展示場へ。そこでもすごく嬉しい出会いがありましたよ。

会場は辺野古公民館。あいにくの雨模様でしたが、ビックリするくらいにたくさんの人が集まっていましたよ〜。

手作りを買える即売会

即買会場では、地元でとれた新鮮な野菜や魚介を、とってもお安く販売していました。特に1個100円のサザエは超人気で、一瞬で売り切れてしまいました。

こちらでは、地域の方々が手作りした雑貨を販売していました。ハーバリウムにアクセサリにスマホケース。どれも手作りとは思えないクオリティでしたよ。売り子の子どもたちが元気いっぱいです!

そのすぐ側ではフリーマーケットも。竹細工は地元の職人さんがその場で作った一品モノです。

辺野古かふぇでのんびり休憩

「せっかくだからコーヒーも飲んで行って」と手招きされて向かったのが「辺野古かふぇ」。地元のパティシエさんが作ったパンやスイーツを、コーヒーやスープと一緒にいただきました。こんなに美味しいのに無料なんですよ!

そば打ち体験もやっていました。作った麺はそのまま沖縄そばに。作りたてを会場のみんなに振舞っていましたよ。

こちらは黒糖作りの様子。地元でとれたサトウキビをその場で搾って煮詰めて黒糖にしちゃいます。できたてアツアツの黒糖は、自然の甘みが凝縮されていて絶品です。軽い食感なので一度食べたら止まりません。

辺野古区民の生活が見える館内展示場

館内展示場では、地元の人たちが手作りした雑貨や洋服のほか、みんなで持ち寄った盆栽、写真、宝物なども展示。辺野古の歴史や、区民の生活の様子も知ることができます。

館内展示場の一角に、ものすごい数の賞状やトロフィーが!なんとこれは、全部神谷さんが受賞したもの。特にマラソンには積極的に参加されていて、遠くは青森県弘前市の「弘前・白神アップルマラソン」を走った時の完走賞もありました。今年の3月で82歳になられるという神谷さん、今でも毎日ランニングをしているそうですよ。まさに辺野古区のヒーローですね。

展示会というより、会場は親戚のお祝いのような雰囲気。居心地が良くて、午前中で取材を終えて帰るつもりが気付けばもう閉会です。
公民館の方がおっしゃるように、たしかに世界にアピールする商品とか最新の科学技術とかいう大それたものはありませんでした。でも多分それよりも大事な、辺野古区の人々の温かさだったり、地域の絆や伝統を重んじる心、ここに暮らす人々の生活の向こう側まで見えるような、とてもステキなお祭りでした。

[基本情報]辺野古区総合展示会
会場:辺野古公民館(沖縄県名護市辺野古913-10)

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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