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2018.11.16

読谷村の歴史・文化・観光情報が集まる「世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム」

読谷村立歴史民俗資料館が、2018年の6月に「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」としてリニューアルオープンしました。3階建の広くて綺麗な館内には3つの展示室があり、工夫をこらした映像や以前よりも豊富な展示物で読谷村の文化や歴史、自然や観光などを紹介。レプリカの亀甲墓の中を覗いたり、実際に使われていた昔ながらの家屋で当時の道具に触れられたりと、子どものみならず大人でも五感を使った学習ができます。

すぐ近くにはユネスコに世界遺産登録されている座喜味城跡、少し足を伸ばせばやちむんの里やさまざまな史跡があるので、読谷観光の最初の場所としてオススメです。

入口を入ると、読谷村が誇る伝統工芸「読谷山花織(ゆんたんざはなうい)」の柔らかな色彩が美しいタペストリーが出迎えてくれます。

1Fの「展示室1」では、模型などを使って座喜味城跡をはじめとした読谷村の文化遺産を紹介しています。中央の大型モニターでは、村内の観光情報も見ることができますよ。

2F奥の展望デッキ。ここは米軍基地内を除けば読谷村内で最も標高が高い所らしく、晴れた日は那覇市まで見えるそうです。護佐丸がここに座喜味城を築城しようと決意したのも頷けますね。

2F「展示室2」の前では、絵本や動画で読谷村の民話について知ることができます。子どもたちに人気だそうですよ。筆者もすごく勉強になりました!

「展示室2」には、読谷村の歴史や自然、村民の暮らしにまつわる資料が展示されています。下画像は実際に使われていた昔の民家をここに移築したもの。中に入って当時使われていた道具に触れることもできます。

太平洋戦争時、読谷村の海岸に米軍が上陸する際「鉄の暴風」と呼ばれるほどの激しい艦砲射撃があったそうです。

また、村内には自然にできたガマ(洞窟)が多数あり、「チビチリガマ」で起きた集団自決をはじめとしたさまざまな惨劇がそこで起きています。ここではその沖縄戦にまつわる資料を展示。ガマの中を再現したジオラマや実際に使われた爆弾に触れることで、戦争の悲惨さを知ることができます。

沖縄のお墓「亀甲墓」のレプリカも展示されています。特に県外の方は、中がどうなっているのか気になるのではないでしょうか。

お墓の中も忠実に再現されており、横のガラス窓から覗くこともできますよ。

3Fの「展示室3」は美術スペースとになっており、人間国宝・金城次郎の焼き物や、ミュージアムが所有する絵画などを展示しています。大きな窓のそばに椅子があり、景色を眺めながら休憩する人も多いそうですよ。残念ながら中は撮影禁止。

[基本情報]
住所:沖縄県中頭郡読谷村座喜味708-6
営業時間:9:00〜18:00(最終受付17:30)
電話:098-958-3141
定休日:水曜(祝日の際は開館し翌日休、臨時休館あり)
駐車場:あり
クレジットカード:不可
煙草:禁煙

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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