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2025.04.25

那覇空港から30分!海沿いのまち八重瀬町のローカル旅⑤南の駅やえせに登場した温もりあふれるコーヒー店「自家焙煎 琉球炭焼珈琲(現:TREE COFFEE ROASTERS)」

TREE COFFEE ROASTERS

こんにちは!日頃リュックと水筒をもって沖縄本島中を散歩しているライターの小鍋です。

沖縄本島南部の海沿いのまち八重瀬町(やえせちょう)のローカル旅第5回目、今回は私がよく行くテイクアウト専門のコーヒー店「自家焙煎 琉球炭焼珈琲(現:TREE COFFEE ROASTERS)」をご紹介します!

南の駅やえせ内でコーヒータイム

琉球炭焼珈琲は、八重瀬町の観光拠点施設「南の駅やえせ」の構内にあります。

「南の駅やえせ」の駐車場は約80台と大きく、駐輪場や大型車駐車場もあります。月に2~3回南の駅に野菜を買いに行く筆者が見る限りは、イベント時など余程のことがない限り満車にはならないので、レンタカーで訪れる場合も安心。

南の駅でお土産探しの合間にコーヒー店でカフェタイムをしても良し。観光ドライブの合間にリラックスタイムしても良し。

飲食はテラス席と大きなアーケードの下、南の駅の店内の合計3ヶ所で楽しむことができます。雨天時でもゆっくりコーヒーが楽しめるのは嬉しいところ。

沖縄は年中常夏のような印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は快晴以外の日が結構多いんです。

まぁ雨の日は、構内のでっかいガジュマルを眺めながらまったりコーヒータイムしましょう。

琉球炭焼珈琲のメニューといえば、かなり豊富です。

シンプルな「コーヒー」からデザートコーヒー、沖縄の味わいが楽しめる黒糖入りのコーヒーなど約15種類が揃います。本格的なマシンで淹れるコーヒーは優しい味わいなので、マイルド好きな筆者は毎月のように足繁く通っています。

※取材時の情報です。メニューの最新情報はお店に要確認。

オーナーさんオススメのコーヒーを聞いてみました

琉球炭焼珈琲のオーナーさんは、外間愛里(ほかま・あいり)さん。

福岡県出身で、約4年前にご主人の故郷の八重瀬町に移住し、現在3人の子育てをしながらお店を切り盛りされています。「八重瀬(町)は住みやすいですし、子育てしやすいです~」と微笑みます。

外間さんが最初に紹介して下さったのは「アイスコーヒー450円」。

しっかりとした苦みとコクが特徴で、注文が入ってから豆を挽きエスプレッソを落としているそうです。「コーヒー好きな人ほどぜひ飲んでほしいです!」

デザート系コーヒーでオススメして下さったのは「カフェモカ500円」。甘さ控えめで飲みやすい味わい。「映えますよね~」と外間さんはフフフと微笑みます。

コーヒーもスイーツも楽しみたい欲張りさんにオススメしたいのは「コーヒーフロート600円」。手軽にコーヒーとスイーツを楽しめる一品です。

筆者おすすめの飲み方は、まずはコーヒーを先に味見し、次にアイスクリームだけ食し、最後にアイスクリームとコーヒーを混ぜて飲むこと。一石三鳥!笑

外間さんが最後におすすめしてくれたのは「アフォガード500円」。

アイスクリームに熱くて濃いエスプレッソをかけた一品ですが、琉球炭焼珈琲のアフォガードは、アイスクリームもホイップもたっぷり!ホイップは甘さ控えめなので、ペロッといけちゃいます♪

他にも、今まで筆者が実際食べて飲んで美味しかったのは「マフィン300円」と「有機抹茶黒蜜ラテ500円(ホット)」。

マフィンは、上白糖と保存料不使用でトランス脂肪酸フリー。味はプレーン、チョコレートココア、クランベリーチーズの3種類。筆者は一口いただいた瞬間、シンプルで純粋な味わいに感動しました。

「有機抹茶黒蜜ラテ」は、抹茶と黒蜜と「有機抹茶」入り。この豪華さでこのお値段は感動モノです!抹茶の苦みと黒蜜のほんのり甘さが美味。

そのほか、24時間寝かせてつくる「水出しコーヒー」も絶品です!

