観光
2018.08.24
断崖の上から太平洋を一望!海中道路の先、車で行く沖縄の離島・宮城島の景勝地「果報バンタ」
宮城島の大通り、県道10号線から外れて東へ向かっていくと「果報バンタ」に到着します。畑の道に入っていくのでかなり複雑そうな道ですが、ぬちまーす工場の案内板に従って進んで行けばなんなくたどり着きます。
「バンタ」とは岬の意味。「果報」は「カフー」と読むそうで、「幸せ」という意味ですね。そういえば、沖縄で丁寧に感謝の気持ちを伝える時に「カフーシ」という言葉を使うと聞いたこともあります。
さて、この岬は「ぬちまーす観光製塩ファクトリーぬちうなー」と隣り合わせになっていて、そこの駐車場に停めて見に行くことができます。岬から見下ろす真っ白の「ぬちの浜」に、透明度の高いエメラルドの海はため息が出るほどの美しさ。まさに幸せな気持ちになれる場所でした。岬の下には「ぬちの浜」という、それはそれは美しいビーチがあります。「ぬち」とは「命」の意味。ここには満月の夜にウミガメが産卵しに来るそうで、まさに命を育む浜ですね。どうにかして行けないものかと辺りを散策しましたが、どうやらあそこに通じてる道は無いようです。でも、きっとここには人が立ち入ってはいけないのかもしれませんね。
こちらの見所は海だけではありません。見てください、琉球石灰岩とソテツなどの草木が織りなすこの景観。「はなり嶽(だき)」と言って、ここ一帯で1番高い場所になっており、自然のパワーが集まっているそうですよ。
暑い日差しの中、心地よく涼しげな空気に包まれた場所を発見しました。ガジュマルとソテツに守られる鍾乳洞「三天御座(みてぃんうざ)」。ここに天、地、海の神々が集まることからこの名称がつけられたそうです。ここから発せられるエネルギーは、仕事や人生への覚悟を決める人に神々の加護を与えてくれると言われています。
ぬちまーす観光製塩ファクトリーぬちうなー
果報バンタの隣にはぬちまーすの工場があります。「ぬちまーす」は「命の塩」という意味で、「ぬちうなー」は「命の庭」という意味ですね。
こちらでは「常温瞬間空中結晶製塩法」という世界初の技術を駆使して、自然の海水に含まれるミネラルをギュッと凝縮した塩を作っています。なんと、ギネスにも認定されるほどのミネラルの量なんですって!カルシウムも入っているので、子どもの成長にも役立ちます。この塩なら1日大さじ1杯まで摂っても大丈夫だそうなので、普段飲む水に入れると熱中症予防にもなりますね。ショップの営業時間は9:00〜17:30で年中無休。
無料の工場見学では、ガイドの方がわかりやすくぬちまーすや工場のことについて説明してくれます。写真は手作業で混入物が無いかチェックしているところ。見学も9:00〜17:30までやっています。お問い合わせは098-983-1140まで。
レストラン「たかはなり」では、ぬちまーすを使った様々なフードを用意しています。筆者が食べたのはこの「ぬちまーす塩ソフト500円」。ふんわりと舌の上に広がるぬちまーす独特の塩味が、生乳の自然な甘みとコクを引き立てます。レストランの営業時間は10:00〜17:30。
[基本情報]果報バンタ
住所:沖縄県うるま市与那城宮城2768
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