くらし
2021.09.01
奄美市名瀬にできたおすすめコワーキングスペース「奄美市WorkStyle Lab Inno」
ここ最近、ワーケーション先として人気の奄美大島。
奄美大島には、空港のすぐ近くに1時間50円で利用できる「コワーキングスペースかさり」があります。ただ市街地の名瀬の近くには、いわゆるコワーキングスペースがなく、旅行者の皆さんはホテルや宿でお仕事をしていると聞いていました。
そんな名瀬に2021年7月、待望のコワーキングスペースができました。それが「奄美市WorkStyle Lab Inno(あまみしワークスタイルラボ イノー)」(以降、Inno)。これはとても朗報!と思って、早速行ってみました。
目 次
空港方面からの行き方
国道58号線を名瀬市街地から和光トンネルを抜けて直進し、突き当りの交差点を右折して空港方面へ走ります。左手の食品スーパー「タイヨー」を通過し、最初の右折道路を右折。(角に「いすゞ自動車南九州」があります。)そのまま直進します。
しばらく直進すると、右側に「奄美市産業支援センター」という看板が見えてきます。
こちらの2階に「Inno」があります。
早速、正面の入り口から入ってみましょう。
紬のディスプレイなどが置いてあり、その手前の階段を上ります。
階段を上りきると、右手にInnoの受付があるので、そちらで受付をします。
旅行者やワーケーションで島を訪れた人もドロップインで使用できます。
奄美市WorkStyle Lab Innoとは
奄美市WorkStyle Lab Innoは、奄美大島の情報通信産業および場所にとらわれない働き方を行うフリーランス等の拠点として作られた施設。島内外の多様な働き方の研究・交流・協業などを目的として2021年7月16日にオープンしました。
そのため、産業支援を行うオフィスや、島外の会社が島内にオフィスを置くためのお試しサテライトオフィスのスペースもあります。
こちらも人気が高く、入居オフィスを選考中とのことでした。
「Inno(イノー)」とは、多様(異能)な人材が集まる場所、知識を習得する場所(I Know)、革新的な働き方(イノベーション)を生み出す場所、海の生き物が集まる場所(奄美の言葉でイノー)から取った愛称だそう。
コワーキングスペースは施設の一部の機能となりますが、こちらも「コワーキングスペースかさり」と同様、奄美市の運営なので、非常にリーズナブルに利用できます。
「コワーキングスペースもイベントやセミナーに使われることもあるので、予約をした方が確実です」と管理人の阿部 萌(あべ もえ)さん(左)とロレンス奈苗(ななえ)さん。
広々ゆったりとしたコワーキングスペース
受付して奥に進むと、右奥は定員30名のコワーキングスペース。
2人がけのテーブル、グループで使える大きなテーブル、壁際のカウンター式のテーブルと、ゆったり話ができるソファコーナーがあります。
それぞれのテーブルの下には電源コンセントが2個ずつ、カウンター式テーブルにも電源コンセントを完備。
利用料金:1時間200円、1日1,000円(1人あたり)
こちらのコワーキングスペースは、いわゆる「個人の仕事用作業スペース」ではなく、奄美市のフリーランス等の共同作業場や島内外の交流や協業のためのスペース。つまり、おしゃべり、打ち合わせ、会議OKの場所。
飲み物だけであれば、持ち込み可能です。
なので、静かに仕事がしたい、近くで喋っている人がうるさい、という人は、後ほどご紹介する「集中作業スペース」を利用しましょう。
子ども連れに嬉しいキッズスペース
コワーキングスペースの横には「キッズスペース」があります。
Innoで行われているイベントに参加するときや、コワーキングスペースや会議室を使用するときに、子どもたちを遊ばせておくスペースとなっています。(Innoの利用者は無料で使用可)
ガラスで仕切られているので、コワーキングスペースから中の様子を見ることができますし、キッズスペース内のテーブルを利用して子どもと一緒に過ごしたり、子どもの面倒を見ながら仕事をすることもできます。
お弁当や飲み物もOKなカフェスペース
コワーキングスペースの向かい側は、キッチンのある「商品開発スペース」。
お料理教室や加工食品などの商品開発に利用できるそうです。
この部屋の一角にあるのが「カフェスペース」。カウンター式のテーブルと椅子、奥にはコーヒーコーナーがあります。
管理人さんがいつも淹れてくれているこちらのコーヒー。利用者は無料で飲むことができます。
カフェスペースでは、食べ物を食べてもOKです。
静かに集中したいときは集中作業スペースへ
カフェスペースの隣には、半個室形式の「集中作業スペース」。
窓に向かってパーティションで区切られた机のスペースが3つあります。
こちらは静かに集中して作業したい人向けの作業スペース。音声は周りに配慮しましょう。各机には電源がついていて、1つの机に2人まで並んで座ることができます。
利用料金:1時間300円、1日1,500円(1人あたり)
集中作業スペースの奥に、防音個室になっている集中作業スペースが1つあります。
オンライン会議など、周りに聞かれたくない打ち合わせをするときに最適。こちらも2人入室できます。
利用料金:1時間400円、1日2,000円(1人あたり)
集中作業スペース、防音個室はとても人気だそう。
使いたいときは、必ず事前に予約してから行きましょう。
機材つきの会議室もおすすめ
6人用の会議室も2室あり、ホワイトボードになっている壁面、TVモニター、スピーカー、TV会議用カメラなども完備。
複数名でもストレスなしでTV会議できそうです。
利用料金:1時間1,000円、1日5,000円(1スペースあたり)
真ん中の壁を取り外して1つの大きな会議室として使用することもできます。
実際にわたしも、コワーキングスペースで数時間仕事をしてみました。
取材日は利用者が少なく、とても静かで集中して仕事ができました。利用した感想は「とても快適!」でした。これから時々利用しようと思います。
日によっては、いろいろな人が訪れて盛り上がっていることもあるようで、それも面白そうですね。
皆さんも、集中して仕事したいとき、あるいは島内外の人と交流してみたいとき、利用してみてはいかがでしょうか?
(新型コロナウィルス感染防止のため休館となっている日もあるので、事前に公式サイト等でご確認ください)
[基本情報]奄美市WorkStyle Lab Inno
住所:奄美市名瀬浦上町48番地1
電話: 0997-57-1410
営業時間:9:00〜19:00
休館日:日曜、祝日
駐車場:あり
URL:https://inno-amamiwork.jp/
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