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2021.06.17

衝撃的な海の色に絶景の宝庫!地球の鼓動を感じる硫黄島(3)

衝撃的な海の色に絶景の宝庫!地球の鼓動を感じる硫黄島(3)

鹿児島県の種子島の西に位置する「硫黄島」への旅。

衝撃的な海の色に絶景の宝庫!地球の鼓動を感じる硫黄島(2)」の続編です。

絶景スポット!平家城展望台

絶景スポット!平家城展望台

硫黄島のシンボルでもある硫黄岳を一番近くから見られるのが、「平家城展望台」。

遠くから見てもパワーを感じる硫黄岳ですが、ここから見ると一層大きく荒々しい姿に圧倒されます。

中村勘三郎さんが硫黄島で演じた「俊寛」の像があります。

平家城展望台

平家城展望台からは、海底火山の噴火によって昭和9年~10年にかけて新たに出来上がった昭和硫黄島と、その向こうに隣の竹島が見えます。

もう一つの絶景スポット「希望の鐘」

飛行場

さらに絶景を求めて、鬼界カルデラの縁である岩壁の上まで向かいました。

途中、鹿児島からのセスナが着陸する飛行場があります。このあたりは高原のような平らな地形が広がり、牛が放牧されています。

牛に交じって、島ではおなじみの孔雀も歩いていました。

岬橋

港から見上げたときに見えた「岬橋」に到着。視界いっぱいに広がる海と真っ赤な橋。天気が良いと正面に屋久島が見えるそうです。この先に「恋人岬展望台」があります。

が、写真を撮ろうと車から出た途端に、体ごと吹き飛ばされそうな強風。

岬橋の手前でこれですから、この地形を考えると橋の上を渡れる気がせず、今回は恋人岬には辿り着けずに戻ってきました。

希望の鐘

岬橋の手前には「希望の鐘」があり、鐘を鳴らして、3回鐘の音が響き渡れば希望が叶うそうです。

衝撃的な海の色に絶景の宝庫!地球の鼓動を感じる硫黄島(1)

ここから見る硫黄岳と集落、港の景色も絶景でした。まさに島全体パワースポットという気配がムンムンに漂っています。

硫黄島観光のメインスポット「東温泉」

衝撃的な海の色に絶景の宝庫!地球の鼓動を感じる硫黄島(3)

硫黄島観光のクライマックスとも言って良いのが「東温泉」。自然の温泉が自噴している東温泉は、村が管理している無料の温泉。いわゆる野湯(のゆ、やとう)です。

男女混浴で、仕切りは何もありません。入るときは水着を着用しましょう。

3台ほどの駐車スペースはあり、温泉のそばに石を積み上げた更衣室のようなものがあります。

硫黄島観光のメインスポット「東温泉」

海に面した石を積んでせき止めて作った湯舟が3つあり、上から徐々に温度が下がっていきます。日によって温度が変わるらしいですが、この日は真ん中が42度くらいでちょうど良かったです。

温泉水の色が衝撃的な、濃いエメラルドグリーン

温泉水の色が衝撃的な、濃いエメラルドグリーン!

この色は温泉水でも生息することのできるシアノバクテリアというバクテリアの色だそうです。

温泉は、なんとpH1.7前後の強酸性の硫黄ミョウバン泉。日本で1,2を争う強酸性ではないでしょうか。皮膚疾患にも効くと言われていますが、肌の弱い人は肌がピリピリするので、気を付けた方が良いです。また、顔を洗ったり飲んだりしてはいけません。

温泉から上がったら宿に戻ってシャワーを浴び、温泉水を落としましょう。

温泉のすぐ下の岩には波荒々しくが打ち付け、すごい秘境感

温泉のすぐ下の岩には荒々しく波が打ち付け、すごい秘境感。潮位が高いときは温泉が波をかぶってしまうので入れないそうです。

海には温泉からあふれた緑色のお湯が流れていき、海水と混じって乳白色に近いコバルトグリーンに変わります。フェリーから見えた白っぽい色の海水はこの色でした。

海に落ちていく夕陽を見ながらゆったりと温泉につかるのも最高

昼間はダイナミックな景色を見ることができますが、海に落ちていく夕陽を見ながらゆったりと温泉につかるのも最高です。

打ち寄せる波の音を聞き、絶景を眺めながら入る東温泉。全国の温泉マニアが憧れる気持ちが分かります。

港にあるカフェ&観光案内所

島カフェ カルデラハウス

島の飲食店は港にある「島カフェ カルデラハウス」の1軒だけ。曜日を限定してランチやディナーの営業を行なっています。お土産物は、このお店か船の切符売り場横の売店「歩(さるく)」が便利です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入店に際し、諸制限が設けられることがあります。

営業時間は変わる可能性があるので、電話などで確認してから行きましょう。

出港

硫黄島の魅力を堪能して、いよいよ出港のとき。

硫黄島学園の子ども達のジャンベとアフリカン・ダンス、そしてお世話になった島の人たちに見送られながら、島をあとにしました。

地球の息吹が感じられ、地形も文化も歴史も、興味深いことが盛りだくさんの硫黄島。一般の人も自由に入島できるようになったら、ぜひ訪れてみてください。

[基本情報]
三島村公式サイト
http://mishimamura.com/

フェリーみしま
http://mishimamura.com/ferry/

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子
東京出身。2012年から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。 奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です! このライターの記事一覧

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