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食事

2019.02.22

名護市辺野古で沖縄料理を提供し続けて40年!食堂「たんなは屋」のポークたまごとふーチャンプルで至福のひととき

たんなは屋

沖縄本島北部に位置する名護市辺野古。沖縄自動車道を経て、宜野座ICを降り国道329号線を北向けに進んだ先にあります。名護市の市街地からは少し離れており、自然が多くまったりとした時間が流れている地域です。

2月のとある日、辺野古の地を開拓するためにFeelOKINAWAの期間限定編集長みやねえさんやライター陣と一緒に辺野古へ足を運びました。実は私、名護市出身ですが、これまでにあまり辺野古へ訪れる機会がなく…。新鮮な気持ちで散策に挑みました。

この日は朝10時に出発したので、お昼は現地でいただくことに。沖縄料理を提供する創業40年の食堂「たんなは屋」に行ってみました。

のどかな場所にたたずむアットホームな食堂「たんなは屋」

たんなは屋 外観

その昔、歓楽街だった名残を感じる街並みを通り抜け、小道を進んだ一角にたんなは屋があります。お店の周辺は緑が多く、自然豊かでのどかです。朝10時〜昼14時までの営業とあって、お昼どきは地元の人や観光客らしき人でにぎわっています。

たんなは屋 内観

広々とした食堂の店内には、テーブル席と座敷席が用意されています。店内の一角には、店員さんのお孫さんらしき人が写った写真、まねき猫やクラシックな置物が置かれて、アットホームな雰囲気。まるで祖母の家にいるような安心感です。

たんなは屋 メニュー

沖縄そばやゴーヤーチャンプルといったポピュラーな沖縄料理は、ほとんど600円とリーズナブルな値段なのが嬉しいですね。そのほかに、チキンカツカレーやとんかつ定食などメニューが多彩。

今回は「沖縄らしい料理を食べよう!」と決めていたので、ふーチャンプルポークたまごを注文しました。

ちなみに、ヘチマ(沖縄の方言でナーベーラー)炒めに使われるヘチマは、夏頃が旬の野菜。冬の季節は用意していないそうです。

「くるま麩」を使ったふーチャンプルと「ポーク缶」を焼いた沖縄の定番メニューのポークたまご

フーチャンプルー

ボリュームのある熱々の「ふーチャンプル」が出てきました。大盛りの白米と味噌汁、たくあんがセットになって、この量で600円とはリーズナブルです。

フーチャンプルー

ふーチャンプルとは、「麩」に卵を絡めて野菜と一緒に炒めた沖縄料理です。

沖縄の麩は「くるま麩」といって、1本30cmほどの長い円形の筒状で販売されているのが特徴的。沖縄の家庭料理として、沖縄県民には馴染み深い食べ物ですが、県外の人なら大きさに驚くことでしょう。

くるま麩

こちらが、ふーチャンプルの材料「くるま麩」です。

さっそく、ふーチャンプルを食べてみると、しっとりしていながらも歯ごたえのある麩に味が染み込んでいてジューシーでした。パクパクと食が進み、白米との相性も抜群です。お肉は入っておらず、カロリー低めなところも嬉しい。

久しぶりに食べたふーチャンプルは、「こんなにおいしかったっけ?」というのが率直な感想です。いつもならゴーヤーチャンプルや沖縄そばを注文する人も、たまにはふーチャンプルを食べてみるのをおすすめします。

ポークたまご

ポークたまごは、ふーチャンプルと同じく、大盛りの白米と味噌汁、たくあんがセットに。

ポークたまご

キャベツとキュウリのサラダ付き。ポークは肉厚派か、カリカリ派に別れるところですが、たんなは屋はどちらかといえば、肉厚のポークで焼き加減がジューシーです。卵もたっぷり入り、男性でも十分満足できるでしょう。

SPAM

沖縄で食べられているポークは、いくつか種類があります。有名なものでは、株式会社沖縄ホーメルの「SPAM」原産国がデンマークのTULIPFOODCOMPANYの「チューリップ」。スパム=ポークと思っている人がいるかもしれませんが、実は「スパム」は商品名なんです。

値段は、SPAMよりチューリップのほうが少しリーズナブル。最近は、体に気を使う人が多くなってきたためか、減塩やうす塩のポークも販売されています。ポークたまごのようにスライスして食べるほか、ポークの味がアクセントになるチャンプルに入れてもおいしいでしょう。

食べ切れなければ、テイクアウトが可能!店名「たんなは屋」の由来とは!?

たんなは屋インテリア

ボリュームがあり全て食べきれなかったため、残ったものをお持ち帰りしました。帰り際にお土産としてチキンカツまでいただき感謝感謝。その日の夕食においしくいただきました。

親切な店員さんと、おいしい沖縄料理で心もお腹もいっぱいに。

ちなみにお店の名前「たんなは屋」は、店員さんの名前「玉那覇」さんから付けられたのだとか。初めは、タンナファクルー(沖縄の伝統的な焼き菓子)か、カンダバー(沖縄の伝統的な野菜)からきているのでは?と勝手に想像を巡らせましたが、まさか名字の玉那覇からきていたとは、少し驚きです。

お腹が満たされたところで「へのこ橋」や「つつじの森」へ。自然の中を散歩してみた

白猫ちゃん

お店の外へ出ると1匹、2匹、3匹と猫たちが集合。店の前にある自動販売機の上では白くて可愛らしい猫がくつろぎ状態。かわいくて癒されました。

へのこ橋

つつじの森

食後にお店の周辺をぶらりとお散歩。すぐ近くにへのこ橋があり、渡った先につつじの森と書かれた石碑を発見し、上まで登ってみることに。

つつじの森

石碑の上にある山には、ピンク色をしたつつじが咲いていました。つつじが咲き始める時期は一般的に4〜5月頃ですが、沖縄は1〜2月頃に咲き始め、3月が見頃です。

 

辺野古からさらに北上する東村では、毎年つつじ祭りを開催。5万本のつつじを楽しめ、一足先に春の訪れを感じられるでしょう。辺野古でまったりとランチをしたあとは、東村や国頭村でやんばるの自然を楽しむ旅にでるのもおすすめです。

 

[基本情報]たんなは屋
住所:名護市辺野古 913-14
電話:0980-55-2407
営業時間:11:00〜14:00
定休日:月曜日
駐車場:あり

この記事を書いた人ヒガ ナツコ
沖縄県名護市出身、那覇市在住。沖縄や音楽をはじめ、魅力あるものを伝えられる記事が書けるよう日々奮闘中です!現在はライティングと同時にwebデザインを学んでいます。よろしくお願いいたします。 このライターの記事一覧

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