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食事

2019.02.22

名護市辺野古のインド料理「SHIVA(シバ)ヘノコ店」のカオスな魅力と店主の笑顔が忘れられない

インド料理 SHIVA

329号線から名護市辺野古の集落「アップルタウン」に入ると、その入口付近に位置するインド料理「SHIVA(シバ)」。初めて行ったにもかかわらず、迷わずに見つけられたのは、派手な外観のおかげだ。

インド料理 SHIVA

赤い外壁にグリーンと緑の看板を掲げたお店。落ち着いた街並みとは対照的で、ひときわ目立つこのお店が気になり、店内へと入ってみた。

集落の静けさとインドの文化が入り混じる「SHIVA」は、小さなお店だった

インド料理 SHIVA店内

店内はとても小さく、客席は10席ほど。入り口の扉は常に開いていて、沖縄らしい静かでゆったりとした集落の空気が、お店の中にいても感じられるのが心地よい。

「見た目より変なお店ではないのかも」

そう思いながらふと周りを見渡してみると、見慣れないインテリアがちらほらと飾られていることに気づく。

シヴァ神

この絵はなんだろう?と思いながら見入っていると「店名はシヴァ神からきている」と、こちらから尋ねずとも優しいご主人が教えてくれた。

なるほど。ということは、この絵はインド神話に出てくる破壊と創造の神シヴァなのか。帰宅してから調べてみると、特徴が合致したので間違いない。

ゾウの飾り

そういえば、インドにはガネーシャというゾウの顔をした神様がいたことを、このインテリアを見てふと思い出した。先ほどのシヴァ神といい、インドの信仰心の厚さを感じる。沖縄でインドの文化を感じられるのも「SHIVA」の醍醐味だろう。

インドを彷彿とさせるカオスなメニュー

インド料理 SHIVA メニュー

ご飯を食べに来たんだった。早く注文をしようとフードメニューを手に取る。

書いてあったのはカレー、チャーハン、ブリト―、スナック数種。チャーハンはスパイシーな見た目の写真が載っていたのでまだ理解できるが、どうしてメキシコ料理のブリト―があるんだろう。写真を見る限りでは変わった様子はない。

続いてドリンクメニューに目をやる。ソフトドリンクは数種類。その中にはインド料理屋らしく、スパイスが特徴的なインド風ミルクティー「チャイティー」もあった。そしてビール、ワイン、カクテルなどアルコール飲料が多数…。

そうだ、外の看板に紫色で「BAR & RESTAURANT」と書かれていたことを思い出した。

営業は昼のみだと下調べの段階で知っていた僕に、ここでひとつの疑問が浮かぶ。バーとうたっているのに、どうして夜は営業していないのだろうか。念のため、ご主人に確認を取ってみると、このお店の営業時間は11時から14時までとのこと。やはり夜は営業していないそうだ。

この矛盾しているカオスが、まだ行ったことのないインドのおおらかさを彷彿とさせる。

ちなみにメニュー名や料金は日本語と英語で書かれているため、誰でも問題なく注文できる。日本語が苦手だというご主人にとっても安心だろう。ベルはないので、手を挙げて合図。バターチキンカレーと別売りのナン、そしてブリトーを注文した。

ナンを焼く作業が間近で見られる「SHIVA」のオープンキッチン

オープンキッチン

待っている間、オープンキッチンを眺めていた。ナンは注文が入るごとに一枚一枚生地を伸ばしてキッチン中央の赤い釜で焼いていた。

「炭で焼いてる」

苦手だという日本語でまた丁寧に教えてくれるシバの親切神もといご主人。料理が届くまでの流れが見えるからオープンキッチンのお店は楽しいのだ。

シンプルな味で心を掴み、異国の味で虜にする「SHIVA」のカレーとナンとブリトー

ブリトー

最初に運ばれてきたのはブリトーだった。ひと口かぶりついてみて、わかりやすいおいしさに少し安心した。変わったスパイスの味がしたとか、ご飯を包む白い生地が実はナンの生地だったとか、そういうことはない。ご飯と鶏肉とチーズのシンプルな味がした。

ブリトー

チリソースが少し辛すぎる気もしたが、おかげで食欲が止まらない。インド料理屋さんと聞いて少し身構えていたが、馴染みのある材料で作られている安心感が心地よかった。

店主と筆者

馴染みのない出来事といえば、素手で食べて手にソースがついたことくらい。普通のレストランなら気にするだろうが、ここはインド料理屋だ。これはかえって異国感を味わえて楽しい。

そんなことを考えていたら、もう次の料理が仕上がっていた。

インド料理 SHIVAのナン

「料理は作った人の心を表す」という言葉を聞いたことはあるが、どうやらそれは本当のようだ。ご主人の寛大な心のように大きいナンをひと口。出来立ての香ばしさにバターの風味が相まってたまらない。

ナンとバターチキンカレー

そこにバターチキンカレーが一緒に並ぶ。これまでの料理はすんなり馴染めているが、インド料理の代名詞ともいえるカレーはどうだろうか。まずはルーだけひと口ほおばってみる。

バターチキンカレー

おいしい。チキンがごろっと入っている。

…でも、甘い。

日本人が作るカレーとは、一味異なっているのがすぐにわかる。今まで食べたことのない味。あとからこの甘さはレーズンのようだと気づいたが、尋ねてみると材料には入っていないとのこと。

カオスだ。でも、不思議と口に運んでしまう。

インドを旅行する人は、誰かに呼ばれたように不思議と足を運んでしまうと話に聞いたことはあるが、不思議とこのカレーも次々と口に運んでしまう。ナンと一緒にいただくと、ナンのバターとカレーの甘みが複雑に混ざり合う味だった。これはこれでまたおいしい。

ここは、沖縄県名護市辺野古区。静かな辺野古の集落でひときわ目立つ派手な外観。お店の公式サイトは存在しないし、口コミは少ないらしい。そんな謎に包まれたインド料理「SHIVA」だが、ふたを開けてみると優しいご主人が、クセになるインド料理を作っていた。この店の料理をひと口食べれば、きっとまた訪れたくなるだろう。

 

[基本情報]SHIVAヘノコ店
住所:名護市辺野古203-3
電話:098-055-2777
営業時間:11:00〜14:00
定休日:不定休

この記事を書いた人ふっさん

雪国出身・沖縄在住7年目。ロックバンドYeti meets girlのドラマー。2018年11月に1st.EP「夏に向かって歩き出す」をリリース。新卒で入った会社を9ヵ月で退社し、ライターになりました。エッセイを書きたい。好きなものは、音楽、みそ汁、喫茶店。
Twitter https://twitter.com/fujisawatonjiru

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