子供が寝静まった後のコーヒーの一杯が楽しみでした~オープンからこれまでの話〜

琉球炭焼珈琲が南の駅に出店したのは、南の駅がリニューアルを遂げた2023年。今まで南城市や東風平(こちんだ)でキッチンカーやテナントで出店をしてきた琉球炭焼珈琲ですが、機会に恵まれ、南の駅リニューアルの際に一緒に出店をはじめたそうです。

「最初は南の駅店内に、キッチンカーの車ごと入れたんです(笑)。ガソリンを極限まで減らして、エンジン切って車をニュートラルにして、男性陣が車を後ろから押してくれて、自動ドアから車を入れました(笑)。いやもう、手伝ってくれた南の駅のスタッフさんには本当感謝しかありません」

ずっとコーヒーを作ってきた人生だったのか聞いてみたら、答えは「NO」。

「前職は子育て支援員をやっていたんです。コロナ下も相まって働きにくくなり、何かやりたくなってコーヒー店をやることにしたんです。コーヒーが好きだったので、コーヒーしか思いつかなかったですね(笑)。知識はないし、できるかわからなくて自分に半信半疑でしたが、やってみないとわからないですから、まずはやってみました。本当博打でしたね」と外間さん。

ひたすらコーヒーの勉強を続ける日々。キッチンカー時代は、客入りが少ない雨の日ほど独学でコーヒーを学んできました。

「いや~、最初の頃はひどかったですね。知識が無さすぎて商品を忘れて家に撮りに帰りましたし(笑)。キッチンカーをやったはいいけど車検は通らないとか、もう散々。でもちゃんとやりたくて、熱風式焙煎器と業務用のエスプレッソマシンを導入しました」と、熱風式焙煎器を見せてくれました。

「沖縄に来る前は福岡で3人の子育てワンオペをやっていました。年子2人とベビーカーに乗る赤ちゃんを連れて電車とバスに乗っていたので、地獄でした(笑)。友達も近くにいなかったので頼れる人もいなくて。子供が夜寝静まったあとのコーヒーを飲む時間だけが、自分の唯一の時間で心の拠り所でしたね。コーヒーだけは、少しの贅沢品として自分に許可していました。だから今度は、私がお客様に少しの余裕と贅沢をお分けしたいと思っています」。

琉球炭焼珈琲は、ただのコーヒー好きがコーヒー店をはじめたお店ではありませんでした。

それでも、外間さんの優しい笑顔や、どんなお客様が来店しても分け隔てなく接客される様子をみると、本当にコーヒーが好きなんだなぁ、お店が好きなんだなぁ、八重瀬が好きなんだなぁと感じる方も、きっと多いはず。

「実は、私は接客にムラがないことがちょっぴりの自慢です。このお店は、皆さんからのご縁で成り立ってきたお店です。自分1人の力じゃ絶対にここまで来れませんでした。本当に感謝です。南の駅に休憩がてら、ぜひ遊びに来てください〜」

コーヒーが飲めなかったご主人さんがコーヒーを飲めるようになり、ブラックコーヒーが飲めずにラテばかり飲んでいた外間さんが、まさかのコーヒー屋さんに。琉球炭焼珈琲は、決して派手ではありませんが、皆さんの日常に温かく寄り添うお店です。

引っ越し前にコーヒーを飲みにくるお客様。沖縄出張が終わって「また来るからね~」と言いに来るお客様。

貴方もドライブの合間に温かいコーヒー、一杯いかがでしょうか?

[基本情報]自家焙煎琉球炭焼珈琲(現:TREE COFFEE ROASTERS)
住所:沖縄県島尻郡八重瀬町字具志頭659番地
営業時間:11:00~16:00
定休日:月曜、第3火曜、南の駅の施設休時
https://www.instagram.com/tree.coffee.roasters 
※最新情報はInstagramを要チェック!

konabeharuka
この記事を書いた人小鍋 悠
沖縄出身、沖縄在住。ことば×音楽のライフワーカー。某テレビ会社とラジオ局勤務を経て、現在ライター&司会者。小さい頃はとにかく図書館が大好きで、大学ではびっしり沖縄民話の調査に当たり「取材」の原点を味わったことから、ライターへ。得意な執筆分野は「沖縄あるある」。趣味はJazzとピアノ。 このライターの記事一覧

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