観光
2021.06.25
【前編】人情味溢れる港町茂木、1日満喫コース
長崎市街地から車で20分の場所にある港町「茂木」は、長崎駅前から直行バスも出ており、アクセスも良好。ずっと残り続けてほしいと思う昔ながらのお店や歴史ある場所と、新しくできたオシャレで素敵なお店とが融合している町です。
今回はそんな茂木を1日満喫できるコースを前編・後編に分けてたっぷりご紹介。体験、食事、お土産を柱に茂木を散策してきました。まずは前編の体験と散策からスタート!
今回茂木をじっくり紹介したいと思ったきっかけが、以前「長崎市の港町茂木で体験できるステンドグラスのアクセサリー作り」の取材で訪れた際、魅力あふれる茂木の虜になったからです。
その際お世話になった「ガラス工房Amber」の黒川こずえさんが、今回茂木をアテンドして下さいました。
ネックレス、ピアス、イヤリングなどが、所要時間1時間半程度でできる「ステンドグラスのアクセサリー作り体験」の記事はこちら▼
https://feeljapan.net/kyushu/article/2021-04-06-5760/
[基本情報]ガラス工房Amber
住所:長崎県長崎市北浦町2694-11
電話: 090-5082-1115
営業時間:体験は要予約(10:00~、13:00~17:00ぐらいまで)
定員:2名~8名
料金:2,200円~
定休日:月曜、その他予約制
駐車場: 有り
URL:https://amberglass2019.shopinfo.jp/
https://www.instagram.com/glass_amber_/
今回紹介するお店や場所は、全て徒歩圏内。車で訪れた方も、車をとめて街並みや景色を眺めながら散策してみてくださいね。
そして茂木を散策される際に参考にして頂きたいのがこちら「茂木観光マップ」です。
可愛いイラストや写真付きで見やすく、茂木の魅力がギュッとつまった一冊になっています。今回紹介する店舗をはじめ、マップに載っている各店舗で手に入れることができます。
まずは「ふぐ問屋 漁師飯なかざき」で魚さばき すりみ体験
長崎はふぐの生産量、なんと日本一!そんな長崎の港町で、新鮮な魚や泳がし活トラふぐを味わうことができるお店が「ふぐ問屋漁師飯なかざき」。
こちらで「魚さばき すりみ体験」ができると聞き、やってきました。
いけすから水揚げされたばかりのトラふぐ。中﨑水産のトラふぐの美味しさの秘密は、餌切りして3日〜7日活かし込み、身をしまらせてから出荷していること。そうすることで、弾力の強い肉質で、コリコリ食感の最高のふぐになるそうです。
所要時間は2時間程度。早速「魚さばき すりみ体験」スタートです!
まずは五島産のきびなごをおびきます。(“おびく”とは長崎弁で、きびなごなどの小さな魚の骨やはらわたを、手でさばくという意味です)
包丁を使わず、手でおびいていくので、小さなお子さんでもチャレンジできます。頭と骨、身に分けていきます。
身の部分を、すり鉢ですります。
続いて、ふぐの皮をキッチンバサミで細かく切っていきます。
このくらいまで細かく切ればOK!
先ほどのきびなごとふぐの皮を合わせ、予め用意されたすり身と混ぜてすります。
好きな形に整えパン粉をまぶします。
好きな形に整えパン粉をまぶします。
表面の衣はサクサクで、中のすり身は驚くほどフワフワ食感!魚の旨味がギュッとつまったすり身の中に、ふぐの皮がプチプチとしていいアクセントになっています。
野菜スティックの付け合わせは、ふぐが練りこまれたふぐ味噌。甘く癖になる旨さのふぐ味噌は、購入も可能とのことです。ご飯のお供にもおすすめの逸品なので、是非お試しください。
併設している飲食店「漁師飯なかざき」では、ふぐで出汁をとったふぐダシうどんを食べることができます。
せっかくなので、きつねうどん450円(税込)を注文しました。甘みと旨味が感じられる優しい出汁が絶品!細めのうどんともよく合います。
ふぐは焼いて出汁をとることで、旨味がぎゅっとつまり香ばしさが増すのだそう。リピーターが多く、県外から食べにくる方が多いのも頷ける美味しさです。夜は予約制でコース料理も楽しめます。
[基本情報]ふぐ問屋漁師飯なかざき
住所:長崎県長崎市茂木町2188-13
電話: 095-836-0700
営業時間:体験は要予約(1週間前までに電話でご予約を)10:00スタートから予約可能
定員:4名~30名
体験料金:1人2,000円
定休日:不定休
駐車場: 有り
URL:https://instagram.com/fugu_no_nakazaki?igshid=jcscvxfgpjjr
歴史ある潮見崎十一面観音からの絶景と月見台
お腹が満たされたところで、「ふぐ問屋漁師飯なかざき」からすぐの場所にある、潮見崎十一面観音にお参りへ行きました。趣ある石畳の階段を登ります。
階段を登りきったところの右手にあるのが、潮見崎十一面観音のお堂です。宝永3年(1706年)に開山し、子育て・子授けの観音様として信仰されています。
取材で訪れた際も、地元の方々がお参りとお掃除に見えられており、大切に守られている場所なのだと感じました。
そして、こちらからの眺めがこの絶景。橘湾を一望できます。この日は生憎の雨上がりでしたが、天気の良い日は雲仙岳や天草まで見えるそう。
お堂の反対側に見えるのは月見台です。月見台は昔、灯りを立てて灯台の代わりとして使用されていたそうです。
港町茂木の1日満喫コース、前編は体験と散策を紹介しました。
体験や散策を通して、地元の方々の穏やかながら活気のある素敵な人柄や、ゆったりとした雰囲気と懐かしさを感じる街並みに癒されました。
後編は街歩きを交えながら、お土産と食事をご紹介します。
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