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食事

2018.05.21

自然派ワインと旬の食材に酔いしれる。恩納村「ビストロ おんな食堂」

たくさんの沖縄料理のお店があふれるリゾート地、恩納村前兼久の大通り沿いに、異色のお店があります。

車で走っていると思わず見過ごしてしまいそうな「おんな食堂」。オシャレなイメージのある「ビストロ」という言葉は、日本語では「食堂」という表現に近いんだとか。「店内の雰囲気とのギャップも狙いたくて、この店名と外観にしました。」と、オーナーの田邊さんは無邪気そうな表情で答えてくれました。

お店は有名リゾートホテルへ向かう途中にあります。通り側からは看板が見えにくいので、注意して探して下さい。

質素な外観とは対照的に、温もりのある木の素材を配した店内はすごくオシャレ。ノスタルジックな雰囲気で落ち着いた空間です。

メニューは手書きの黒板に書かれています。どの料理もシンプルに味付けをすることで、旬の食材の美味しさをうまく引き出しています。

赤ワインにピッタリな「シャルキュトリー盛り合わせ1,980円(税込)」。生ハムにサラミにパン、自家製のリエットとパテが一度に味わえます。

カウンターからは、大きな豚肉からハムを切り分ける様子を見ることができます。

「大城さんのフルーツトマトとブッラータのサラダ1,600円(税込)」には白ワインを合わせてくれました。ブッラータとは、袋状にしたモッツアレラチーズの中にクリームを入れた料理。甘いトマトやフルーツとの相性は抜群です。

こだわりの自然派ワインを豊富に用意しています。

自然派ワインとは添加物をできるだけ使用しないオーガニックなワインのこと。ブドウを栽培する時点から手間がかかっており生産量は少ないですが、その分生産者のこだわりを感じることができます。

製造年で味わいが異なり、その年の最高の味わいを表現しています。流通しているワインとは違い、無駄な刺激が少なく優しい味わいが特徴です。

お客さんとの会話を大切にするため、あえてワインのメニューは用意していないそうです。

千葉県出身の田邊さんが沖縄に来たのは2000年ごろ、当初は半年間お友達のお店を手伝うのが目的だったそうです。

「でも、いい意味でいい加減な沖縄の雰囲気に体がしっくりきちゃって。」

県内のホテルなどで長年腕を磨き、2014年にこのお店をオープンさせました。取り揃えるワインは、国内でも珍しい自然派ワイン。「難しく考えず、体が感じるままにワインを美味しく楽しく味わってほしい。」特別なこのワインを、旬の食材で彩ったおつまみと一緒に堪能してください。

オーナー    田邊 匡史(たなべ まさふみ)

1982年千葉県生まれ。2000年ごろに沖縄に移住。様々な場所で料理人を務め、2014年に「おんな食堂を」オープンさせる。初めて飲んだ自然派ワインの味わいに衝撃を受けてワインの世界にのめり込む。ワインを通して沢山の人と繋がりたいと話してくれました。

その他メニュー/尾島さんの生ハム1,200円、おんな食堂のサラダ1,300円、牛もつと青菜の煮込み1,280円、ランプステーキ3,000円    (税込)※メニューは時期により異なります、店頭でご確認ください。

[基本情報]ビストロ おんな食堂
住所:沖縄県国頭郡恩納村前兼久102
営業時間:18:00〜23:00
電話:098-964-6877
定休日:日曜
駐車場:あり(3台)
クレジットカード:可
煙草:禁煙(外に灰皿あり)

池原盛輔
この記事を書いた人池原 盛輔
某県内情報誌の社員を経てフリーカメライターへ。美味しいと噂のお店に出没します。好きなのはカメラ、車、アニメ、格闘技。総合、空手、剣道、茶道の経験あります。旅に出たい今日この頃。 このライターの記事一覧

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